名刺管理アプリのおすすめ12選を徹底比較!選ぶ際のポイントも紹介

「名刺を効率よく管理、活用していきたい」
「名刺管理アプリを使用したいけど、情報漏洩が心配……」

このように、名刺管理で悩みを抱えている方は多いでしょう。

名刺管理アプリは、取引先の名刺をスキャンするだけでデータ化して管理できるシステムのこと。従来の紙による管理ではなく、効率的かつ安全に保管できます。

しかし、名刺管理アプリには豊富な種類があり、どれを導入すればいいのか悩むでしょう。

そこで本記事では、名刺管理アプリのおすすめ12選や選び方を紹介します。

名刺管理アプリを選ぶうえでの比較ポイント5つ

では、名刺管理アプリを比較するポイントを5つ紹介します。

  • 比較ポイント1.スキャン方法
  • 比較ポイント2.データの保存方法
  • 比較ポイント3.名刺の登録可能数
  • 比較ポイント4.外部ツールとの連携
  • 比較ポイント5.対応デバイス

比較ポイント1.スキャン方法

名刺管理アプリのスキャン方法は、大きくOCR機能を活用する「自動入力」とオペレーターによる「手動入力」の2種類があります

自動入力は、カメラで撮影した名刺の文字を認識しテキスト化します。ツールによって精度が不ぞろいであり、高品質なツールを選ぶ必要があるでしょう。

一方、手動入力の場合はミスの確率を減らせます。しかし、反映されるまでにやや時間がかかる点は懸念点でしょう。

比較ポイント2.データの保存方法

名刺管理アプリでデータを保存する方法は、「クラウド」と「オンプレミス」の2通りあります。

クラウドは、オンラインで名刺データを保存するので、時間や場所を問わずどこからでもデータを確認でき、社内での共有もスムーズです。

ただし、インターネットに接続できない環境では使用できません。

オンプレミスは、オフラインで端末にデータを保存します。

オンプレミスのメリットは、ネットワークのパフォーマンスが高いこと。データ転倒も高速で行えます。

ただし、保存量に上限があり、拡張性の低さは留意点でしょう。

クラウドとオンプレミスには、それぞれに良し悪しがありますので、比較検討して導入してみてください。

比較ポイント3.名刺の登録可能数

名刺の登録可能数はアプリによって異なります。

無料プランは気軽に利用できる反面、登録可能数が限られる場合があるため、大量の名刺管理には不向きです。

また、今ある名刺が少なくても、いずれ枚数が増える可能性も考えられるでしょう。

名刺管理アプリを選ぶ際は、保存したい名刺を全て登録できるように、可能上限数を確認してください。

名刺の枚数を数えるのが難しい場合や、今後増える可能性があるなら、無制限で登録できるアプリを検討しましょう。

比較ポイント4.外部ツールとの連携

SFAやCRMなど営業サポートツールを使っているなら、既存ツールとの連携が可能かを確認しましょう。

名刺管理アプリとSFAやCRMなどのシステムと連携できれば、利便性が高まり、業務効率向上効果も期待できます。

比較ポイント5.対応デバイス

名刺情報を管理するにあたって、スマートフォンだけでなくパソコンやタブレットなどの対応デバイスを確認しましょう。

パソコンやスマートフォンなど、複数デバイスで利用できれば、オフィスだけでなく電車内や外出先など、場所を問わず確認できます。

パソコンの方が画面が大きく閲覧しやすいため、作業のしやすさにも大きく影響するでしょう。

名刺管理アプリのおすすめ12選

それでは、名刺管理アプリのおすすめ12選を紹介していきます。

アプリ名 料金 スキャン方法 登録可能数
Eight  13,200円~ 自動入力 無制限
SmartVisca  1,430円~ 自動入力 年間1,600枚×ID数分
Evernote Teams 1,100円 自動入力 20GB+2GB/ユーザー
トーニチネクスタメイシ 660円~ 自動入力 無制限
CamCard Business 1,700円~ 自動入力 無制限
メイシー 2,178円~ 自動入力 2,500枚
Wantedly People 無料 自動入力 無制限
Sansan 名刺の枚数で変動 自動入力 要問い合わせ
名刺バンク2 名刺の枚数で変動 自動入力 要問い合わせ
myBridge 無料 自動入力 無制限
名刺ファイリングCLOUD 無料~ 自動入力 100枚
ホットプロファイル 要問い合わせ 自動入力 要問い合わせ

