成果が出ない営業活動に、
悩んでいませんか?

SEO業者の選び方とは?おすすめ15社・費用相場・注意点をわかりやすく解説

SEO業者へ相談したいものの、「会社ごとの違いが分からない」「料金だけで選んで失敗したくない」と感じるWeb担当者は少なくありません。

SEO会社によって、戦略設計、記事制作、テクニカルSEO、被リンク施策、CVR改善、LLMO・AIO対策まで支援範囲が大きく異なるためです。

SEO業者選びで重要なのは、知名度や月額料金ではなく、自社の課題と依頼先の得意領域が一致しているかを確認することです。

分析だけを任せたいのか、記事制作やWordPress入稿まで依頼したいのか、技術実装まで必要なのかによって、適した会社は変わります。

この記事では、SEO業者へ依頼できる業務、おすすめ15社、失敗しにくい選び方、費用の考え方、注意したい業者の特徴、商談で確認する質問、契約後の進め方まで整理します。

生成AI検索が広がる2026年を想定し、LLMO・AIO対応を見る際の判断軸も解説します。

読み終えれば、複数のSEO会社を同じ基準で比較し、自社が何を外注し、どこを社内で担うべきかを判断しやすくなります。

この記事の内容

SEO業者とは?まず依頼できる5つの業務を整理する

SEO業者は、Googleなどの検索エンジンから自社サイトへの流入を増やし、問い合わせ・資料請求・購入・商談などの成果につなげるための支援を行う会社です。

ただし、すべての会社が同じ範囲を担当するわけではありません。

依頼先を比較する前に、代表的な支援領域を把握しておくと、見積もりの違いを判断しやすくなります。主な業務は次の5つです。

  • SEOコンサルティング
  • コンテンツSEO・SEO記事制作
  • テクニカルSEO・内部対策
  • 外部対策・被リンク支援
  • LLMO・AIO対策

1.SEOコンサルティング

SEOコンサルティングでは、サイトの現状を調査したうえで、事業目標から逆算して施策の優先順位を設計します。

代表的な業務は、競合分析、キーワード設計、既存記事の評価、サイト構造の見直し、KPI設計、月次レポートなどです。

検索順位を上げる施策だけでなく、どの検索ユーザーを集め、どのページから問い合わせにつなげるかまで設計できる会社もあります。

注意したいのは、コンサルティング費用に実装作業が含まれるとは限らない点です。改善指示書を受け取っても、WordPress修正、内部リンク追加、記事制作、構造化データの実装などを自社で進める必要がある契約もあります。

提案後に誰が手を動かすのかまで確認し、社内リソースに合う契約を選びましょう。

2.コンテンツSEO・SEO記事制作

コンテンツSEOでは、検索ユーザーの疑問や課題に答える記事やページを作り、自然検索からの流入や問い合わせを増やします。

キーワード調査、記事構成、執筆、編集、監修、図解制作、WordPress入稿、公開後のリライトまで一括対応する会社もあれば、執筆のみを請け負う会社もあります。

比較するときは、記事単価や文字数だけでは不十分です。

検索意図の分析方法、自社独自の事例や一次情報をどう入れるか、専門家監修やファクトチェックを誰が行うかまで確認してください。

新規記事を増やすだけでなく、既存記事の統合・削除・リライトを提案できるかも重要です。

コンテンツ数が増えるほど、似た検索意図の記事同士が競合するカニバリへの対応力が差になります。

3.テクニカルSEO・内部対策

テクニカルSEOは、検索エンジンがサイトをクロール・インデックスしやすい状態に整える施策です。

canonical、robots.txt、XMLサイトマップ、内部リンク、パンくず、ページ速度、JavaScript、モバイル対応、構造化データなどが対象になります。

特にEC、求人、不動産、ポータルサイトなどURL数が多いサイトでは、記事制作だけでは解決できない技術課題が生じやすくなります。

業者を選ぶ際は、自社と近いサイト規模・構造の支援経験があるか、エンジニアと連携できるか、修正後の検証まで契約に含むかを確認しましょう。

診断のみで終了する場合は、自社側で開発工数が必要です。課題発見・要件定義・実装・検証のどこまで任せられるかを分解して比較すると、総コストを判断しやすくなります。

4.外部対策・被リンク支援

外部対策は、第三者サイトからの被リンクやブランド言及を増やし、Web上での信頼性や認知を高める施策です。

独自調査、導入事例、無料ツール、寄稿、広報活動、業界メディアとの連携など、第三者が自然に紹介したくなる情報を作る方法があります。

一方で、順位操作だけを目的にリンクを売買したり、自動生成サイトから大量のリンクを付けたりする手法にはリスクがあります。

被リンク施策を提案された場合は、「何本増やすか」ではなく、どの媒体から、どのような理由で獲得するのかを確認してください。

第三者ツールの指標だけに頼らず、サイトの関連性、運営実態、獲得経路まで説明できる会社を選ぶことが大切です。

5.LLMO・AIO対策

ChatGPT、Gemini、Perplexity、GoogleのAI機能などを使って商品や会社を調べる行動が増えたことで、LLMO・AIO・GEOと呼ばれる生成AI検索向けの支援も広がっています。

