インサイドセールスツール15選を徹底比較!選ぶポイントも紹介

「インサイドセールスツールとは?」
「おすすめのインサイドセールスツールが知りたい」

このような疑問を抱いている方もいるでしょう。

インサイドセールスは、企業が行う営業手法の一つであり、業務効率化に欠かせないツールが数多く存在します。

しかし、インサイドセールスツールの種類や機能は多岐にわたり、どのツールが自社に最適か迷ってしまうのではないでしょうか

そこで本記事では、機能面や価格面などを比較して、おすすめのインサイドセールスツール15選をご紹介します。ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

インサイドセールスとは?

インサイドセールスとは、主に電話やインターネットを利用して、企業の営業活動を行うセールス手法のこと。一般的に見込み客に対して行われます。

内勤営業やリモートセールスとも呼ばれており、非対面での営業活動になるため、効率的かつスピーディーに行えます。

インサイドセールスはオンラインで実施できるため、さまざまなシステムを用いて、顧客情報や営業活動の履歴を管理できます。営業成績の分析や改善にも役立てられるでしょう。

インサイドセールスツールは4種類

では、主なインサイドセールスツールを4種類紹介します。

  1. 名刺管理ツール
  2. MAツール
  3. CRM・SFA
  4. Web会議ツール

名刺管理ツール

名刺管理ツールは、これまで手動で行っていた名刺管理や整理を自動化できるシステムです。

これまでは直接対面での名刺交換が一般的でした。しかし、打ち合わせや商談などのオンライン化により、名刺交換もオンライン上で行われるケースは少なくありません。

交換はもちろん、整理や管理もシステム上で行えるため、見込み顧客のリストアップも容易になります

また、OCR機能が搭載されていた名刺管理ツールなら、スキャンするだけで自動的に情報を抽出できます。

このように、名刺管理ツールによって名刺管理周りの業務に手間がかからなくなり、負担が大きく削減できるでしょう。

MAツール

MAツールは、Marketing Automation(マーケティングオートメーション)の略称であり、マーケティング業務を支援するツールです。

MAツールを活用することで、メール配信やランディングページ作成、SNS広告といったマーケティング活動の自動化が期待できます。

また、リードスコアリング機能やレポート作成機能により、データ収集や分析も可能です。これにより、どのような施策が効果的であるかについて可視化でき、改善点を把握できるでしょう。

MAツールを導入することで、マーケティング担当者はより効率的に業務を行い、成果を上げやすくなります。

CRM・SFA

CRM(顧客関係管理)とSFA(営業支援)は、顧客管理や営業活動の支援に役立つツールです。

CRMは、顧客情報を中心に管理し、顧客の購買履歴や問い合わせ履歴、備考などを一元管理できます。顧客の傾向を把握し、顧客に合わせたアプローチが可能です。

営業支援システムであるSFAは、営業活動の記録から進捗状況の把握など、自社の営業組織を強化するために用いられます。

CRMとSFAは、顧客情報や販売チームの活動、顧客ニーズなどの情報を一元管理できるため、情報を共有しターゲットに向けた提案に役立つでしょう。

Web会議ツール

Web会議ツールは、オンライン上で音声や映像を通じて、会議ができるシステムです。

Web会議ツールを活用することで、遠隔地にいる顧客とも効率的に商談を進められます

また、交通費や宿泊費などの経費を抑えられるため、コスト削減にもつながります。画面上での資料共有やリアルタイムでのコミュニケーションが可能になり、商談効率を高められるでしょう。

