法人携帯のおすすめ8社を徹底比較!コストを下げる3つのコツも紹介

ビルが立ち並ぶオフィス街で携帯電話を使う3人

企業活動に欠かせない携帯電話ですが、社員の個人携帯ではコストやセキュリティ面の不安といった課題があります。

そこで、法人携帯の導入を検討しているのではないでしょうか。

「法人携帯にはどの機種がいいのかわからない……」
「法人携帯にiPhoneは使えるの?」

とはいえ、上記のような悩みを抱えている方は多いでしょう。

そこで本記事では、法人携帯におすすめの8社を紹介します。法人携帯を選ぶうえでのポイントも解説しますので、参考にしてください。

法人携帯におすすめの3大キャリア

携帯電話を操作するスーツ姿の人

では早速、法人携帯におすすめの3大キャリアを紹介していきます。

  1. docomo(ドコモ)
  2. au
  3. SoftBank(ソフトバンク)

docomo(ドコモ)

docomoの公式サイト画像

月額料金(税込) ビジネスパック:2,893円~
(基本使用料2,178円/付加機能715円)※
購入可能機種 Galaxy A23 5G SC-56C
AQUOS wish2 SH-51C
arrows We F-51B
iPhone14 Pro/iPhone14 Pro Max
iPhone14/iPhone14 Plus
iPhone13 Pro/iPhone13 Pro Max
iPhone13/iPhone13mini
iPhone SE(第3世代)
iPhone12 Pro/iPhone12 Pro Max
iPhone12/iPhone12mini

※2 arrows We(F-51B)の場合

ドコモのビジネスパックは、月額2,989円~利用できます。

ビジネスパックにはビジネス通話割引があるのも嬉しいポイント。1回線あたり定額料(無料)で、グループ内への国内通話は24時間定額のため実質無料です。

ドコモビジネスメンバーズに入会しておけば、月々の利用金額200円につき、1~10ポイントがもらえます。ドコモビジネスメンバーズは、入会金も年会費もかかりません。

さらに、24時間365日あらゆるリスクから守ってくれる、安心のセキュリティ体制も整っています。

福利厚生に活用できるデジタルクーポンは、無料で利用できるので社員の満足度向上にも役立つでしょう。

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au

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月額料金(税込) スマホミニプラン 5G/4G:2,365円~
スマホスタートプラン 5G/4G:2,915円~
※2年目以降4,103円
スマホスタートプランライト 5G/4G:1,265円~
※2年目以降2,453円
ケータイプラン:1,265円~
購入可能機種 Google Pixel 7a
DIGNO (R) SX3 KYG02
Galaxy A23 5G SCG18
Xperia 10 IV SOG07
AQUOS sense6s SHG07
TORQUE 5G KYG01
iPhone14 Pro/iPhone14 Pro Max
iPhone14/iPhone14 Plus
iPhone13/iPhone13mini
iPhone12
iPhone SE
GRATINA KYF42

※スマホスタート1年割適用価格

auは法人向けサービスとして、4つのプランを提供しています。

機種変更や他社からの乗り換えなどで、新規契約が対象ですが、スマホスタート割が適用されると初年度は割引価格での利用が可能です。

2年目以降は通常価格に戻りますが、1年間コストをおさえられるのは嬉しいポイントとなるでしょう。

さらに、auではカーボンニュートラルへの取り組みも行っています。業界初となる、スマホのCO2排出量のデータ可視化を実現しており、法人携帯を利用すれば追加料金無料で利用できます。

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SoftBank(ソフトバンク)

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月額料金(税込) メリハリ無制限:7,238円~
ミニフィットプラン+:3,278円~
スマホデビュープラン:1,078円~
ケータイ通話プラン・ケータイ100MBプラン:1,078円~
データ通信専用50GBプラン:1,078円~
データ通信専用3GBプラン:5年間1,078円
63ヶ月目以降1,408円
購入可能機種 AQUOS wish
AQUOS wish3
DIGNO BX2
AQUOS sense3 basic
DIGNO BX
arrows We
Xperia 5 III
AQUOS zero6 など
iPhone14 Pro/iPhone14 Pro Max
iPhone14/iPhone14 Plus
iPhone13/iPhone13mini
iPhone12
iPhone SE

