ビジネスシーンで、打ち合わせや商談などの日程調整をすることはよくあるでしょう。
現在、多くの企業で「日程調整ツール」が導入されています。
しかし日程調整ツールの種類は多く、選び方で迷う人も少なくありません。
そこで本記事では、日程調整ツールのおすすめ10選を紹介します。
日程調整ツールを利用するメリットや注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
日程調整ツールは2種類
日程調整ツールとは複数人の日程を効率的に調整・管理できるシステムで、ビジネスやプライベート問わず様々なシーンで重宝されています。
日程調整ツールは、以下の2種類に大別されます。
- 予約受付型
- 候補提案型
予約受付型
予約受付型とは、主催者が候補日時を一通り提示し、メンバーはその中から都合の良い日時を選ぶタイプです。
眉毛サロンや美容室などのオンライン予約も予約受付型に該当します。
候補提案型
候補提案型とは、主催者の候補日時からメンバーが都合の良い日時を複数選択するタイプです。
大人数で日程調整をする際は、参加人数が最も多い日時が候補として自動表示されます。
日程調整ツールを選ぶ際のポイント
日程調整ツールを選ぶ際のポイントは、以下の4つです。
- 使用頻度に適したツールを選ぶ
- 機能の充実度で選ぶ
- 料金形態で選ぶ
- 操作性で選ぶ
使用頻度に適したツールを選ぶ
日程調整ツールの使用頻度に適したツールを選びましょう。
なぜなら、日程調整ツールは使用頻度に応じて利用に適したプランや料金が異なるからです。
使用頻度が低い場合は、無料ツールで十分なこともあるでしょう。
一方、ほぼ毎日のように日程調整業務が発生する場合は、有料ツールを導入した方がコストパフォーマンスを高められます。
機能の充実度で選ぶ
機能の充実度もポイントです。
一口に「日程調整ツール」と言っても、機能の充実度はさまざまです。
カレンダーやチャットツールなどの各種連携機能やメールやSNSで通知できるリマインドメール機能など、ツールによってさまざまな機能があります。
また、会議URLの自動発行や会議室の自動確保など、業務効率化が図れるでしょう。
自社が必要とする機能を整理したうえで、適した日程調整ツールを選んでください。
料金形態で選ぶ
料金形態も確認してください。
日程調整ツールには完全無料と有料ツールでフリープランと上位プランを選択できるものがあります。
また、有料ツールの中には、期間限定の無料トライアルでお試し体験できるものもあり、実際に体験したうえで選択できます。
操作性で選ぶ
操作性で選ぶのも重要です。
多くの人に操作を依頼することを念頭に、日程調整ツールの使いやすさも重視しましょう。操作性の低さが原因でメンバーの回答が揃わない状態では、手際よく日程調整を進めることができません。
操作性を重視するのであれば、「入力項目が少ない」「選択可能な日時を選ぶだけで回答できる」などの活用しやすいツールが良いでしょう。
おすすめ日程調整ツール10選
それでは、おすすめ日程調整ツール10選を紹介します。
- 調整さん
- TimeRex
- アイテマス
- Schecon
- eeasy
- waaq Link
- 日程調整のNitte
- aipo
- 調整アポ
- ChoiceRESERVE
調整さん
初期費用 | 無料 |
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月額費用 | 無料 |
無料トライアル | – |
調整さんは、ログインなしで簡単に出欠票のURLを発行できる無料の日程調整ツールです。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどあらゆる端末で利用可能なので、幅広く利用されています。
手軽さに圧倒的な支持があり、累計利用者は2,500万人以上。
はじめて日程調整ツールを利用する人でも簡単に利用できます。
TimeRex
初期費用 | 無料 |
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月額費用 | フリープラン:0円 ベーシックプラン:750円 プレミアムプラン:1,250円 |
無料トライアル | 要問い合わせ |
TimeRexは、ビジネス向け日程調整ツールです。
月間400万人の利用者を抱え、多くの企業の業務効率化に貢献しています。
フリープランでも、日程調整回数に制限はなく、オンライン会議ツールとの連携も可能です。
アイテマス
初期費用 | 無料 |
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月額費用 | 無料 |
