働き方改革ツールおすすめ13選!選び方や活用するメリットも解説

「働き方改革を推進するために、おすすめのツールを知りたい」
「ツールの活用にはどのようなメリットがある?」

2019年から施行された働き方改革を進めていく中で、このような悩みに直面されるでしょう。

働き方改革と言っても、コミュニケーションの円滑化やWeb会議の浸透、勤怠管理の効率化などさまざまです。

これらの実施を促進させられるシステムの総称が「働き方改革ツール」です。

そこで本記事では、働き方改革ツールのおすすめ13選を紹介します。
選び方や活用するメリットについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

働き方改革ツールの選び方6つ

では、働き方改革ツールの選び方6つを紹介します。

  1. 料金は予算に適正であるか
  2. ルールや規定業務フローに適しているか
  3. 誰でも使える操作性に優れているか
  4. セキュリティ対策が万全であるか
  5. 既存ツールとの連携は可能か
  6. 無料トライアルはあるか

料金は予算に対して適正であるか

まずは、料金が予算に対して適正であるかを確認しましょう。

チャットツールやオンライン会議ツールなど、働き方改革ツールには、基本的に複数プランがあります。

プランに応じて機能面や制限の有無が異なり、充実するほど料金は割高になります。

予算を圧迫させないために、自社に適したプランをよく比較検討してください。

ルールや規定業務フローに適しているか

ルールや規定業務フローに適しているかも重要な点です。

どんなに優れた機能を持つ働き方改革ツールを導入しても、社内のルールや規定業務フローに適していなければ有用性はありません。また、従業員を混乱させる原因にもなります。

なお、ツールに合わせて柔軟に体制を変更できる場合も導入を検討しましょう。

誰でも使える操作性に優れているか

誰でも使える操作性に優れているかも重要です。

社員の多くが使いこなせない働き方改革ツールでは、社内への定着は難しいでしょう。

実際に操作感を確認するなら、無料トライアルの有無を確認し、体験してみてください。

セキュリティ対策が万全であるか

セキュリティ対策が万全であるかも、精査する必要があります。

仮にセキュリティ対策が不十分な働き方改革ツールを導入した場合、外部からの攻撃を受けて会社の機密情報が漏洩するリスクもあります。そのような事態になれば、顧客からの信用失墜につながりかねません。

見落としがちな面ですが、安心して利用を続けるためにもセキュリティ対策を確認するのは大切です。

既存ツールとの連携は可能か

既存ツールとの連携は可能かも、確認すべきポイントです。

すでに自社が導入しているツールを洗い出しておきましょう。

例えば、勤怠管理ツールは給与計算システム、ワークフローツール(社内の手続きを効率化するツール)は会計ソフトと連携できれば、業務効率化につながります。

無料トライアルはあるか

そして、無料トライアルの有無を確認しておくのもポイントです。

公式HPからも各ツールの情報は得られますが、操作感については実際に触れない限りわかりません。
そこで、無料トライアル期間に実際にツールを利用してみれば、自社の組織体制に適したツールであるかの判断材料になるでしょう。

コミュニケーションを円滑にする働き方改革ツール

それでは、コミュニケーションを円滑にする働き方改革ツールを3つ紹介します。

  1. ChatWork(チャットワーク)
  2. Slack(スラック)
  3. LINE WORKS(ラインワークス)

Chatwork(チャットワーク)

運営会社 Chatwork株式会社
利用料金(税込) フリープラン:無料
ビジネスプラン
550円(年間契約)
660円(月額契約)
エンタープライズプラン
880円(年間契約)
1,056円(月間契約)
※1ユーザーあたり
機能 メッセージ機能
タスク管理機能
ファイル管理機能
ビデオ・音声通話機能など
システム連携 〇(メール、受付システム、カレンダーなど)
導入事例 合同会社DMM GAMES
株式会社クレバージャパン
株式会社サンキなど
無料トライアル 1か月

ChatWorkは、導入企業34.3万社以上を誇るビジネスシーンのコミュニケーション向けチャットツールです。

シンプルで直感的な操作が可能なメッセージ機能は、利用開始日より簡単に使いこなせます。
また、タスク管理なども実施できるので、業務効率化につながります。

ChatWorkの公式サイトを見る

Slack(スラック)

運営会社 Slack
利用料金 フリープラン:0円
プロプラン
925円(年間契約)
1,050円(月額契約)
ビジネスプラスプラン
1,600円(年間契約)
1,800円(月額契約)
Enterprise Gridプラン:要問い合わせ
※1ユーザーあたり
機能 メッセージ機能
ファイル管理機能
音声ビデオ機能など
システム連携 〇(勤怠管理システムなど)
導入事例 JR西日本
三菱重工
株式会社カクイチなど
無料トライアル 30日間

