オンライン商談ツールおすすめ8選!選び方のポイントから注意点まで解説

「オンライン商談に使用するツールの選び方は?」
「おすすめのオンライン商談ツールが知りたい」

オンライン商談が普及してきた昨今、そのような疑問をお持ちの方もいるでしょう。

そこで本記事では、オンライン商談ツールのおすすめ8選を紹介します。
選ぶうえでのポイントや注意点も解説していますのでご確認ください。

この記事の内容

オンライン商談ツールとは?

オンライン商談ツールとは、オンライン上で商談を行う際に利用するシステムです。

新型コロナウイルスの影響で対面での商談が困難となったことで、オンラインで実施される機会が増加しました。

ただし、オンライン商談に慣れている人材は多くありません。

そこで、円滑なオンライン商談を実現するためにオンライン商談ツールが活用されます。

オンライン商談ツールを選ぶときに見るべきポイント

それでは、オンライン商談ツールを選ぶときに見るべきポイントを解説します。

  1. 料金プランや課金形態は予算感と合っているか
  2. 幅広い動作や接続環境に対応しているか
  3. 自社に必要な機能が搭載されているか
  4. 画質や音質にストレスはないか
  5. セキュリティ対策が万全であるか

料金プランや課金形態は予算感と合っているか

まず、料金プランや課金形態が予算感と合っているかを確認しましょう。

グレードが高いプランほど、料金が高く、幅広い機能が利用できます。一方、無料プランは気軽に利用できるものの、一部機能に制限があるケースが多いでしょう。

オンライン商談ツールの料金形態は「ID数」や「ルーム数」で決まるため、組織の規模感に応じて選択する必要があります。

自社の予算を考慮したうえで、適したオンライン商談ツールを検討してください。

幅広い動作や接続環境に対応しているか

オンライン商談ツールには、特定の環境下でしか機能しないものもあります。そこで動作や接続環境も確認しておきましょう。

対応するOSやブラウザを確認し、自社のPC環境での利用可否を確認してください。

また「アカウント登録が必要」「特定ソフトのインストールが必要」と商談相手への負担も考慮しなければいけません。

海外顧客との商談頻度が多ければ、遠方での接続可否も確認しておきましょう。

自社に必要な機能が搭載されているか

自社が求める機能の搭載有無も要確認です。

トークスクリプト表示機能や資料共有機能、録画機能などツールによって搭載機能はさまざまです。実際にオンライン商談を行う場面を想定して、最低限どのような機能が必要かを整理しておきましょう。

画質や音質にストレスはないか

オンライン商談においては、画質や音質にストレスはないかも重要な点になります。

画質や音質が低い場合、順調に商談を進めることができません。
「よく見えない」「何を言ってるのか聞こえない」といったストレスを相手に与えてしまうと、不快な思いをさせてしまいます。
その状況下で成約につなげるのは難しいでしょう。

そこで、事前にツールを体験して把握しておくと良いでしょう。

無料トライアルが利用可能なツールなら、一定期間お試しで導入できるので、判断材料となります。

セキュリティ対策が万全であるか

そして、セキュリティ対策が万全か確認しておいてください。

オンライン商談ツールを使ううえで、社外秘情報や個人情報の漏洩を起こしてはいけません。
ツールの中には、データ暗号化対策やISO認証取得済みなど、セキュリティ面で対策するものが多くあります。

また、強固なセキュリティ体制を築くために、従業員に情報漏洩のリスクをしっかりと説明し、意識づけることも大切です。

おすすめオンライン商談ツール8選

続いて、オンライン商談ツールのおすすめ8選を紹介します。

  1. ZOOM Meetings|ZVC JAPAN株式会社
  2. jinjerミーティング|株式会社ネオラボ
  3. Adobe Connect|株式会社サムライズ
  4. Surfly|株式会社オーシャンブリッジ
  5. Whereby|Videonor
  6. ベルフェイス|ベルフェイス株式会社
  7. ZENTALK|株式会社Scene Live
  8. RemoMee|株式会社リンク

ZOOM Meetings|ZVC JAPAN株式会社

初期費用 無料
料金 基本プラン:0円
プロプラン:20,100円/年/ユーザー
ビジネスプラン:26,900円/年/ユーザー
ビジネスプラスプラン:31,250円/年/ユーザー
無料トライアル 要問い合わせ

Zoom Meetingは、オンライン会議ツールとして幅広く使われています。

無料プランでは1回のミーティングは最大40分で人数は100名までなどの制限がありますが、利用者も多いため、案内はスムーズにできるでしょう。
カレンダーアプリとの連携により、効率的にスケジュール管理もできます。

Zoom Meetings

jinjerミーティング|株式会社ネオラボ

初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ
無料トライアル 14日間

jinjerミーティングはビジネス用のミ―ティングツールで、会議やWeb面接に活用できます。

最大120名までミ―ティングに参加できるため、複数拠点との報告会や、社内研修にも利用しやすいです。
画面・資料の共有機能・メモ機能・アンケート機能・録音録画機能などオンライン商談にも利用できる機能が一通り揃っています。

jinjerミーティング

Adobe Connect|株式会社サムライズ

初期費用 無料
月額料金 Adobe connect会議プラン:5,676円
Adobe Connect Webセミナープラン:14,758円
Adobe Connectラーニングプラン:¥42,002円
無料トライアル 30日間