無料トライアル | – |
アイテマスは、Googleカレンダーと連携させて利用する、無料の日程調整ツールです。
アカウントがなくても日程選択が可能なため、気軽に利用できます。
また、ビジネスシーンで役立つ無料機能が豊富に搭載され、「時差対応機能」「英語対応機能」などもあり海外の人とも利用しやすいです。
Schecon
初期費用 | 無料 |
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月額費用 | フリープラン:0円 スタンダードプラン:660円 ビジネスプラン:990円 |
無料トライアル | – |
Scheconは、オンライン名刺交換の機能も備えた日程調整ツールです。
GoogleカレンダーとOutlookカレンダーとの連携が可能。
操作しやすい画面は多くの人の支持を得ています。また、セキュリティ対策にも大きく力を入れています。
どのプランでも機能は充実していますが、1か月あたりの日程調整できる回数に違いがあります。
eeasy
初期費用 | 無料 |
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月額費用 | 月間の調整回数が6回未満の人:0円 月間の調整回数が6回以上の人:850円 (※6回以上は何回調整しても定額) |
無料トライアル | 1ヶ月 |
eeasyは、業界で唯一、多数の特許を取得している高性能な日程調整ツールです。
上場企業・有名ベンチャー企業など3万社以上の導入実績があります。
ビジネスシーンでの日程調整に役立つ機能を網羅しており、「外部ツール連携」や「移動・予備時間の自動確保」などもできます。
waaq Link
初期費用 | 要問い合わせ |
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月額費用 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
waaq Linkは、利用社数1,000社以上の日程調整ツールでベンチャー企業から大企業まで幅広く利用されています。
オンライン会議ツールやカレンダーとの連携も可能。
月額利用料金は、ユーザー数や店舗数で変わってきます。
利用者はヘルプセンターを利用して不明点を解消できるのも安心です。
Nitte
初期費用 | 無料 |
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月額費用 | フリープラン:0円 プロプラン:400円 チームプラン:600円 |
無料トライアル | 14日間 |
Nitteは、「日程調整の手間を95%削減すること」をコンセプトとして提供される日程調整サービスです。
さまざまなパターンの日程調整に対応可能で、シンプルな画面による操作性の高さにも評判があります。
また、セキュリティ対策にも大きく力を入れています。
aipo
初期費用 | 無料 |
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月額費用 | ミニマムプラン:350円 ベーシックプラン:450円 プレミアムプラン:700円 |
無料トライアル | 14日間 |
aipoはシンプルな操作画面が特徴で、世代を問わず利用しやすい日程調整ツールです。
早くに日程調整ツールを定着させたい場合、aipoを積極的に検討するのも良いでしょう。
一つの画面上でメンバーや会議室の予定をすぐに確認できます。
また、同じ日時に予定を登録しようとすればアラートが表示されるためダブルブッキング防止にも長けています。
調整アポ
初期費用 | 要問い合わせ |
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月額費用 | スタンダードプラン:要問い合わせ エンタープライズプラン:要問い合わせ プレミアムプラン:要問い合わせ |
無料トライアル | 14日間 |
調整アポは、連携カレンダーから自動的に主催者の空き日時を抽出してURLを発行できる日程調整ツールです。
手作業で日時候補を確認・入力する手間も省けるため、大幅な効率化を期待できます。
また、オンライン会議ツールやチャットツールなど外部ツールとの連携も可能。
予定のリマインドやWEB会議URLの自動発行、会議室の同時予約など日程調整周りの機能も充実しています。
ChoiceRESERVE
初期費用 | 33,000円 |