Eight Team

運営会社 Sansan株式会社
利用料金 無料
Eightプレミアム:月額480円
※2023年6月1日以降は月額600円Eight Team
基本使用料:13,200円
アカウント料:1名あたり440円(11名以降)
※2023年6月1日以降550円
対応デバイス スマートフォン
名刺の登録可能枚数 無制限
スキャン方法 撮影
スキャナ
オペレーター校正(有料オプション)
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 HubSpot

Eight Teamは、3,000社の中小企業に選ばれている名刺管理アプリです。

AIとオペレーターによる手入力で高品質な名刺のデータ化ができます。

名刺の登録可能数に制限はありません。グループ会社の名刺も手軽に共有できます。

また、オプションサービスの名刺アーカイブを活用すれば、担当者が異動や退職後の名刺データも管理に手間がかかりません。

会社単位はもちろんのこと、部署やチームでの利用にも適しています。

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SmartVisca

運営会社 株式会社サンブリッジ
利用料金 初期費用0円
月額1,430円/ID
対応デバイス スマートフォン
パソコン
タブレット
名刺の登録可能枚数 年間1,600枚×ID数分
スキャン方法 AI-OCR/オペレーター(オプション)
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 Salesforc
MA・チャット

SmartViscaは、名刺のデジタル化を始め、オンライン名刺交換やSalesforc連携などが可能です。

名刺を読み取る際にタグ付けをしておくと、名刺管理がスムーズになるでしょう。

AI-OCR(光学文字認識)に対応しているので、データ登録まで約1分とスピーディーに完了。オプションでオペレーター入力校正の利用もできます。

また、スマートフォンにプロフィールを登録しておけば、オンライン名刺交換も可能。最小契約数は5ライセンスから利用できます。

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 Evernote Teams

運営会社 Evernote
利用料金 個人向け:無料
チーム:月額1,100円 / ユーザー (最低2ユーザー)
対応デバイス スマートフォン
パソコン
名刺の登録可能枚数 月間20GB+2GB/ユーザー
スキャン方法 撮影
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 Google ドライブ
Slack
Miscrosoft Teams

Evernote Teamsは、名刺だけでなく文章までスキャンして保存できるアプリです。

チームでの情報共有もスムーズですし、Googleカレンダーとの連携で会議の準備にも活用できます。

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トーニチネクスタメイシ

運営会社 東日印刷株式会社
利用料金(税込) 初期費用0円
月額660円/1ユーザー
対応デバイス スマートフォン
パソコン
名刺の登録可能枚数 1度に100枚まで
スキャン方法 スマートフォン/撮影
パソコン/スキャナ
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携

トーチネクスタメイシは、名刺の自動名寄せが可能なので、氏名やメールアドレスが同じであれば、部署が変わっても自動で統合されます。

名刺の登録日を履歴として残し、経歴はCSVデータとして出力が可能。

また、名刺を登録する際に、3段階までのタグ付けができるので、名刺情報をグループ化して管理したいときに活用できるでしょう。

2ヶ月間の無料トライアルは100枚までですが、有料版は無制限です。

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CamCard Business

運営会社 ワウテック株式会社
利用料金 STANDARD:1,700円
PROFESSIONAL:2,500円
対応デバイス マルチデバイス
名刺の登録可能枚数 無制限
スキャン方法 撮影
スキャナ
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 Web Service API

CamCard Businessは、コストを抑えたい企業向けの月額1,700円のSTANDARDプラン、多くの企業に選ばれている月額2,500円のPROFESSIONALプランから選べます。

いずれも登録可能数は無制限ですが、最低契約は5IDから。どちらのプランも機能や条件はほぼ同じですが、高精度校正の枚数はSTANDARDは月に20枚、PROFESSIONALは月に50枚までです。