主な施策は、AI上のブランド言及・引用状況の調査、質問やプロンプトの設計、企業情報やサービス情報の整理、一次情報の拡充、第三者メディアでの露出などです。

ただし、単一の設定だけでAI回答への掲載を保証することはできません。

SEOと共通するクロール・サイト構造・コンテンツ品質・ブランド情報を土台にしたうえで、AI上の言及や引用を別の指標として観測する必要があります。

業者を選ぶ際は、対象AI、計測する質問数、レポート頻度、追加施策の範囲まで具体的に確認しましょう。

SEO業者への依頼が向いている企業

SEOは必ず全面外注する必要はありません。

社内の人員・知識・制作体制によって、内製、一部外注、全面外注の最適解が変わります。まずは自社がどの状態に近いかを整理しましょう。

運用方法 向いている企業 メリット 注意点
内製 SEO担当者と制作・開発リソースがある ノウハウが社内に残りやすい 学習・分析・制作の工数が必要
一部外注 特定領域だけ専門性や人手が不足している 社内知見と外部ノウハウを組み合わせられる 役割分担が曖昧だと施策が止まる
全面外注 SEO専任者がおらず実行まで任せたい 戦略から実行まで進めやすい 丸投げすると知識が残りにくい

SEO専任者がいない企業

Web担当者が広告、SNS、CRM、サイト更新など複数業務を兼務している企業では、SEOの調査や改善を継続するのが難しくなりがちです。

キーワード選定、競合調査、記事制作、サイト改善、計測までを一人で担当すると、緊急度の高い別業務に押されてSEOが後回しになるケースがあります。

SEO業者へ依頼すれば、現状分析やロードマップ設計を外部へ任せ、自社担当者は意思決定や一次情報の提供に集中できます。

ただし、商品の強み、顧客像、営業現場の声などは外部会社だけでは把握できません。月次ヒアリングや事例共有の場を用意し、自社にしかない情報を外部へ渡す仕組みを作ることが成果につながります。

改善案は出るが実装まで進まない企業

SEOコンサルティングを契約しても、改善指示書やレポートだけが増え、実際の修正が進まない企業があります。

SEOは提案しただけでは検索結果もユーザー行動も変わりません。タイトル変更、内部リンク、記事公開、テンプレート修正などを実際に反映して初めて検証が始まります。

社内に制作・開発リソースが少ない場合は、WordPress入稿、記事制作、制作会社へのディレクション、実装確認まで対応できる会社を優先するとよいでしょう。

商談では「改善案の承認後、誰がいつ実装するのか」「実装後のチェックは契約範囲か」を確認してください。提案力だけでなく実行力を比較することが重要です。

検索流入を問い合わせや売上につなげたい企業

SEOでアクセスが増えても、問い合わせや売上が伸びないことがあります。

情報収集目的のキーワードに偏っている、記事からサービスページへ移動できない、CTAの内容が検索意図と合っていない、フォームが入力しにくいなど、流入後の導線に問題があるためです。

このような企業は、順位改善だけでなく、キーワード戦略、内部リンク、サービスページ、CTA、フォームなどを横断して改善できる会社が向いています。

BtoBではGA4やSearch Consoleだけでなく、CRM・SFAとつなぎ、問い合わせ、有効商談、受注まで評価できると理想です。順位ではなく事業成果まで見る会社かを確認しましょう。

SEO業者おすすめ15社を比較

ここでは、元記事で比較対象として取り上げられている15社を、支援領域と向いている企業の観点から整理します。掲載順は優劣を示すランキングではありません。

自社の課題に近い会社から比較してください。

会社名 主な特徴 向いている企業
and media株式会社 BtoB、SEO記事制作、CV改善、LLMO 検索流入から問い合わせ・商談まで改善したい
株式会社LANY SEO、CRO、コンテンツ、LLMO 流入とCVRを横断して改善したい
株式会社PLAN-B 戦略、テクニカル、コンテンツ、CVR SEO課題が複数領域にまたがる
ナイル株式会社 SEOコンサル、サイト改善、コンテンツ 長期の伴走支援を求める
アユダンテ株式会社 テクニカルSEO、分析、広告連携 大規模・複雑なサイト
株式会社JADE 検索、広告、データ分析 高度な検索マーケティング支援が必要
株式会社Faber Company ミエルカSEO、内製化、GEO ツールと伴走支援を組み合わせたい
株式会社ウィルゲート SEO、コンテンツマーケティング オウンドメディアを継続強化したい
サクラサクマーケティング株式会社 SEOコンサル、記事制作 コンテンツSEOを継続したい
株式会社NEXER SEO、CRO、外部評価、実装 改善案だけでなく実装まで任せたい
株式会社eclore ランクエスト、SEO実行支援 社内リソースが少ない
株式会社ジオコード SEO、コンテンツ、Web制作、AIO・LLMO Web施策をまとめて相談したい
株式会社メディアリーチ SEO、海外SEO、DB型、LLMO・AIO SEOとAI検索を一体で進めたい
株式会社ニュートラルワークス SEO、Web制作、デジタルマーケティング サイト制作とSEOを同時に見直したい
株式会社フルスピード 長期SEO支援、内部改善、コンテンツ 支援歴と複数専門職の体制を重視

1.and media株式会社

and media株式会社は、SEO・コンテンツマーケティング・LLMOを中心にBtoB企業のWeb集客を支援しています。

SEOコンサルティングだけでなく、記事制作、オウンドメディア運用、リライト、被リンク施策、CVR改善まで相談できるため、分析だけではなく実行まで進めたい企業が比較しやすい会社です。

生成AI検索向けにはandLLMOを提供し、複数のAIサービスでの推薦・引用状況やサイト・ブランド情報の改善を扱っています。

SEOとAI検索を別々に発注せず、リード獲得まで一体で設計したい場合に候補になります。

2.株式会社LANY

株式会社LANYは、SEOコンサルティングを軸に、コンテンツ制作、オウンドメディア運用、CRO・CVR改善、LLMOなどを展開しています。

検索順位だけでなく、流入後のコンバージョン改善まで視野に入れたい企業に適した比較候補です。

記事型メディアだけでなく、BtoBサイトやデータベース型サイトなど複数タイプの支援を扱っています。

将来的にSEOを内製する場合は、分析方法や判断基準をどこまで共有してもらえるかも確認するとよいでしょう。

3.株式会社PLAN-B

株式会社PLAN-Bは、SEOコンサルティング、コンテンツライティング、広告などデジタルマーケティングを幅広く支援しています。

SEO戦略、キーワード設計、テクニカルSEO、コンテンツ、CVR改善などを横断して相談できるため、課題が一つに限定されない企業が検討しやすい会社です。

BtoB、EC、ポータルなど複数のサイトタイプに対応しています。支援範囲が広い分、月額費用の中で毎月どの作業を実行するのかを契約前に明確にしておくことが重要です。