Adobe Connectは、オンライン会議ツールです。

参加者はブラウザから接続可能で、スムーズな案内ができます。
また、セキュリティ面も充実しており、社内外問わずに安心、安全に利用することが可能。
商談に役立つファイルの保管機能や録画機能なども搭載されています。
プランは複数提供されており、料金が高くなるほど最大参加人数も増やせます。

Adobe Connect

Surfly|株式会社オーシャンブリッジ

初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ
無料トライアル 14日間

Surflyは、ビデオチャットやテキストチャットも利用できる画面共有ツールです。
非常にシンプルな操作画面で、PCに不慣れな人でも十分使いこなせます。インストール作業なども必要なく、気軽に利用できるのが特徴。

Webページの画面を共有しながら商談を進めることができ、画面にマーカーを引くペン機能などがあります。
また、デスクトップ画面や通知などは表示されないようにして、共有したいWebページのみを相手に見せることができます。

Surfly

Whereby|Videonor

初期費用 無料
月額料金 フリープラン:0円
プロプラン:6.99ドル
仕事プラン:9.99ドル
無料トライアル 14日間

Wherebyは、オンライン会議ツールです。

アプリのインストールやアカウント登録は不要。参加者はURLクリックのみで、接続可能です。
また、無料プランでも1回あたりのミーティングに時間制限が設けられていないことが最大の利点。
録画機能がない点や4名までの人数制限はありますが、少人数でのオンライン商談に利用する際は十分です。

企業向けの有料プランでは、参加人数を増やすことも可能です。

Whereby

ベルフェイス|ベルフェイス株式会社

初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ
無料トライアル 要問い合わせ

ベルフェイスは、電話を利用するオンライン商談ツールです。

導入実績は3,600社以上で、スタートアップ企業から大手企業に愛用されています。
相手にアプリのインストールを求めることなく、「ベルフェイス」とブラウザ検索した後に接続ボタンをクリックすれば商談を始められるのが特徴。

営業内容の録画録音も可能で、後にノウハウの共有や自身の振り返りもできます。
他にもデジタル名刺機能や双方が編集できる共有メモ機能・トークスクリプト表示機能などがあります。

ベルフェイス

ZENTALK|株式会社Scene Live

初期費用 無料
月額料金 ライトプラン(1ルーム):15,000円
スタンダードプラン(6ルーム):30,000円
無料トライアル 30日間

ZENTALKは、直観的な操作がしやすいオンライン商談ツールです。
アプリのインストールも不要です。

資料共有機能・マーカー機能・トークスクリプト機能・プロフィール表示機能・チャット機能など商談に役立つ機能が搭載されています。
シンプルな価格設定も特徴で、時間や回数の制限なく月額固定制で利用できるのも大きな利点。

ZENTALK

RemoMee|株式会社リンク

初期費用 100,000円
月額料金 RemoMeeスタンダードプラン:15,000円
BIZTEL連携プラン:20,000円
無料トライアル 要問い合わせ

RemoMeeは、⾳声には電話回線を利用して通話品質を維持するオンライン商談ツールです。1対1の利用に特化しているのが大きな特徴です。

利⽤の際は、管理画⾯から発⾏した打ち合わせ番号を、相手が商談⽤URLに入力するだけで接続可能です。
録画機能・商談予約機能・資料共有機能・カンペ機能など商談に便利な機能が多数搭載されています。

RemoMee

オンライン商談ツールを使う際の注意点

では、オンライン商談ツールを使う際の注意点についても紹介します。

  1. 安定した通信環境を整える必要がある
  2. 静かな環境で利用する
  3. 予め資料を共有する
  4. 高精度なカメラやマイクを使用する
  5. カメラの位置に気を付ける

安定した通信環境を整える必要がある

オンライン商談ツールを使う際は、安定した通信環境を整える必要があります。

通信環境が不安定になれば、予定通りに商談を進められません。

無線接続で不安定になることが多い場合は、有線接続で対応するのも一つの手段です。

「通信環境の不具合が理由で、商談が成立しなかった」という事態は避けたいものです。必ず通信環境を整えてから商談に臨みましょう。

静かな環境で利用する

また、静かな環境での利用を心掛けてください。
商談に集中するためには、お互いの声のみが聞こえるような環境が必要です。

社員の話し声や雑音が入ってしまうと、顧客に不快感を与えてしまいます。
リモートワークの場合も、カフェではなく自宅をはじめ静かな環境でオンライン商談に臨んでください。