Slackは、検索機能が充実したビジネス向けのチャットツールです。

閲覧したいメッセージやファイルなどにも素早くアクセス可能。
また、メッセージ画面では「〇〇さんが入力しています」と表示する機能もあり、他の人の対応状況も細かく把握できます。

Slackの公式サイトを見る

LINE WORKS(ラインワークス)

運営会社 ワークスモバイルジャパン株式会社
利用料金(税込) フリープラン:0円
スタンダードプラン
495円(年間契約)
594円(月額契約)
アドバンストプラン
880円(年間契約)
1,056円(月額払い)
※1ユーザーあたり
機能 トーク機能
カレンダー機能
アンケート機能
タスク管理機能など
システム連携 〇(チャットボット、勤怠管理システム、セキュリティシステムなど)
導入事例 ミサワホーム株式会社
株式会社テレビ朝日
株式会社ベストランド
JA鹿児島きもつき(鹿児島きもつき農業協同組合)など
無料トライアル 30日間

LINE WORKSは、月間ユーザー数9,500万人を誇るチャットツール「LINE」をビジネスシーン向けにしたツールです。

まずは管理者となる人が会社や組織のアカウントを作成し、そこにメンバーを追加すれば各機能を使ってコミュニケーションをとれます。社内の機密情報も扱うことを想定し、徹底したデータを管理しているため安心です。

LINE WORKSの公式サイトを見る

オンライン会議ができる働き方改革ツール

次に、オンライン会議ができるおすすめの働き方改革ツールを3つ紹介します。

  1. FreshVoice(フレッシュボイス)
  2. Zoom(ズーム)
  3. V-CUBE ミーティング

FreshVoice(フレッシュボイス)

運営会社 エイネット株式会社
利用料金 要問い合わせ
機能 オンライン会議
会議内容の録画・録音
ファイル共有など
システム連携 要問い合わせ
導入事例 国立大学附属病院長会議
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
社団法人日本産業カウンセラー協会
京都市役所など
無料トライアル あり(期間は要問い合わせ)

FreshVoiceは、「誰でも簡単に、すぐにWeb会議が開催できる」というモットーにしたオンライン会議ツールです。

たった3クリックでオンライン会議を開始でき、多拠点接続の際も全拠点の全画面表示ができるのが特徴。共有されたドキュメントには全拠点から直接書き込みが可能で、別の拠点から遠隔操作することもできます。

FreshVoiceの公式サイトを見る

Zoom(ズーム)

運営会社 Zoomビデオコミュニケーションズ
利用料金 無料プラン:0円
プロプラン
20,100円(年間契約)
2,125円(月額契約)
ビジネスプラン
26,900円(年額契約)
2,700円(月額契約)
ビジネスプラスプラン
31,250円(年間契約)
3,125円(月額契約)
※1ユーザーあたり
機能 オンライン会議
チャット機能
録画機能など
システム連携 〇(カレンダーツール、チャットツールなど)
導入事例 伊予銀行
千代田化工建設株式会社
日本電気株式会社
松井証券株式会社など
無料トライアル 要問い合わせ

Zoomは、ビジネスに最適化されたオンライン会議ツールです。

接続の安定性が高く、HDビデオと音声にも対応しているのでストレスフリーなオンライン会議を開催できます。
録画機能を活用すれば、会議内容を後日見直すことも可能です。

Zoomの公式サイトを見る

V-CUBE ミーティング

運営会社 株式会社ブイキューブ
利用料金 要問い合わせ
機能 オンライン会議
チャット機能
アンケート機能
録画機能など
システム連携 〇(TV会議システムなど)
導入事例 ダイキン工業株式会社
株式会社ヤクルト球団
クラスター株式会社など
無料トライアル 要問い合わせ

V-CUBE ミーティングは、シンプルな操作性と画面を特徴とするオンライン会議ツールです。
世界最新・最高レベルの映像・音声技術を採用しているため高画質・高音質な会議を実現。

PCの画面を会議参加者に共有しながら会議を進めるのも可能です。

V-CUBE ミーティングの公式サイトを見る

勤怠管理を効率化する働き方改革ツール

勤怠管理を効率化する働き方改革ツールは、以下2つがおすすめです。

  1. ジンジャー勤怠
  2. ジョブカン勤怠管理

ジンジャー勤怠

運営会社 jinjer株式会社
利用料金 月額400円
機能 出退勤管理
シフト管理
自動集計
アラート機能など
システム連携 〇(給与計算システムなど)
導入事例 山田食品産業株式会社
リソルホールディングス株式会社
株式会社アースホールディングスなど
無料トライアル 1か月