4.ナイル株式会社

ナイル株式会社は、SEOコンサルティングやコンテンツ制作を長期にわたり提供してきた会社です。

サイト分析、戦略設計、コンテンツ、改善施策を幅広く扱うため、すでにSEOへ取り組んでいるものの成果が頭打ちになっている企業も比較しやすいでしょう。

会社全体の実績が豊富でも、自社案件へ実際にアサインされる担当者の経験は別に確認する必要があります。

商談では、近い業界・サイトタイプの経験、実装範囲、担当者の役割を具体的に質問してください。

5.アユダンテ株式会社

アユダンテ株式会社は、SEOコンサルティングに加え、Google Analytics、Googleタグマネージャー、運用型広告、BIなど検索とデータ分析の領域を幅広く支援しています。

EC、求人、ニュース、データベース型サイトなど、URL数が多く技術課題が複雑なサイトでは特に比較候補になります。

クロール、インデックス、JavaScriptなど記事制作だけでは解決できないテーマを扱いたい企業は、自社と近い規模・構造のサイト経験、開発会社との連携方法、実装後の検証範囲を確認しましょう。

6.株式会社JADE

株式会社JADEは、検索エンジンマーケティング、広告、データ分析などを専門領域とする会社です。

SEOを単純な順位対策ではなく、検索環境、技術、データを含む広い観点から分析したい企業が比較しやすい選択肢です。

社内にSEO担当者がいて基本施策は実行できているものの、複雑な技術課題や流入の伸び悩みを専門家と深く分析したい場合にも向いています。

著名な専門家の存在だけでなく、実際の担当者、コミュニケーション頻度、実行支援の範囲まで確認してください。

7.株式会社Faber Company

株式会社Faber Companyは、SEOプラットフォーム「ミエルカSEO」の開発・提供とSEOコンサルティングを行っています。

ツールによる分析に加え、学習コンテンツや伴走支援を組み合わせ、社内にSEOノウハウを蓄積したい企業が比較しやすい会社です。

生成AI検索でのブランド露出を可視化するサービスも展開しています。一方、ツールを導入しても分析・改善の時間を確保できなければ活用しきれません。

自社で運用できるのか、コンサルティングまで必要なのかを事前に整理しましょう。

8.株式会社ウィルゲート

株式会社ウィルゲートは、SEOやコンテンツマーケティング領域で長くサービスを展開しています。

コンテンツ制作とSEOコンサルティングを中心に、Web集客やオウンドメディア運用を支援してきた実績があります。

記事制作を外注する場合は、月間本数だけでなく、キーワード戦略、検索意図分析、専門テーマへの対応、取材・監修、一次情報、公開後のリライトまで確認してください。

コンサルティングと制作を同時に依頼するなら、分析内容が制作現場へどう共有されるかも重要な比較ポイントです。

9.サクラサクマーケティング株式会社

サクラサクマーケティング株式会社は、SEOコンサルティングとコンテンツ制作を中心にWeb集客を支援しています。

サイト分析、キーワード選定、SEO記事制作など、オウンドメディアやサービスサイトの自然検索流入を改善したい企業が比較しやすい会社です。

記事制作では、構成・執筆だけでなく、専門分野の監修、一次情報、内部リンク、WordPress入稿、公開後のリライトまで含むかを確認しましょう。

月間本数より、品質管理や既存記事改善の比率を見ることが大切です。

10.株式会社NEXER

株式会社NEXERは、SEOコンサルティングを中心に、テクニカルSEO、コンテンツ改善、CRO、外部評価の獲得などを支援しています。

必要に応じて実装まで相談できるため、社内にエンジニアや制作担当が少なく、改善指示だけ受け取っても手が動かない企業が比較しやすい会社です。

metaタグや構造化データ、リダイレクトなどの技術要件に加え、UI・UX改善や外部評価の獲得まで検討できます。契約時はどの作業が標準範囲かを確認してください。

11.株式会社eclore

株式会社ecloreは、SEOサービス「ランクエスト」を運営しています。

SEOコンサルティングと記事制作を中心に、改善提案だけでなく実行まで対応する支援を打ち出しており、社内リソースが限られている企業が比較しやすいサービスです。

専属コンサルタントに加え、ライティングや編集の体制を持ち、コンテンツ制作と内部対策を含めて進められます。

全面外注する場合でも、顧客像や商品の強みまで外部へ丸投げせず、自社情報を提供する体制を残すことが重要です。

12.株式会社ジオコード

株式会社ジオコードは、SEO対策、コンテンツ、オウンドメディア、Web制作などを幅広く支援しています。

従来SEOに加えてAIO・LLMOといったAI検索向けの支援も明示しているため、複数のWeb課題をまとめて相談したい企業が比較しやすい会社です。

支援領域が広い会社ほど、自社に必要な施策と不要な施策を切り分ける必要があります。

商談では、最優先課題は何か、SEO・制作・AI検索の各施策がどのKPIに影響するのかを具体的に説明してもらいましょう。

13.株式会社メディアリーチ

株式会社メディアリーチは、SEO・AIO・LLMOを専門に支援し、SEO戦略、テクニカルSEO、コンテンツ、被リンク、海外SEO、データベース型サイトSEOなど幅広い領域を扱っています。