インサイドセールスツールのおすすめ15選を比較

それでは、インサイドセールスツールのおすすめ15選を比較します。一覧表は下記からご覧ください。

ツール 月額料金 連携 サポート体制
Sansan 要問い合わせ ○(Salesforceなど) Sansanサポートセンターでのサポート
ホットプロファイル 要問い合わせ ○(SFA・CRM・チャットツールなど) 電話、メールWebフォームでのサポート
CAMCARD BUSINESS 要問い合わせ ○(Salesforceなど) Wowtalkによるサポート
Senses 27,500円~ ○(名刺管理・チャットツールなど) 確実な運用定着をサポートするプラン
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforce 要問い合わせ サポートサイトを経由した問い合わせ
BALES CLOUD 要問い合わせ 活用成功までを定期的にフォロー
Marketing Cloud Account Engagement 150,000円〜 ヘルプセンター、カスタマーセンターによるサポート
eセールスマネージャーRemix Cloud 1,000円~/ユーザー ○(Web会議ツールなど) 安定した活用のつなげる徹底したフォローアップ体制
JUST.SFA 要問い合わせ ○(メールやチャットツール、名刺管理など) 構築~定着のフェーズまで安心のサポートを提供
Adobe Marketo Engage 要問い合わせ サポートプランを提供
SATORI 要問い合わせ ○(チャットツールやCRM) サポートデスクによるサポート
b→dash 要問い合わせ ○(Salesforceなど) オンボーディングプログラムによるサポート
Oracle Eloqua 要問い合わせ オーラルサポートによるサポート
GENIEE MA 100,000円~ オンラインサポートによるサポート
soraプロジェクト 要問い合わせ ×(今後実装予定) サポートデスクによるサポート

Sansan

運営会社 Sansan株式会社
機能 名刺管理
企業情報
外部システムとの連携など
公式サイト https://jp.sansan.com/?argument=7FEknpAF&dmai=a611b00c706d4a

Sansanは、顧客情報の管理や営業活動の効率化に特化したインサイドセールスツールです。

名刺管理機能をはじめ、スキャンした書類のOCR認識やメール連携により、顧客情報の管理が可能。さらに、取引履歴や顧客とのコミュニケーション履歴など、重要な情報の管理にも手間がかかりません。

手動入力の手間を省き、営業活動に集中することができます。営業の成果を最大化にもつなげられるでしょう。

Sansanの公式サイトを見る

ホットプロファイル

運営会社 株式会社ハンモック
機能 見込み客の獲得
商談のクロージング
名刺管理など
公式サイト https://www.hammock.jp/hpr/

ホットプロファイルは、顧客のニーズに合わせて柔軟にアプローチできるインサイドセールスツールです。

顧客情報の一元管理ができ、リードジェネレーションやセールスプロセスの追跡もスムーズに行えます。

また、データの視覚化機能により、営業チーム全体での把握も手軽に行えるでしょう。

さらに、カスタマーエクスペリエンスを向上させるための機能も充実しており、顧客満足度を高められます。

ホットプロファイルの公式サイトを見る

CAMCARD BUSINESS

運営会社 ワウテック株式会社
機能 名刺管理
顧客の情報共有
商談・タスク管理など
公式サイト https://www.camcard.jp/business/

CAMCARD BUSINESSは、名刺管理・共有アプリに特化したインサイドセールスツールです。

OCR技術の搭載により、スマートフォンで名刺を撮影するだけで、自動的にデータを読み取って管理・共有できます。

名刺入力の手間を省き、時間の節約にもつながるため、コア業務にも専念できるでしょう。

CAMCARD BUSINESSの公式サイトを見る

Senses

運営会社 株式会社マツリカ
機能 企業データベース
メール一斉送信
名刺管理など
公式サイト https://product-senses.mazrica.com/

Sensesは、株式会社マツリカが提供するインサイドセールスツールです。

このツールの利用により、顧客の行動履歴をリアルタイムで把握し、適切なタイミングで的確な情報提供ができます。

また、顧客に合わせた個別のアプローチも可能で、顧客満足度の向上につながります。

Sensesを使って、適切なタイミングでアプローチできるため、営業活動をスムーズに行えるでしょう。

Sensesの公式サイトを見る

PHONE APPLI PEOPLE for Salesforce

運営会社 株式会社Phone Appli
機能 名刺管理
Web電話帳
名刺管理など
公式サイト https://phoneappli.net/product/service/papfsf/

PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、株式会社Phone Appliが提供するインサイドセールスツールです。

スマホやスキャナー取り込みで連絡帳の登録ができ、着信時に連絡先を表示できるWeb電話帳の機能があります。

そのため、取引先や社内スタッフからの連絡にも素早く対応できるでしょう。

PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの公式サイトを見る

BALES CLOUD

運営会社 スマートキャンプ株式会社
機能 ワンクリック電話発信
メール予約送信
AI自動文面生成など
公式サイト https://bales.smartcamp.co.jp/bales-cloud