予め資料を共有する

オンライン商談前に、予め資料を共有しておくことも大切です。

容量が大きい資料を商談中に共有すると、読み込みに時間を要する場合があります。また、動作が重くなることもありストレスを感じる場合も出てきます。

商談中に資料を共有する手間を省いて、時間を有効活用しましょう。
事前に資料を共有しておくことで、商談相手も一通り目を通してくれるので、スムーズに進行できます。

高精度なカメラやマイクを使用する

オンライン商談では、高精度なカメラやマイクを使用しましょう。

オンラインで完結する商談では、相手に映る画面の印象が全てです。そこで高品質なカメラを用意しておくと表情が綺麗に映ります。

また、音質が悪いと相手を不快にさせかねません。マイクの品質にもこだわるべきです。

商談を成功させるために、周辺の環境を整えていきましょう。

カメラの位置に気を付ける

最後に、パソコンのカメラ位置にも気をつけてください。

一般的にパソコンのカメラはディスプレイの上部についています。外付けカメラの場合、カメラを見上げるもしくは見下ろす形になる恐れがあります。

目線の位置で相手の印象も変わるため、カメラ位置が水平になるように設置しましょう。

オンライン商談ツールを利用するメリット5つ

オンライン商談ツールを利用するメリットは、以下の5つです。

  1. 営業活動を効率化できる
  2. 商談に関わるコスト削減につながる
  3. 迅速な対応ができる
  4. 新人教育にも活用できる
  5. 営業ノウハウやスキルをスムーズに社内共有できる

営業活動を効率化できる

オンライン商談ツールを利用すれば営業活動を効率化できます。

対面での商談と異なり、移動時間が発生しないため、1日あたりの商談件数を増やすのも可能でしょう。

さらに、対面での商談とオンライン商談を上手く使い分けるのもおすすめです。
遠方の顧客や見込みの低い顧客にはオンライン商談を行う一方、見込みの高い顧客へは対面での商談を行うなどの使い分けも業務効率化につながります。

商談に関わるコスト削減につながる

オンライン商談ツールの利用により、商談に関わるコスト削減にもつながります。

対面での商談の場合、交通費や旅費、移動時間、資料の印刷代などの大きなコストが掛かります。

もちろん、有料のオンライン商談ツールは導入・利用の際にコストがかかります。
しかし、訪問にかかる費用が減少し、トータルで見ると経費削減につながる可能性があります。

迅速な対応ができる

オンライン商談ツールの利用により、迅速な対応ができるようになります。

対面での商談の場合、お互いのスケジュールがなかなか合わないこともあるでしょう。
しかし、アポを獲得できないまま過ぎる間に、競合他社に顧客を取られることや自社への関心が冷めてしまうことも想定されます。

そこでオンライン商談ツールを利用すれば、アポを獲得できれば接続するだけで迅速に商談を開始できます。さらに、インストール・サインインなどの手間も省けるツールであれば、商談への敷居を低くできるでしょう。

このようにオンライン商談ツールを利用することで迅速な対応ができ、成約率アップも期待できます。

新人教育にも活用できる

オンライン商談ツールは新人教育にも活用できます。

なぜなら、オンライン商談ツールには録画機能が付いている場合が多く、商談中の様子を後で観ることができるからです。

成約率の高い営業担当者の記録映像は、新人教育に最適でしょう。商談の成功例から学ぶことは、新人の大きな成長にもつながります。

営業ノウハウやスキルをスムーズに社内共有できる

また、営業ノウハウやスキルをスムーズに社内共有できます。

先述したように、オンライン商談ツールには録画機能が付いている場合が多いです。
営業成約率の高い営業担当者の商談をもとに、営業ノウハウやスキルを社内共有する体制の構築し、部門全体の成約率向上を期待できます。

オンライン商談ツールに関するよくある質問

では最後に、オンライン商談ツールに関するよくある質問を2つ紹介します。

  1. オンライン商談のコツはありますか?
  2. オンライン商談のやり方を教えてください

オンライン商談のコツはありますか?

オンライン商談では、対面の際よりも大きい声ではっきり話すことを心掛けましょう。

相手の話に対しても大きめのリアクションをとることで、円滑なコミュニケーションをとりやすくなります。

オンライン商談のやり方を教えてください

オンライン商談の流れは以下の6ステップです

  1. 顧客にオンライン商談を案内して了承を得る
  2. 商談の流れ・議題・必要な資料・ログインURLについて予め顧客に送付する
  3. 商談のリマインダーを顧客に送付する
  4. オンライン商談を実施する
  5. オンライン商談終了後はお礼の連絡をする
  6. アフターフォローを行う

抜けや漏れがないように、予め流れを頭に入れておきましょう。

まとめ:オンライン商談ツールを営業で上手に活用しよう

オンライン商談ツールを利用すれば、場所を問わず効率的に商談を実施できます。

上手にオンライン商談ツールを利用することで成約率の向上も目指せるでしょう。

既存のWeb会議ツールを利用することも可能ですが、有料ツールは商談に特化した便利機能が搭載されています。

新型コロナウイルスの感染拡大から時間が経過しましたが、今後も取り入れる企業は増加していくでしょう。

本記事で紹介した選び方のポイントを押さえて、自社に最適なオンライン商談ツールを検討してください。