AI検索でも、調査・戦略策定や内製化支援などを提供しているため、従来SEOと生成AI検索を一体で相談したい企業に向いています。

海外サイトや大規模DB型サイトでは、担当者の経験やエンジニアとの連携体制が重要です。公開料金がある場合でも、実際の支援範囲を必ず見積書で確認してください。

14.株式会社ニュートラルワークス

株式会社ニュートラルワークスは、SEOを含むデジタルマーケティングやWeb制作を支援しています。

検索流入だけでなく、サイト制作や広告を含めてWeb戦略全体を見直したい企業が比較しやすい会社です。

特にサイトリニューアルとSEOを同時に進める場合は、URL変更、リダイレクト、既存ページの評価引き継ぎなどを公開前に設計する必要があります。

制作会社としての機能が広い場合でも、誰がSEO分析を担当し、どの程度のリソースをSEOへ割くのかを確認しておきましょう。

15.株式会社フルスピード

株式会社フルスピードは、長期にわたりSEOサービスを提供している会社です。サイト調査、SEO戦略、内部改善指示、コンテンツ制作、定例報告、効果検証など幅広い支援を案内しています。

必要に応じてWebアナリスト、UI・UX、コンテンツなど複数の専門領域と連携できる体制も比較材料です。

支援歴の長さは安心材料の一つですが、成果を左右するのは実際の担当者と運用体制です。契約前に担当予定者の経験、チーム構成、毎月の成果物まで確認してください。

失敗しないSEO業者の選び方7つ

SEO業者を比較するときは、会社規模や料金だけでなく、自社の課題を解決できるかを同じ基準で確認する必要があります。

特に次の7項目をそろえて比較すると、営業トークに左右されにくくなります。

1.自社に近い支援実績があるか確認する

「SEO実績が豊富」というだけでは、自社と相性がよいか判断できません。

BtoBサービス、EC、求人、不動産、比較サイトでは、狙う検索意図、ページ構造、CV地点、技術課題が異なるためです。事例を見るときは、流入増加だけでなく、どの課題に何を実施し、どのくらいの期間で、CVや売上にどう影響したかを確認してください。

守秘義務で社名が出せない場合でも、匿名で業種、サイト規模、施策内容を説明できることがあります。実績の数より、自社へ応用できる経験があるかを重視しましょう。

2.契約後に担当する人を確認する

営業担当の提案が魅力的でも、契約後は別のコンサルタントが担当する場合があります。

SEOは継続的な分析と意思決定が必要なため、会社名だけでなく、実際に担当する人物の経験や得意領域が重要です。

商談では、担当予定者のSEO経験、得意なサイトタイプ、同業界での経験、担当案件数、定例会への参加者を質問しましょう。

記事制作やテクニカルSEOを別チームが担当するなら、情報共有方法も確認します。可能であれば契約前に実務担当者と話し、説明の分かりやすさや相性まで確認すると安心です。

3.提案だけか実装まで対応するかを見る

SEOコンサルティングには、改善案の提示までの契約と、記事制作やサイト修正まで含む契約があります。

同じ月額料金でも、実際に手を動かす範囲が違えば費用対効果は変わります。たとえば内部リンク追加やページ速度改善を提案されても、社内に実装担当者がいなければ施策は止まります。

記事構成、執筆、入稿、タイトル変更、構造化データ、エンジニア向け要件定義、実装確認のうち、どこまで料金に含むかを確認してください。提案品質と実行体制を分けて評価することが大切です。

4.施策の理由とリスクを説明できるか確認する

信頼できるSEO業者は、「これをやれば順位が上がる」と結論だけを伝えるのではなく、なぜ必要なのか、何を改善したいのか、どの指標を見るのかを説明できます。

ツールのスコアが低い、競合より被リンクが少ないといった理由だけで施策を決めるのは不十分です。

施策の目的、優先順位、実装コスト、期待する指標、リスクまで確認しましょう。SEOツールは分析に役立ちますが、Googleの内部ランキングデータそのものではありません。

公式情報や事業状況も踏まえて判断できる会社を選ぶことが重要です。

5.順位以外のKPIまで見ているか確認する

検索順位や自然検索セッションだけをKPIにすると、SEO投資が事業成果へつながっているか判断しにくくなります。

BtoBなら、表示回数、クリック、セッション、CTAクリック、問い合わせ、有効商談、受注まで段階的に追えると理想です。

商談では月次レポートのサンプルを見せてもらい、数字を並べるだけでなく、変化の原因と次の施策まで説明しているかを確認しましょう。

SEOの成果には季節性、広告、指名検索、営業活動も影響するため、すべてをSEOの成果と断定しない会社の方が信頼しやすいです。

6.料金と契約条件を作業単位で比較する

SEO業者の見積もりは、月額の総額だけで比べないでください。

同じ金額でも、分析と定例会だけの契約、記事制作を含む契約、テクニカルSEOの要件定義まで含む契約では価値が異なります。

最低契約期間、初期費用、追加調査費、記事修正回数、ミーティング回数、途中解約、成果物の著作権、GA4・Search Console・SEOツールのアカウント所有権まで確認しましょう。