追加オプションとして、企業ごとに100枚/3,000円でプラスもできます。10日間の無料トライアルから試せるのもおすすめポイントです。

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メイシー

運営会社 株式会社もぐら
利用料金(税込) 月額費用:2,178円/ユーザー数無制限
データ入力料金:27.5円/枚
スキャン料金:11円/枚
対応デバイス スマートフォン
パソコン
名刺の登録可能枚数 2,500枚
スキャン方法 撮影
スキャナ
保存方法 クラウド(一部オンプレミス)
外部ツールとの連携 API

メイシーは、スマートフォンやパソコンに対応しており、登録した名刺は一覧で確認・管理が可能で、一部オフラインでも管理できます。

個人情報保護とセキュリティもしっかりしているので、安全性を重視したい方に適しています。

登録可能数枚数は2,500枚までですが、超える場合は2,500枚ごとに1,078円で追加が可能。名刺をデータ化する場合は、月額料金以外に名刺の入力料金と名刺のスキャン料金がかかることに留意しましょう。

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Wantedly People

運営会社 ウォンテッドリー株式会社
利用料金 無料
対応デバイス スマートフォン
パソコン
名刺の登録可能枚数 無制限
スキャン方法 撮影
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 スマートフォン端末の連絡帳アプリ

Wantedly Peopleは、400万人以上に使われている無料の名刺管理アプリです。

1度に10枚までの名刺を撮影し、その場でデータ化し連絡帳に追加します。

登録した相手がプロフィールを更新すると、アプリを開いたときに更新情報を確認できるのもポイントです。

登録したデータは、Excelへの書き出しやCVSでの保存もできます。

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Sansan

運営会社 Sansan株式会社
利用料金 初期費用+運用支援費用(要問い合わせ)
対応デバイス マルチデバイス
名刺の登録可能枚数 要問い合わせ
スキャン方法 撮影
専用スキャナ
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 Salesforce
API
Concur Expense

Sansanは、Salesforceとの連携が可能なためデータの重複を防ぎます。

顧客情報を登録しておけば、Salesforce上で商談情報の確認も可能な、企業向けの名刺管理アプリです。

専用スキャナで名刺を高速スキャン、名刺データ化はAI+手入力ですが併用により精度を高められるでしょう。

名刺の自動寄せや検索、引き付き事項をメモして情報共有ができるのもポイントです。

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名刺バンク2

運営会社 株式会社アイネット
利用料金 名刺枚数による従量制課金制
対応デバイス マートフォン
携帯電話
タブレット
名刺の登録可能枚数 要問い合わせ
スキャン方法 撮影
スキャナ
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 Sales Force Assistantシリーズ

名刺バンク2は、名刺枚数によって課金する名刺管理アプリなので利用人数の縛りはありません。企業全体や部署などでの情報共有がスムーズになるでしょう。

スマートフォン・タブレット・携帯電話に対応していますし、クラウド型なのでいつでもデータを確認できるのもポイントです。

セキュリティは、国内最高クラスのアイネットクラウドデータセンターで運用されています。

事前に権限を設定しておけば、担当者が登録できない場合に代理人による登録も可能。登録したデータは、CVS形式で出力し保管できます。

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myBridge

運営会社 マイブリッジ株式会社
利用料金 無料
※2023年6月1日より「共有名刺帳」は一部有料
対応デバイス スマートフォン
タブレット(iPadのみ)
パソコン
名刺の登録可能枚数 無制限
スキャン方法 撮影
スキャナ
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 可能

myBridgeは、無料でありながら、登録枚数は無制限で外部ツールとの連携も可能な名刺管理アプリです。

データの登録方法は、スマートフォンでの撮影と、オペレーターによる手入力のどちらにも対応しています。

URLでのオンライン名刺交換もできるため、社内での情報共有もスムーズでしょう。

国際標準に従った、24時間365日のリアルタイムモニタリングにより、セキュリティ対策も整っています。

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名刺ファイリングCLOUD

運営会社 株式会社NTTデータNJK
利用料金 100枚まで無料
1,000枚まで2,640円
対応デバイス スマートフォン
パソコン
名刺の登録可能枚数 100枚~
スキャン方法 撮影
TWAIN対応のスキャナ(複合機含む)
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携