ソフトバンクは、用途に合わせて選べる6つのプランを提供しています。

ギガを気にせず使いたいときは、データ容量無制限で通話料は従量課金の「メリハリ無制限」プラン。データを使わない月は勝手に割引されるのが特徴です。

データ量が一定ではない方やあまり使わない方には、データ使用量で料金が変動するプランの選択肢もあります。

ソフトバンクは、法人向けのパック(税込522円/月)があり、共有電話帳や一斉メッセージ送信など、ビジネスにあると便利なサービスを利用できるのも魅力。パックは全てのスマートフォンに対応しています。

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法人携帯におすすめの格安SIM5選

窓辺のデスクでスマートフォンを操作している

続いて、法人携帯でおすすめの格安SIM5選を紹介します。

  1. Y!mobile(ワイモバイル)
  2. 楽天モバイル
  3. UQ mobile
  4. BIGLOBEモバイル
  5. mineo

Y!mobile(ワイモバイル)

Y!mobileの公式サイト画像

月額料金(税込) シンプルプラン:2,178円~/法人割引1,408円~※
携帯ベーシックプラン:月額基本使用料1,027円~※
購入可能機種 AQUOS wish2
Android One S10
Libero 5G III
OPPO Reno7 A
Xperia Ace III
iPhone12
iPhoneSE(第3世代)
AQUOSケータイ4
DIGNOケータイ4

※別途事務手数料3,850円(税込)やサービス料が発生

ワイモバイルでは、法人向けにオンラインストアで手続きが完結するサービスを提供しています。

法人契約割引では、対象回線がずっと毎月700円割引になり、2回線以上の契約で全回線お得になるのも嬉しいポイントです。

対象となるプランは、スマホはシンプルプランSMLと、ガラケーはケータイベーシックプランSSがあります。

シンプルプランは、データ通信容量に合わせて3GB・15GB・25GBまで、ケータイベーシックプランは、月額基本使用料1,027円~利用できます。

いずれも契約期間の縛りはなく、解除料もかかりません。

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楽天モバイル

楽天モバイルの公式サイト画像

月額料金(税込) データ無制限プラン:2,178円~
購入可能機種 Rakuten Hand 5G
OPPO Reno7A
Redmi Note11 Pro5G
OPPO A55s 5G など
iPhone14 Pro Max
iPhone14 Pro
iPhone14 Plus
iPhone14
iPhone13
iPhoneSE(第3世代)

楽天モバイルは、通話もデータ通信もひとつのプランを提供しています。

使用するデータ量によって料金は変動しますが、データ無制限でも月額3,278円と利用しやすい価格が魅力です。

また、Rakuten Link Officeアプリを使えば、国内通話がかけ放題なので、通話料も気になりません。固定電話にかけてもOKですし、テザリングも留守番電話も無料で利用できます。

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UQ mobile

月額料金(税込) ミニミニプラン:1,078円~
トクトクプラン:990円~
コミコミプラン:3,278円
購入可能機種 GalaxyA54 5G
GooglePixel6a
Galaxya23 5G
Arrows We
iPhoneSE(第3世代)

UQ mobileは、2023年6月1日から受付開始になった、3つの法人向けプランがあります。

いずれも1年目・2年目以降も基本料金はそのままで、契約期間の縛りもありません。

プランはシンプルでわかりやすい3プランのみですが、ガラケーもスマホも料金は同じなのが留意点です。

  • コミコミプラン:20GB/1回10分以内の国内通話が無料
  • トクトクプラン:1GBまで990円~/15GBまで2,178円
  • ミニミニプラン:4GBまで1,078円(自宅セット割適用の場合)