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月額費用 | 基本料金:22,000円 Aコース:受付件数300件/月までは従量課金なし (301件以上は100件毎に3,300円の従量課金)Bコース:受付件数2,000件/月までは従量課金なし (2,001件以上は100件毎に3,300円の従量課金) Cコース:受付件数5,000件/月までは従量課金なし (5,001件以上は100件毎に3,300円の従量課金) |
無料トライアル | 要問い合わせ |
ChoiceRESERVEは、予約や顧客情報を管理できる予約管理ツールです。
利用者の課題に合わせて、最適なパッケージを提供するために導入前と導入後にサポートを行うダブルサポート体制も用意しています。担当者がニーズのヒアリングも丁寧に行い、予約管理に関する課題解決を進めます。
既存HPとの連携や店舗ごとの予約管理など便利な機能が一通り揃っているのに加え、スマートフォン・タブレットでも利用可能。
ChoiceRESERVEは、月間の受付数に応じて料金が変動するシステムです。
日程調整ツールを利用する際の注意点
日程調整ツールを利用する際は、以下2点に注意してください。
- 顧客側の受け入れ度合いを考慮する
- ツールに依存し過ぎない
顧客側の受け入れ度合いを考慮する
まず、顧客側の受け入れ度合いを考慮しましょう。
顧客が日程調整ツールに不慣れの場合、順調に日程調整を進められず商機を逃す恐れもあります。
日程調整ツールを利用する際は、顧客側に依頼する操作を具体的に伝えておくか、操作が非常に簡単なツールを利用しましょう。
もし顧客側が日程調整ツールの利用に難色を示すのであれば、メールや電話で調整するなど、柔軟な対応をするのも大切です。
スケジュール管理の方法には個人差があり、紙媒体でスケジュール管理をしている顧客もいます。また、日程調整ツール自体は利用したことがあっても、未知のツールであれば使い方に戸惑う場合もあります。
現在、日程調整ツールの利用者は増えていますが、すべての人が使いこなせているわけではありません。
顧客の受け入れ度合いを第一にして、日程調整ツールの利用を無理に押し付けないようにしましょう。
ツールに依存し過ぎない
便利な日程調整ツールですが、依存し過ぎないように気を付けましょう。
日程調整ツールは、あくまでも日程の調整を手助けするシステムです。
利用する際は、回答期限を明確に提示したり調整の進捗状況を確認することなど、主催者がマネジメントをしっかり行う必要があります。日程調整ツール上での調整が滞っている場合は、回答を促すことも必要です。
日程調整ツールを利用するメリット3つ
日程調整ツールを利用することで、以下3つのメリットがあります。
- 日程調整のミスを防止できる
- 日程調整周りの業務を自動化できる
- コア業務に集中できる
日程調整のミスを防止できる
まずはじめに、日程調整のミスを防止できることです。
手動での日程調整ではダブルブッキングをするリスクがあります。
しかし、日程調整ツールでは同じ日時に重複して予定を立てられないようになっています。
また、予定を忘れないようにリマインダー機能が提供されているツールもあります。
ビジネスにおいて日程調整ミスを起こした場合、顧客からの信頼失墜につながり、会社の経営にも悪影響を及ぼしかねません。
日程調整ツールは、確実にスケジュール管理をする手段としても役立てられます。
日程調整周りの業務を自動化できる
日程調整ツールには、以下の業務自動化できる機能があります。
- URL発行機能:メンバーに送るための日程調整用URLが自動発行される
- スケジュール共有機能:調整した日程が自動的にメンバー間で共有される
- カレンダー反映機能:連携しているカレンダーに調整した日程が自動入力される
日程調整周りの業務自動化により、大きな負担軽減にもつながります。
コア業務に集中できる
日程調整ツールの利用によって、いっそうコア業務に集中できます。コア業務とは、顧客とのコミュニケーションや成約率を伸ばす戦略立案など、売上に直結する業務です。
ビジネスにおいて、日程調整に労力や時間を取られるのは非効率的です。
コア業務を行う時間が減れば、売上がダウンしてしまうリスクもあるでしょう。
コア業務に充てるリソースを増やすためには、やはり日程調整ツールの活用がおすすめです。
まとめ:日程調整ツールを利用して業務効率化を図ろう
日程調整ツールは、手動での日程調整で起こりやすいあらゆる問題を解決する便利なシステムです。
特に、これまで日程調整にたくさんの労力と時間を費やしていた場合、今すぐ日程調整ツールの導入を検討するのも良いでしょう。
注意すべきことは顧客との日程調整の際、顧客の活用しやすさも考慮して、導入するツールを選ぶこと。自社のみの視点で選ばないようにしましょう。
本記事で紹介した選び方のポイントを軸にして、最適な日程調整ツールを導入してください。