BALES CLOUDは「タッチポイントを増やす」「商談数を最大化」「収益の向上」の3つのサービスを主に提供しているインサイドセールスツールです。

90%以上のユーザーが導入から1ヶ月以内に運用を開始でき、初心者でも扱いには困りません。

活用成功までの支援を受けられるため、その他のサービスでは定着しなかった組織でも利用しやすいでしょう。

BALES CLOUDの公式サイトを見る

Marketing Cloud Account Engagement

運営会社 株式会社セールスフォース・ジャパン
機能 ユーザーアクティビティの追跡
マーケティングキャンペーン管理
カスタマージャニー管理など
公式サイト https://www.salesforce.com/jp/products/marketing-cloud/marketing-automation/

Marketing Cloud Account Engagementは、Salesforceのマーケティングクラウドに含まれる機能の1つで、活動の追跡や管理を目的としたインサイドセールスツールです。

本ツールの活用により、一人ひとりにパーソナライズ化されたアプローチが可能です。営業やサービスと連携し、効率良い業務の実現に役立てられます。

顧客のニーズにも応えられるうえ、高品質なリードの育成も自動化できるでしょう。

Marketing Cloud Account Engagementの公式サイトを見る

eセールスマネージャーRemix Cloud

運営会社 ソフトブレーン株式会社
機能 商談リスト作成
スケジュール管理
Web会議連携など
公式サイト https://www.e-sales.jp/

eセールスマネージャー「Remix Cloud」は、導入実績5,500社を超えており、情報の「見える化」で活動の効率化を支援するインサイドセールスツールです。

利用継続率は驚異の95%。大企業から中小企業、製造業やサービス業、金融業など多岐にわたる企業から支援されている機能を搭載しています。

さまざまな業種にも対応できるため、スムーズに導入しやすいでしょう。

eセールスマネージャーRemix Cloudの公式サイトを見る

JUST.SFA

運営会社 株式会社ジャストシステム
機能 案件管理
顧客管理
スケジュール管理など
公式サイト https://www.justsystems.com/jp/products/justsfa/

JUST.SFAは、ノーコードでSFAを構築できるインサイドセールスツールです。

自社開発システムや基幹システム、MAツール、メールチャット機能などの便利な機能を搭載。営業のシステム化を促進します。

ノーコードで利用できるため、プログラミングの知識がない方でも安心して利用できるでしょう。

JUST.SFAの公式サイトを見る

Adobe Marketo Engage

運営会社 アドビ株式会社
機能 コンテンツインテリジェンス
クロスチャネルマーケティング
Webパーソナライゼーションなど
公式サイト https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html

Adobe Marketo Engageは、アドビ株式会社が提供するインサイドセールスツールです。

適切なコンテンツをリアルタイムで提供し、エンゲージメントとコンバージョンを高め、マーケティングの成果を実証するためのあらゆる機能が揃っています。

顧客との良好な関係を構築し、さらに継続したいと考える企業にとっては効果的なサービスでしょう。

Adobe Marketo Engageの公式サイトを見る

SATORI

運営会社 SATORI株式会社
機能 アクセス企業リスト
セグメント
ポップアップ表示など
公式サイト https://satori.marketing/

SATORIは、見込み客を獲得、育成、管理するスモールスタートで営業をサポートするインサイドセールスツールです。

アクセス企業リストやセグメントの機能を搭載しています。

見込み顧客へ連絡すべきベストなタイミングがわからない企業にとっては、商談機会を生み出せるでしょう。

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b→dash

運営会社 株式会社データX
機能 MAツール
SMS配信
Web接客など
公式サイト https://bdash-marketing.com/

b→dashは、ノーコードでデータを扱えるインサイドセールスツールです。

MAツール、SMS配信などの必要な機能はすべて揃っているため、サービス一つでデータマーケティングを実現できます。

人材や金融、メディア、旅行など幅広い業種業態の企業でもスムーズに導入できるでしょう。

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Oracle Eloqua

運営会社 日本オラクル株式会社
機能 顧客データの統合
データの分析
リード・スコアリングなど
公式サイト https://www.oracle.com/jp/cx/marketing/