UQモバイルには法人専用窓口があります。相談や申込は専用窓口を利用しましょう。

法人専用窓口:0120-929-975
受付時間 9:00~18:00(土日祝、年末年始を除く)

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BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルの公式サイト画像

月額料金(税込) データSIM(SMSなし):220円~
データSIM(SMSあり):352円~
音声SIM:770円~
購入可能機種 moto e32s
AQUOS wish
OPPO Reno7 A
Redmi Note 11 Pro 5G
Xperia 10 IV
Xiaomi 11T Pro

BIGLOBEモバイルは、データSIM3GBを月額770円で提供しています。

音声SIMでも、1GBなら月額858円~と低価格ですが、法人携帯の利用には、BIGLOBEオフィスサービスへの申し込みが必要です。

基本コース(税込) 総合コース(税込)
管理者 550円/月 2,750円/月※1
利用者 1人~4人まで無料
5人以降330円/月
1人あたり2,200円/月
1人あたり2,530円/月※2

さらに、データSIM(SMSなし)・データSIM(SMSあり)・音声SIMから用途に合わせて選べ、それぞれ7つのプランを提供しています。

購入できる端末はAndroidだけですが、SIMフリーのiPhoneであれば利用可能です。

ただし、ビッグローブモバイル法人向け格安スマホは、ドコモとauの回線を利用しているため、格安SIMの回線と購入元キャリアが同じでなければいけません。

回線と購入元が異なる場合は、SIMロック解除手続きが必要になります。SIMフリー端末なら解除手続き不要です。

※:1BIGLOBEモバイルでM2M専用プラン(ライトSSを除く)利用の場合は無料
※2:BIGLOBEモバイルでM2M専用プラン(ライトSSを除く)利用の場合は2,200円(税込)/月

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mineo

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月額料金(税込) シングルタイプ(データ通信のみ)770円~
デュアルタイプ(データ通信 + 090音声通話)1,441円~
購入可能機種 moto g53j 5G(2023年6月22日より販売開始)

mineoの法人携帯は、トリプルキャリアに対応しています。

3大キャリアから好きな回線を選べて、500台以上の動作確認済み端末があるので、手持ちの端末を使える可能性があるのも嬉しいポイントです。

mineoで契約した端末であれば、キャリアに関わらず社内でデータ容量をシェアできます。

キャリアによって月額利用料金は異なりますが、基本データ容量は500MB~30GBまで。1企業の管理IDで2回線以上契約すると、各回線の月額基本料金が50円割引になる複数回線割引があるのもポイントです。