複数社へ同じ要件を伝え、「1か月に何が納品され、誰がどこまで動くか」を比較すると料金差の理由が分かりやすくなります。

7.LLMO・AIOへの考え方を確認する

LLMO・AIO対応を掲げるSEO業者は増えていますが、「対応可能」という表記だけでは支援内容を判断できません。

対象AI、追跡する質問・プロンプト数、計測頻度、レポート内容、サイト改善やコンテンツ制作の範囲を確認してください。

また、構造化データや特定ファイルの設置だけでAI回答への掲載を保証する説明には注意が必要です。

SEOとLLMOで共通するクロール、サイト構造、一次情報、ブランド情報と、AI向けに追加する計測・改善を分けて説明できる会社なら、二重投資を避けやすくなります。

契約前に注意したいSEO業者の5つの特徴

SEOは結果が出るまで時間がかかり、発注側から施策の良し悪しを判断しにくい領域です。次のような説明や提案があった場合は、契約前に根拠とリスクを確認してください。

1.検索順位を保証する

「必ず1位にする」「数か月で1ページ目を保証する」といった説明には注意が必要です。

SEOは競合の改善、検索意図、アルゴリズム、サイト状態など多くの要因に左右されるため、特定順位を確実に保証することはできません。

信頼できる会社は、現在の課題、実施予定の施策、想定する期間、確認する指標、リスクを説明します。成果を断言する会社より、仮説と検証方法を明確にする会社を選びましょう。

2.施策内容や理由を説明しない

「独自ノウハウなので説明できない」「すべて任せればよい」と、具体的な作業内容を明らかにしない会社にも注意が必要です。

営業秘密としてロジックのすべてを開示できない場合はありますが、自社サイトに何を変更するのか、なぜ必要なのかまで不明な契約は避けた方が安全です。

内部対策、記事制作、外部対策など、各施策の目的と作業内容を確認してください。専門用語だけで押し切らず、発注側にも分かる言葉で説明できるかも判断材料です。

3.不自然な被リンクを大量に増やす

被リンクはSEOに関係する重要な要素ですが、数だけを増やせばよいわけではありません。

検索順位を操作する目的でリンクを購入したり、大量の相互リンクや自動生成リンクを作ったりする方法にはリスクがあります。

被リンク施策を提案されたら、「どのような媒体から」「どのような理由で」「何を提供して」リンクを獲得するのかを質問しましょう。

独自調査、事例、寄稿、PRなど参照される理由を作る施策と、運営実態の不明なサイトからリンクを買う施策は分けて考える必要があります。

4.事業についてほとんど質問しない

SEOの目的は検索順位そのものではなく、最終的に問い合わせ、売上、採用などの事業成果につなげることです。

そのため、商品、顧客像、競合、利益構造、営業プロセス、CV地点をほとんど聞かず、記事本数や検索ボリュームだけで提案する会社には注意してください。

検索需要が大きくても、自社の顧客にならない人を集めれば投資効果は下がります。初回商談で「誰から、どのような問い合わせを増やしたいか」まで深掘りする会社か確認しましょう。

5.記事本数だけを成果として扱う

「毎月何本納品するか」は契約内容として分かりやすい指標ですが、記事本数そのものはSEO成果ではありません。

重要なのは、どの検索意図をカバーし、どのページを経由して問い合わせや購入へつなげるかです。類似記事を増やし続けると、検索意図が重複してカニバリが起こることもあります。

新規記事だけでなく、既存記事のリライト、統合、削除をどう判断するか確認してください。生成AIで制作量を増やしやすい時代ほど、一次情報、専門性、品質管理、事業との関連性が重要です。

SEO業者へ依頼する場合の費用の考え方

SEOの料金は、サイト規模、支援範囲、担当人数、実装の有無で大きく変わります。

元記事では、公開料金を確認するとSEOコンサルティングは月額20万円台から50万円以上、記事制作は1記事数万円から10万円以上まで幅があると整理されています。

ただし、これは公的な業界平均ではなく、公開料金から見た一例です。

金額だけで「相場」を決めず、何の作業が料金に含まれるかを確認することが重要です。

支援内容 料金体系の例 主な作業
SEO診断・スポット分析 単発見積もり サイト分析、課題抽出、改善指示
SEOコンサルティング 月額契約 戦略、分析、施策提案、定例会
SEO記事制作 記事単価・月額 KW選定、構成、執筆、監修、入稿
テクニカルSEO 月額・プロジェクト クロール、インデックス、サイト構造改善
オウンドメディア運用 月額契約 戦略、制作、分析、リライト
LLMO・AIO 月額+施策費など AI露出調査、質問設計、ブランド情報改善

SEOコンサルティングの費用

SEOコンサルティングは継続的な月額契約が多く、元記事では公開料金に月額20万円台から50万円以上の幅があると整理されています。

大規模サイトや複雑なテクニカル課題、制作や実装を含む場合はさらに高額になるケースがあります。

料金差が生まれる主な理由は、担当人数、分析工数、記事制作の有無、技術支援、会議頻度、実装範囲です。

月額だけで安い・高いを判断せず、毎月どの成果物が出るのか、誰が何を担当するのかを確認してください。

改善指示だけを受け取る契約では、自社のWeb担当者やエンジニアにも工数が発生します。外注費と社内工数を合わせた総コストで比較すると、実際の費用対効果を判断しやすくなります。