ジンジャー勤怠は、直感的な操作で出退勤管理ができる勤怠管理ツールです。

有給付与や残業時間の計算を計算する際は、労働基準に則った設定ができるので安心して利用できます。

また、アラート機能を活用すれば残業時間が労働基準法や36協定で定められた時間を超えそうな従業員にお知らせもできます。

ジンジャー勤怠の公式サイトを見る

ジョブカン勤怠管理

運営会社 株式会社DONUTS
月額料金(税込) 無料プラン:0円
中小規模の企業向けプラン
プラン1:月額220円
プラン2:月額330円
プラン3:月額440円
プラン4:月額550円
※月額最低利用料金は2,200円
大規模(500名目安)の企業向け:要問い合わせ
機能 出退勤管理
シフト管理
超過労働対策
システム連携 〇(給与計算システムなど)
導入事例 SBI証券
立命館大学
オフィスOKAN
Chatworkなど
無料トライアル 30日間

ジョブカン勤怠管理は、ICカード打刻や指静脈打刻、LINE打刻、Slack打刻など多種の打刻方法に対応した勤怠管理ツールです。
直感的な操作が好評で、最短で即日から運用を開始できます。

また、定期的に人事担当者に向けて役立つ情報を発信する無料オンラインセミナーも開催しているのも魅力です。

ジョブカン勤怠管理の公式サイトを見る

受付業務を効率化する働き方改革ツール

受付業務を効率化する働き方改革ツールのおすすめは以下の2つです。

  1. RECEPTIONIST(レセプショニスト)
  2. ラクネコ

RECEPTIONIST(レセプショニスト)

運営会社 株式会社 RECEPTIONIST
利用料金 要問い合わせ
機能 来客の着信音(電話)通知
入退館記録管理
アポイントメント機能
入館証用シール印刷など
システム連携 〇(チャットツール、顧客管理ツールなど)
導入事例 株式会社ビザスク
SBSホールディングス株式会社
株式会社マツキヨココカラ&カンパニーなど
無料トライアル あり(期間は要問い合わせ)

RECEPTIONISTは、クラウド型の受付システムです。

内線を使わず、ビジネスチャットやスマホアプリを使って社内の担当者を呼び出すので、効率的な受付対応ができます。

なお、来訪者との日程調整から受付管理までをワンストップで実施できるアポイントメント機能も搭載しています。

RECEPTIONISTの公式サイトを見る

ラクネコ

運営会社 株式会社 プロトソリューション
月額料金(税込) 5,500円〜
機能 QRコード受付機能
名刺撮影機能
インターホン機能 / 内線通話など
システム連携 〇(入退室管理システム、カレンダーアプリなど)
導入事例 株式会社ユーザベース
株式会社リョーサン
アディダス ジャパン株式会社など
無料トライアル 30日間

ラクネコは、QRコードでの受付ができるクラウド型受付システムです。

料金は利用人数に応じた設定のため、安心して利用できます。
なお、受付対応や情報管理、セキュリティ管理など最低限必要な機能はすべて基本料金内に含まれています。

ラクネコの公式サイトを見る

バーチャルオフィスをつくる働き方改革ツール

続いて、バーチャルオフィスをつくる3つの働き方改革ツールを見ていきましょう。

  1. Oasis(オアシス)
  2. oVice(オヴィス)
  3. Sococo(ソココ)

バーチャルオフィスとは、仮想の事業所を指します。

自宅で仕事をする遠隔のメンバー同士が、一緒に作業する感覚を得られ、密なコミュニケーションを取れます。

Oasis(オアシス)

運営会社 株式会社エクステンシブル
利用料金(税込) 同時接続プラン(※継続プラン)
初期費用:36,300円
19,800円(30人)
27,500円(50人)
55,000円(100人)
110,000円(200人)
同時接続プラン(※単発プラン)
初期費用:0円
16,500円(50人)
33,000円(100人)
66,000円(200人)
ID数課金プラン(※継続プラン)
初期費用:55,000円
月額料金:990円
機能 メッセージ機能
通知機能
プレゼンテーション機能
バーチャル背景など
システム連携 〇(チャットツール、カレンダーツールなど)
導入事例 要問い合わせ
無料トライアル 14日間