Oracle Eloquaは、Oracle社が提供するBtoB向けの統合マーケティングを提供するインサイドセールスツールです。

本ツール最大の特徴は、海外製品でありながら、誰もが活用しやすいインターフェースと操作性。顧客データの統合やリード・スコアリングなど営業活動に有効な機能を搭載しており、管理業務の手間も容易に行えるでしょう。

また、SFAやCRM、Zoomをはじめとしたウェブナーツールとの連携が可能な点も利便性が高いと言えるポイントです。

Oracle Eloquaの公式サイトを見る

GENIEE MA

運営会社 株式会社ジーニー
機能 メールやプッシュ通知
リード管理
キャンペーンレポートなど
公式サイト https://ma-jin.jp/

GENIEE MAは、株式会社ジーニーが提供するインサイドセールスツールです。

メールやLINE、SMSなど様々なチャネルからの配信ができる機能があり、幅広い層へのリーチが期待できます。

機能がシンプルであり、直観的な操作ができることから、どのような企業でも導入しやすいでしょう。

GENIEE MAの公式サイトを見る

soraプロジェクト

運営会社 株式会社soraプロジェクト
機能 リスティング広告
コンテンツマーケティング
デジタルソリューションサービスなど
公式サイト https://sora1.jp/

soraプロジェクトは、課題を引き出し商談機会を創出する「課題解決型アプローチ」を実現させるインサイドセールスツールです。

インサイドセールスの履歴管理や成果管理から、顧客の課題情報、それらに対するアプローチを実現。

営業プロセスごとにKPIを把握できる機能があるため、管理や改善にも役立てられます。商談数や契約率を自ずと高められるでしょう。

soraプロジェクトの公式サイトを見る

インサイドセールスツールを選ぶ3つのポイント

インサイドセールスツールを選ぶ際には、以下の3つのポイントを押さえましょう。

  1. 導入コストが予算内か
  2. 他システムとの連携が可能か
  3. サポート体制が充実しているか

導入コストが予算内か

インサイドセールスツールを選ぶ際に重要なポイントの一つが、導入コストです。

インサイドセールスツールの導入コストには、単純な価格だけではありません導入にかかる人件費や、カスタマイズにかかる費用、保守費用なども含まれます

あらかじめ予算を算出しておかなければ、想定外の出費にもつながるでしょう。そこで、ツール導入にかかるコストが予算内であるかの確認が大切です。

ただし、導入するうえでコストだけ見てはいけません。求める機能の有無やサービスの充実度など、総合的に判断しましょう。

他システムとの連携が可能か

他のシステムとの連携が可能かどうかも重要なポイントです。

例えば、顧客管理システムやマーケティングオートメーションツールなど、他のツールとの連携によって営業活動をスムーズに進められます。

他のシステムやデータの互換性も考えなければ、自社にとって便利なツールとはなりえません

また、ツールのAPIが公開されているかどうかの確認も重要です。APIが公開されている場合は、自社でカスタマイズや開発ができ、ビジネスプロセスの自動化につながる可能性があります。

サポート体制が充実しているか

トラブルが発生した際に、サポートが充実しているかどうかも重要なポイントです。

サポートが充実している場合、導入後のトラブル対応やカスタマイズについての相談がスムーズに行えます。問題もすぐに解決するので、ツールの効果を最大限発揮できるでしょう。

特に、社内に複雑な設定や管理ができる人材がいない場合は、サポート体制が欠かせません。

サポートにはメールや電話、チャットなどのサポート方法がありますので、どの方法に対応しているか確認しておきましょう。

まとめ|自社に合ったインサイドセールスツールを導入して業務を効率化しよう

インサイドセールスツールは、テレワークの推進により重要性が高まっています

ツールの導入により、業務の効率化を図れるうえ、効果的な営業活動につなげられるでしょう。

本記事で紹介したおすすめのツールや選ぶポイントを踏まえて、自社に最適なツールの導入を検討してみてください。

ニーズや予算など、自社に合ったインサイドセールスを導入し、営業業務を効率化させましょう。