SEO記事制作の費用

SEO記事制作は、1記事単位または月間本数で料金が設定されるケースが多く、元記事では公開料金に1記事数万円から10万円以上まで幅があるとされています。

専門性が高いテーマでは、取材、専門家監修、図解、厳密なファクトチェックなどが追加されるため、さらに費用がかかる場合があります。

価格差は、キーワード選定、構成、執筆だけでなく、WordPress入稿、内部リンク、CTA設計、画像、公開後のリライトまで含むかによって生まれます。

安価な記事制作を選んでも、自社で大幅な修正が必要なら総工数は増えます。文字数より、成果に必要な工程がどこまで含まれているかを確認しましょう。

テクニカルSEO・サイト診断の費用

サイト診断やテクニカルSEOは、単発監査として依頼する方法と、月額コンサルティングの中で継続的に行う方法があります。

費用はURL数、サイト構造、JavaScriptの利用、CMS、データベースの複雑さなどによって変わります。

EC、求人、不動産、メディアなどページ数が多いサイトでは、クロールやインデックス、重複URL、テンプレート単位の問題を調べる工数が大きくなります。

診断と実装が別料金の場合もあるため、「課題発見」「要件定義」「コード修正」「修正後の検証」を分けて見積もりましょう。

自社にエンジニアがいるなら監査と要件定義だけを外注するなど、必要な範囲に絞ることで費用を調整できます。

オウンドメディア運用代行の費用

オウンドメディア運用代行では、SEO戦略、キーワード選定、記事制作、入稿、リライト、アクセス解析、CV改善までまとめて依頼するため、記事制作だけを発注するより月額費用が高くなる傾向があります。

一方、社内にSEOディレクターや編集長を置かなくても制作・分析・改善を一つの流れで進めやすい点がメリットです。

比較するときは月間記事本数だけでなく、既存記事の改善本数、定例会、レポート、取材、画像、CMS入稿、内部リンク、CTA改善まで確認してください。

新規メディア立ち上げでは、サイト設計やキーワードマップ作成など初期工程が別途必要になる場合もあります。

LLMO・AIO対策の費用

LLMO・AIOは比較的新しい領域で、料金体系は統一されていません。

AI上のブランド露出を調査するだけのプラン、SEOコンサルティングのオプション、質問設計・サイト改善・コンテンツ・外部露出まで含む包括支援など、内容が大きく異なります。

比較するときは、「LLMO対応」という名称ではなく、対象AI、質問数、計測頻度、制作物、外部露出施策、SEO支援と重複する範囲を確認してください。

AI上の推薦や引用を確実に保証することは難しいため、AI露出だけでなく指名検索・流入・問い合わせまで費用対効果を検証できるかを見ることが重要です。

SEO業者へ相談する前に準備したい4つのこと

複数社から提案を受ける場合は、発注側の前提条件をそろえると比較しやすくなります。

「SEOを強くしたい」という相談だけでは、各社が異なる前提で見積もるため、価格差や支援内容の違いを判断できません。

1.SEOで達成したい事業目標を決める

まず検索順位ではなく、SEOで何を達成したいかを決めます。BtoBなら問い合わせや有効商談、ECなら自然検索経由の売上など、最終成果に近い指標を設定すると施策の優先順位を判断しやすくなります。

数値目標をまだ決められない場合でも、「新規顧客を増やしたい」「特定業界から問い合わせが欲しい」「採用応募を増やしたい」といった方向性は共有できます。

目的が曖昧だと、検索ボリュームの大きいキーワードで順位を上げること自体が目的になりやすいため、事業目標から逆算してKPIを設計してもらいましょう。

2.現在のサイトデータを整理する

GA4、Google Search Console、過去の順位推移、問い合わせ件数など、現在のSEO状況が分かるデータを整理しておきます。

過去に他社へ依頼していた場合は、実施した施策、公開記事、被リンク施策、サイトリニューアル履歴なども共有できると原因分析が進みやすくなります。

ただし、契約前から必要以上の権限を渡す必要はありません。監査段階では必要な範囲に権限を限定し、正式契約後に実装権限を追加するなど、段階的に管理すると安全です。

3.外注範囲と社内で担当する範囲を決める

SEO業者へ何を任せ、何を社内で担当するかを整理してください。

戦略と分析だけ外注して記事は社内で作る方法もあれば、記事制作とWordPress入稿まで外注し、専門監修だけ自社で行う方法もあります。

全面外注は社内工数を減らしやすい一方、費用が上がり、判断ノウハウが残りにくい場合があります。

逆に改善指示だけを外注しても、実装担当者がいなければ施策は進みません。分析、コンテンツ、開発、計測のどこに不足があるかを書き出しましょう。

4.予算と社内工数をセットで考える

SEO予算は外注費だけでなく、社内で投入できる時間も含めて考える必要があります。

コンサルティングへ費用を払っても、定例会へ参加できない、記事監修が遅れる、エンジニアが修正できない状態では施策速度が落ちます。

金額だけでなく、Web担当者、技術監修者、エンジニアが月にどの程度稼働できるかまで整理しましょう。

社内リソースが少ないなら実装まで任せられる会社、専門家がいるなら制作だけ外注するなど、予算と体制をセットで設計してください。

SEO業者との商談で確認したい質問

会社ごとの違いを見抜くには、複数社へ同じ質問をする方法が有効です。回答内容だけでなく、具体性、根拠、リスクの説明、担当者の理解度まで比較してください。

質問 確認したいこと
自社に近い業種・サイトタイプの事例はありますか? 経験の再現性
契約後の担当者は誰ですか? 営業と実務担当の違い
最初の90日で何をしますか? 施策の具体性
実装はどこまで担当しますか? 社内工数
成果を何で測りますか? 順位以外のKPI
被リンクはどのように獲得しますか? スパムリスク
生成AIをどの工程で使いますか? 品質管理
LLMO・AIOは何を計測しますか? AI施策の具体性
解約時のデータやアカウントはどうなりますか? 契約リスク

実績について聞く

実績は「成果が出た事例がありますか」とだけ聞くのではなく、自社に近い条件へ絞って質問します。

BtoB SaaS、EC、YMYL、大規模DB型サイト、サイトリニューアルなど、課題に近い案件の経験を確認してください。

成果も順位だけでなく、流入、CV、商談、売上のどこまで計測したかを見ると、支援の深さが分かります。

守秘義務で社名を出せない場合は、匿名で業界、規模、期間、施策を説明できるか確認しましょう。成功事例だけでなく、うまくいかなかった案件で原因をどう分析したか聞くのも有効です。