Oasisは、利用者がアバターで移動し会話ができるバーチャルオフィスプラットフォームです。

スマートフォンアプリでの空間利用にも対応しているので、時間と場所を問わず利用可能。
1-50人規模や50人以上、プレゼンルームなど利用人数や目的に合わせたフロア選択もできます。

Oasisの公式サイトを見る

oVice(オヴィス)

運営会社 oVice株式会社
利用料金(税込) フリープラン:0円
Entry-Sプラン
87,780円(年間契約)
7,315円(月額契約)
Entry-Mプラン
327,800円(年間契約)
27,316円(月額契約)
Teamプラン
10,780円(年間契約)
897円(月額契約)
Businessプラン
21,780 円(年間契約)
1,815円(月額契約)
Enterpriseプラン:要問い合わせ
機能 アバター機能
サイレントルーム
呼びかけ
複数人による画面共有など
システム連携 〇(カレンダーツール、オンライン会議ツールなど)
導入事例 旭化成マイクロテクノロジ株式会社
株式会社朝日新聞社
株式会社MIXI
株式会社テプコシステムズなど
無料トライアル 14日間

oViceは、場所を問わずに活発な交流を促進させるためのバーチャルオフィスプラットフォームです。

oVceに集まることで、メンバーの出社状況だけでなく会議中や作業中の業務状態も可視化できます。

全社キックオフや内定者懇親会など、社内交流イベントにも、効果的に利用可能です。

oViceの公式サイトを見る

Sococo(ソココ)

運営会社 株式会社テレワークマネジメント
利用料金 要問い合わせ
機能 アバター機能
呼び出し機能
ノック機能など
システム連携 〇(オンライン会議ツールなど)
導入事例 VIVエンジニアリング株式会社など
無料トライアル 3週間

Sococoは、自分のアバターを操作して、実際のオフィスと同様の環境で業務遂行できるバーチャルオフィスツールです。

200種類以上の豊富なオフィスレイアウトが用意されており、メンバーは業務に応じて部屋に移動するため、誰がどこにいるかもすぐにわかります。

会話はワンクリックでスタート可能。実際にオフィスで働いている時と同様に、気軽に話し掛けられます。

Sococoの公式サイトを見る

働き方改革ツールを利用するメリット4つ

働き方改革ツールを利用するメリットは、以下の4つです。

  1. 優秀人材の獲得につながる
  2. 従業員が働きやすい環境づくりができる
  3. 不測の事態にも対応しやすくなる
  4. 従業員満足度の向上が期待できる

優秀な人材の獲得につながる

働き方改革ツールを利用すれば、優秀な人材の獲得につながります。

働きやすい環境が備わっている会社には、自ずと優秀な人材も集まるでしょう。
また、現在抱えている優秀な人材の流出も防げます。

従業員が働きやすい環境づくりができる

次に、従業員が働きやすい環境づくりができます。

働き方改革ツールを利用することで、業務を効率化し生産性向上を実現できます。

そして、従来は出社を前提としていた業務を順次テレワーク対応にすることで、多様な働き方を提供できます。
テレワークを行う際も働き方改革ツールを積極的に活用すれば、より一層働きやすくなるでしょう。

不測の事態にも対応しやすくなる

働き方改革ツールを利用すれば、不測の事態にも対応しやすくなります。
例えば、台風などの災害時に出社が困難になった際はオンライン会議ツールでの打ち合わせに切り替えることもできます。

従来は、不測の事態が起きると業務が停止してしまうこともありました。しかし、働き方改革ツールの活用により、あらゆる事態にも難なく対処できるでしょう。

従業員満足度の向上が期待できる

そして、従業員満足度の向上が期待できます。

会社を運営していくうえで従業員満足度の向上に努めることは重要です。
本記事で紹介した働き方改革ツールは業務内、業務外どちらにおいても従業員満足度を高めるものです。

可能であれば、従業員にアンケートを実施し業務に関する要望を把握するのも良いでしょう。社員の本音がわかれば、従業員満足度の向上に直結する働き方改革ツールを探しやすくなります。

まとめ:働き方改革ツールを導入して生産性向上を目指そう

働き方改革ツールを利用すれば、業務の生産性向上を実現できます。また、従来は非効率的だった部分の改善につながり、従業員の負担を減らせます。

働き方改革ツールはさまざまな種類があるので、闇雲な導入は推奨しません。まず、自社の課題を明確化しましょう。

そして、実際に比較検討をするために、無料トライアルがあれば活用してください。

本記事で紹介した働き方改革ツールの選び方を参考にして、自社に適した働き方改革ツールを導入しましょう。