複数回線割引は自動で適用されるため、申し込む必要はありません。

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法人携帯を契約するときにコストを下げる3つのコツ

床にあぐらをかいて座りスマートフォンを操作している

続いて、法人携帯を契約するときコストを下げるコツを3つ紹介します。

  1. 用途に適したプランを契約する
  2. 複数社のプランを比較検討する
  3. 法人携帯の販売代理店で端末を安く購入する

用途に適したプランを契約する

法人携帯を契約する際は、用途に適したプランがあるかどうか確認してください。

料金が安くても、使いたい機能がないと業務に支障が出る恐れがあります。

充実したプランは魅力ですが、使わないサービスがあれば無駄な料金を支払い続けなければいけません。

人によってデータ使用量が異なる場合は、社内でデータ容量をシェアできるプランを選択しましょう。

複数社のプランを比較検討する

法人携帯のプランは、複数社を比較して検討することが大切です。

月額料金が同じくらいでも、特典や割引率はそれぞれ異なります。複数社のプランを比較して、自社に合ったプランを見極めましょう。

法人携帯の販売代理店で端末を安く購入する

法人携帯のコストをおさえたい場合は、端末を販売代理店で購入するのも選択肢のひとつとして検討してみてください。

販売代理店は大手キャリアと契約しているため、同じサービスをより安く提供できます。

また、販売代理店独自のプランやサービスを提供していることもあります。端末を安く購入したい場合は、キャリアと販売代理店の価格を比較してみましょう。

法人携帯を選ぶうえでの注意点

足早に歩きながらスマートフォンを操作している

ここでは、法人携帯を選ぶうえでの注意点について紹介します。

  • 違約金などの請求がないか確認する
  • セキュリティ面の万全な対策をする

違約金などの請求がないか確認する

法人携帯を選ぶ際は、違約金の請求がないかを確認しましょう。

大手キャリアでは、2022年3月から違約金を撤廃しています。しかし、一部のプランでは違約金が発生する場合があるので、注意してください。

契約前に違約金について確認しておくと安心です。

セキュリティ面の万全な対策をする

法人携帯はセキュリティ面での万全な対策が欠かせません。

法人携帯には、企業の機密情報が豊富に入っています。そうした情報が外部に漏洩した場合、大きな損害を被ります。

そこで、万全なセキュリティ対策を取りましょう。

また、企業のセキュリティポリシーに遵守してモバイルデバイスを管理できるMDMの導入も視野に入れてみてください。

法人携帯を利用するメリット

横一列に並んだす複数の椅子に座りそれぞれ携帯電話を操作している

法人携帯を利用する3つのメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 通話料金のコスト削減につながる
  2. 社内で情報共有がしやすくなる
  3. セキュリティが強化できる

通話料金のコスト削減につながる

法人携帯を利用する最大のメリットは、通話料金のコスト削減につながることです。

法人携帯向けプランの多くは、個人契約よりも通話料が50%~80%程度安く設定されています。

通話料が多い場合でも、法人携帯を利用すれば通話料金のコスト削減につながるでしょう。

ただし、割引率は契約回線によっても異なるため、プランを比較して選ぶことも大切です。

社内で情報共有がしやすくなる

法人携帯を利用すれば、社内での情報共有がしやすくなるといったメリットもあります。

情報をクラウド上で共有すれば、社内情報や顧客データなどの確認もスムーズです。

どこにいてもデータを確認できるので、社外でスケジュールなどを確認したい場合もわざわざ会社に戻る必要はありません。

セキュリティが強化できる

法人携帯はセキュリティを強化できるのもメリットです。

遠隔管理できる端末であれば、情報漏洩のリスクを軽減できます。MDMの導入により、より強固なセキュリティ対策が実現するでしょう。

法人携帯のおすすめに関するよくある質問

オフィスのデスクにあるパソコンの前で携帯電話を操作しているビジネスマン

では最後に、法人携帯でよくある質問について紹介します。

法人携帯におすすめのiPhoneは何ですか?

法人携帯には、iPhoneSE(第3世代)がおすすめです。

iPhoneSE(第3世代)は、コンパクトな4.7インチで携帯しやすく、指紋認証を採用しているためセキュリティ面にも優れています。

さらに、Retina HDディスプレイは視認性も高く、バッテリーが長持ちするのも魅力でしょう。

Androidでおすすめの法人携帯はありますか?

耐久性を重視したいなら、「AQUOS Wish」や「TORQUE」がおすすめです。どちらも耐久性と防水性も兼ね備えています。

機能にはあまりこだわらず、端末のコストをおさえたい場合は、OPPOや楽天オリジナルモデルがおすすめです。

通話のみの法人携帯ならガラケーも選択肢に入りますか?

通話のみであれば、ガラケーも選択肢に入れられます。

3大キャリアでもガラケーは安く手に入りますが、販売代理店もチェックすれば、さらに安く購入できるかもしれません。

ただし、かけ放題オプションがないと通話料がかさむ恐れがあるので、複数社でかけ放題オプションも比較しましょう。

まとめ:法人携帯のおすすめは用途に合った端末とプラン

スーツ姿の8人が屋外でスマートフォンを操作している

法人携帯を利用すれば、端末や通話料金など通信コストをおさえられます。

プランやサービスはキャリアで異なりますが、複数社を比較することで用途に合った端末とプランを選べるでしょう。

スマートフォンでなく、ガラケーの選択肢もあるので、自社に合う法人携帯を見つけてください。