施策の進め方について聞く

「最初の3か月で何をするか」「キーワードの優先順位をどう決めるか」「既存記事と新規記事をどう判断するか」など、進め方を具体的に質問してください。

SEOでは改善候補が多数見つかることがありますが、すべてを同時に実行できるわけではありません。

事業インパクト、実装コスト、SEO上の重要度を踏まえて優先順位を付けられる会社かを見ます。

独自ノウハウを理由に具体策をほとんど説明しない会社より、施策の根拠と順番を説明できる会社の方が比較しやすくなります。

担当者とチーム体制について聞く

契約後の担当者について、経験年数、得意領域、担当案件数、定例会への参加者、連絡方法を確認してください。

営業担当者が提案を行い、契約後は別担当へ引き継ぐケースもあるため、可能であれば実務担当者と事前に話すと安心です。

SEOコンサルタント1名で対応するのか、コンテンツディレクター、ライター、エンジニア、アナリストなど複数職種で支援するのかも確認します。

担当者が退職・異動した際の引き継ぎ体制まで確認すると、長期契約のリスクを減らせます。

成果測定について聞く

「成果は何で測るか」を質問し、検索順位や流入だけで終わらないかを確認します。

BtoBなら問い合わせ、有効商談、受注、ECなら商品閲覧、カート、売上など、事業成果までつなげられることが理想です。

さらに、指名検索と非指名検索、記事コンテンツとサービスページの役割を分けて解釈できると、SEOの貢献を見誤りにくくなります。

月次レポートのサンプルを見せてもらい、「先月の施策→結果→原因仮説→次の施策」がつながっているかを確認しましょう。

契約条件とデータ所有権について聞く

最低契約期間、更新方法、途中解約、解約予告期間、追加費用、成果物の権利、アカウント所有権を確認してください。

特にGA4、Search Console、WordPress、SEOツール、制作記事の管理権限は重要です。SEO会社名義のアカウントだけで運用すると、解約後に過去データへアクセスできなくなる可能性があります。

原則として自社が所有すべきアカウントを整理し、業者へ必要な権限を付与する形が安全です。外部リンク施策や記事制作では、契約終了後に成果物がどう扱われるかも確認しましょう。

SEO業者へ依頼した後の一般的な流れ5ステップ

契約後は、現状分析から始め、戦略設計、実装、効果測定を繰り返します。

発注側も意思決定や一次情報の提供に関わることで、外部業者へ丸投げするより事業に合った施策を進めやすくなります。

1.現状分析・サイト診断

支援開始後は、事業、顧客、競合、過去施策をヒアリングし、GA4、Search Console、SEOツールなどを使って現状を分析します。

自然検索流入、検索クエリ、インデックス、サイト構造、内部リンク、コンテンツ、被リンク、CVなどが主な確認項目です。SEOだけの問題を探すのではなく、検索から受注までのどこにボトルネックがあるかを見ることが重要です。

流入不足の原因が検索需要の小ささや商品訴求にある場合、記事数を増やすだけでは改善できません。初期分析後は課題一覧と優先順位を共有してもらいましょう。

2.SEO戦略と優先順位を設計する

分析結果をもとに、どの顧客・検索意図を狙い、どのページを改善するかを設計します。

キーワードマップ、サイト構造、新規記事、既存記事、テクニカル施策などを数か月単位のロードマップへ落とし込みます。

重要なのは、見つかった課題をすべて解決しようとせず、事業インパクトが大きい施策へ集中することです。

たとえばCVに近いサービスページが上位直前にいるなら、検索ボリュームの大きな情報記事より先に改善する判断もあります。優先順位の理由と期待する指標を説明してもらいましょう。

3.記事制作・サイト改善を実行する

戦略に沿って、新規コンテンツ、既存記事のリライト、内部リンク、タイトル、サイト構造などを改善します。

記事制作をSEO会社へ任せる場合でも、自社の専門家への取材、導入事例、顧客データなどを提供すると独自性を高めやすくなります。

テクニカル施策では、SEO会社が要件を作成し、社内エンジニアや制作会社が実装するケースもあります。変更履歴を残し、「いつ・何を変えたか」を後から確認できる状態にしてください。

提案→承認→実装→確認の担当と期限を明確にすると施策が止まりにくくなります。

4.効果測定と改善を繰り返す

施策後は、順位、表示回数、クリック、流入、CVなどの変化を確認します。

ただしSEOは施策直後に成果が出るとは限らないため、短期指標と中長期指標を分けて評価します。新規記事ならクロール・インデックス、表示クエリ、順位推移を見て、サービスページなら問い合わせや商談まで追うなど、ページの役割に応じてKPIを設定してください。

成果が出なかった場合も外部要因だけで片付けず、検索意図、競合、コンテンツ、内部リンク、外部評価、CV導線を再分析し、次の仮説へつなげます。

5.必要に応じて内製化を進める

SEO業者へ依頼し続けるだけでなく、社内で継続できる仕組みを作ることも選択肢です。

支援期間中に、キーワード選定基準、記事制作フロー、リライト判断、Search Consoleの見方などを共有してもらえば、自社で判断できる範囲を増やせます。

内製化のゴールは外注費をゼロにすることではありません。

事業戦略と監修は社内、記事執筆は外注、テクニカルSEOは専門会社など、役割分担した方が効率的な場合もあります。研修、マニュアル、議事録、施策ドキュメントの作成も相談しましょう。