名刺ファイリングCLOUDは、パソコンとスマートフォンで利用できる基本利用料無料の名刺管理アプリです。

無料でも利用できますが、100枚までと上限があります。

登録方法は手軽で、難しくありません。取り込んだ画像は数秒でデータ化されるので、業務効率向上にもつながります。後からデータ修正もでき、正確な情報を管理できます。

また、有料のモバイルトークンがあれば、登録データの複数ユーザーへの共有も手軽に行えます。

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ホットプロファイル

運営会社 株式会社ハンモック
利用料金 要問い合わせ
対応デバイス スマートフォン
名刺の登録可能枚数 要問い合わせ
スキャン方法 撮影
スキャナ
保存方法 クラウド
外部ツールとの連携 可能

ホットプロファイルは、新規開拓・名刺管理・営業支援を1つに集約したアプリです。

470万社以上のアプローチデータベースを搭載し、プロファイルデータベースにて名刺管理や顧客管理を行います。

専任のスタッフがサポートするので、初めてでも安心して導入できるのが魅力です。

他社製品からの乗り換え時は、データ移行もサポートしてもらえます。

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名刺管理アプリの利用でおさえておきたいポイント

次に、名刺管理アプリを利用する際におさえておきたいポイントを2つ紹介します。

  1. 情報漏洩のリスクがある
  2. 無料トライアルがあれば必ず利用する

情報漏洩のリスクがある

クラウド型のアプリは、インターネット上で名刺データを管理するため情報漏洩のリスクがあるため、セキュリティ対策が大切です。

名刺には取引先の方の個人情報が記載されているので、もし漏洩すれば会社の信用問題に発展しかねません。

ログイン時の二段階認証やワンタイムパスワードなど、セキュリティ対策がしっかりしているアプリを選びましょう。

無料トライアルがあれば必ず利用する

有料の名刺管理アプリは、機能が充実しているので使い勝手が良いイメージを持つ方も多いでしょう。

実際に利用してみたら、操作が複雑で使いづらかったり、既存システムと連携できなかったりして後悔するかもしれません。

名刺管理アプリは、実際に使用しないとわからないことも多いので、無料トライアルで試してから導入を検討してください。

名刺管理アプリのメリット3つ

では最後に、名刺管理アプリを使用するメリットを3つ紹介していきます。

  1. 作業の効率化が図れる
  2. 社内で名刺データを共有できる
  3. 時間や場所を問わず管理できる

作業の効率化が図れる

名刺管理アプリのメリットは、作業の効率化を図れること。大量の名刺を管理する場合、ファイリングの手間もかかりますし、増えるほどに保管場所も必要です。

また、確認したい名刺がある場合、探し出すのにも時間がかかるでしょう。

名刺管理アプリを活用すれば、保管の手間も場所も取らず、探したい名刺もすぐに見つけられます。

社内で名刺データを共有できる

名刺管理アプリを活用すれば、社内での名刺データ共有がスムーズになります。

紙媒体で保管する場合、名刺交換した社員はいつでもデータを確認できますが、他の社員は確認が難しくなるでしょう。

名刺交換アプリであれば、情報の属人化を防げます。

時間や場所を問わず管理できる

名刺管理アプリは、時間や場所を問わず名刺情報を管理できます。

紙媒体で管理する場合は、名刺フォルダーが邪魔になったり、社外には持ち出せなかったりすることもあるであるでしょう。

名刺管理アプリで管理すれば、フォルダー不要でいつでもどこでも確認・管理ができます。

まとめ:名刺管理アプリを比較して用途に適したものを選ぼう

名刺管理アプリは、手間を省けるだけでなく、社内でのデータの共有がスムーズになるメリットがあります。

とはいえ、スキャン方法や保存方法などツールによって異なる点があります。社内にマッチしないシステムでは、かえって業務を非効率にさせかねません。

本記事で紹介した情報を参考に、自社にとって最適な名刺管理ツールを活用してください。