2026年のSEO業者選びではAI検索への対応も確認する

生成AIを使った情報収集が広がっていますが、従来SEOの基本が不要になったわけではありません。

AI検索対応を比較するときは、SEOとの共通部分と、AI検索向けに追加する計測・改善を切り分けて考えることが重要です。

SEOとLLMOを完全に分けて考えていないか

LLMO・AIOをSEOとは完全に別の施策として説明する会社より、共通する基盤と追加施策を整理できる会社の方が比較しやすくなります。

AIが参照する情報もWeb上のコンテンツ、企業情報、第三者評価などに依存するため、クロール、インデックス、サイト構造、一次情報、専門性といったSEO施策が土台になります。

一方、AI検索では「どの質問でブランドが言及されるか」「どのURLが引用されるか」など別の観測項目も必要です。共通施策と追加費用が発生する施策を分けて説明してもらいましょう。

AI上の露出を継続的に計測できるか

AI検索施策では、実施内容だけでなく計測方法が重要です。ChatGPT、Gemini、Perplexity、AI Overviewsなどは回答形式が異なり、同じサービスを質問してもプロンプトによって結果が変わります。

どのAIを対象にするのか、何個の質問を追うのか、競合ブランドとどう比較するのか、引用URLや言及状況をどのように記録するのかを確認してください。

AI上で表示されたこと自体を成果にするのではなく、AI経由流入、指名検索、問い合わせなどとの関係まで観測できると投資判断がしやすくなります。

AI検索でも成果保証をしていないか

SEOと同様に、AI検索でも特定の回答や推薦順位を確実に保証することは困難です。AIモデルや検索機能は継続的に更新され、同じ質問でも回答が変化します。

「AIで1位保証」「AI Overview掲載保証」といった説明がある場合は、保証条件と根拠を慎重に確認してください。

信頼できる会社は、現在の表示状況、競合との差、情報不足、施策後に観測する指標を整理し、仮説・検証・改善のプロセスを提示します。

結果を断言するより、変化を継続計測して改善できる会社を選びましょう。

一次情報やブランド情報まで改善できるか

AI検索で正しく引用・推薦される可能性を高めるには、メタタグや構造化データだけでは不十分です。

会社概要、サービス内容、料金、実績、導入事例、専門家情報など、ブランドを説明する情報がページごとに矛盾していないか確認する必要があります。

独自アンケート、実験、顧客事例、専門家取材などの一次情報は、AI検索だけでなくSEOコンテンツの独自性向上にも役立ちます。

自社サイト内部の修正だけでなく、事例制作、PR、第三者メディアでの言及まで含めて情報基盤を整えられるかを確認しましょう。

SEO業者に関するよくある質問

最後に、SEO業者を比較するときによく出る疑問を整理します。

SEO業者へ依頼すれば必ず順位は上がりますか?

必ず上がるとは限りません。

SEOは競合、検索意図、アルゴリズム、サイト状態など複数の要因に左右されるため、特定順位を保証することはできません。

順位保証より、課題、施策、想定期間、リスク、成果測定方法を具体的に説明できる会社を選びましょう。

SEO業者は何社くらい比較すればよいですか?

一律の正解はありませんが、複数社へ同じ条件で提案を依頼すると、料金と支援範囲の違いを比較しやすくなります。

金額だけでなく、担当者、毎月の成果物、契約期間、社内工数まで同じフォーマットで整理すると判断しやすくなります。

SEO業者とSEOツールはどちらを使うべきですか?

社内にSEO担当者がおり、分析や改善を自力で進められるならツール中心でも運用できます。

一方、優先順位の判断、記事制作、技術実装まで社内で対応できない場合は、業者の支援を組み合わせる方が進めやすくなります。

ツールはデータ取得を効率化できますが、事業に合った施策判断まで自動的に代替するものではありません。

SEO業者へ依頼して成果が出るまでどのくらいかかりますか?

成果までの期間は、サイトの状態、競合性、施策内容、実装速度によって異なります。

新規記事、既存ページ改善、テクニカルSEOでは効果が表れるタイミングも違います。

契約前には、「何か月で上がるか」だけでなく、最初の数か月で何を行い、どの指標をどの時点で確認するかというロードマップを聞きましょう。

LLMO・AIOに対応するSEO業者を選ぶべきですか?

AI検索経由の認知や指名検索を重視する企業では、LLMO・AIOまで相談できる会社を比較する価値があります。

ただし、名称だけで判断せず、対象AI、質問設計、計測方法、SEOとの共通施策、追加費用の根拠を確認してください。

従来SEOの基盤を無視して単一施策だけでAI掲載を保証する説明には注意が必要です。

まとめ|SEO業者は「自社の課題を実行まで解決できるか」で選ぶ

SEO業者を選ぶときは、検索順位、知名度、月額料金だけで判断しないことが重要です。

自社と近い支援実績、実際の担当者、提案と実装の範囲、KPI、契約条件、LLMO・AIOへの考え方まで比較してください。

  • 自社と近い業種・サイトタイプの支援経験を見る
  • 営業担当ではなく実際の担当者を確認する
  • 提案だけか実装まで対応するかを確認する
  • 施策の理由とリスクを説明できる会社を選ぶ
  • 順位だけでなく問い合わせや売上までKPIに含める
  • 月額料金ではなく成果物と社内工数を含む総コストで比べる
  • 順位保証や不透明な被リンク施策には注意する
  • LLMO・AIOはSEOとの共通部分と追加施策を分けて確認する

最初に行うべきことは、SEOで達成したい事業目標、現在の課題、社内リソース、外注したい範囲、予算を1枚に整理することです。

そのうえで複数社へ同じ条件で提案を依頼すれば、「有名だから」「安いから」ではなく、自社が実際に施策を進めやすい会社を判断しやすくなります。

参考:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」Google検索セントラル「生成AI機能向けに最適化するためのGoogleのガイド」