迷惑電話の対処法7つ!会社必見の今すぐに実践したい方法を伝授!

オペレーターが迷惑電話に対応している

会社にかかってくる電話の中には、迷惑電話もあるでしょう。

しかし、電話に出るまでは迷惑電話かどうかの判別は容易ではありません。電話に出てから営業電話や悪質なクレームなどの迷惑電話を認識できます。

迷惑電話は、本来業務に充てるべきリソースを浪費し、業務の遂行に支障をきたしかねません。

実は、迷惑電話にはさまざまな対処法があります。

そこで本記事では、迷惑電話の対処法を7つ紹介していきます。今すぐ実践したい会社必見の方法ですので、ぜひ参考にしてください。

これで解決!迷惑電話の対処法

木製の人形ブロックの頭の上にひらめきマークが乗っている

それでは、迷惑電話の対処法について解説していきます。

  1. 着信拒否の設定をする
  2. IVR(自動音声応答)を取り入れる
  3. 電話対応の時間を限定する
  4. 非通知の電話なら出ない
  5. 迷惑電話防止システムを導入する
  6. 社内教育・マニュアル作りをする
  7. 警察に通報・相談する

着信拒否の設定をする

着信拒否は、迷惑電話に有効な対処法です。

しつこい営業電話は、きっぱり断っても何度でもかけてくる可能性があります。

迷惑電話が頻繁にかかってくれば、業務に支障が出るだけでなく、電話に対応する社員にもストレスになるでしょう。

そこで、着信拒否の設定をすれば電話がつながりません。

着信拒否設定にすれば、着信音も鳴らないので業務への支障や社員のストレスも軽減されるでしょう。

IVR(自動音声応答)を取り入れる

迷惑電話の対処法としては、IVR(自動音声応答)を取り入れるのも選択肢のひとつです。

自動音声ガイダンスにより、発信者に目的に合う番号を選択するよう促します。

最終的にオペレーターにつなぐ選択肢もありますが、それまで時間がかかるのでIVRとわかった時点で諦める可能性が高まります。

電話対応の時間を限定する

電話対応の時間を設定するのも、迷惑電話には有効です。

営業時間外は自動音声での対応となるため、就業前や残業中の社員の迷惑電話に対応せずに済みます。

ただし、時間を限定すると取引先からの電話にも対応できません。

電話対応の時間を限定する場合は、取引先にその旨を伝えるか、営業時間外に連絡がつく番号を知らせておきましょう。

非通知の電話なら出ない

「非通知の電話なら出ない」を社内で徹底するのも有効です。

電話機に非通知拒否機能があれば、設定しておくだけで非通知拒否ができます。

非通知でかけてくる迷惑電話が多い場合は有効な手段ですが、取引先が非通知でかける場合は注意が必要です。

予め取引先には、非通知ではつながらないことを伝えておくといいでしょう。

迷惑電話防止システムを導入する

迷惑電話防止システムの導入も、迷惑電話防止対策のひとつです。

着信拒否や非通知拒否では、会社にかかってくる全ての電話に反映されるため、取引先からの電話も拒否します。

迷惑電話防止システムなら、自社で拒否する電話番号を登録する手間もかかりません。

社内教育・マニュアル作りをする

迷惑電話防止対策には、社内教育やマニュアル作りも有効です。

迷惑電話をかけてくる相手が複数の電話番号を把握している場合、対応する社員の業務負担が増えます。

そこで、社内教育やマニュアル作りをすれば、誰が電話に出ても適切に対応できるでしょう。

社員教育やマニュアル作りが直接迷惑電話を減らす効果はないとしても、経験が浅い新入社員でも落ち着いて対応できます。

警察に通報・相談する

悪質な迷惑電話は、警察に通報や相談しましょう。

ただの嫌がらせでは、警察に相談しても解決に至るような対応は期待できません。しかし、業務に支障をきたすような誹謗中傷や脅迫があった場合は、警察も対応してくれる可能性があります。

警察に相談するには証拠が必要です。電話内容の録音や、かかってくる頻度を記録しておきましょう。

なお、警察に迷惑電話の相談をする場合は、専用窓口の「#9110」で対応してもらえます。

迷惑電話が携帯にかかってきた時の着信拒否設定

スマートの通話設定をしている

続いて、迷惑電話が携帯にかかってきた時の着信拒否設定について見ていきましょう。

  • iPhone
  • Android

iPhone

iPhoneで着信拒否する場合は、電話アプリから設定できます。

  1. 連絡先(よく使う項目)や電話履歴(留守番電話)を選択
  2. 拒否したい電話番号の横にある「i」マークをタップ
  3. 下にスクロールして該当発信者拒否をタップ

上記の手順で設定すると、着信拒否した連絡先に登録されます。着信拒否した電話番号は、後から編集も可能です。

非通知電話やスパム電話を留守番電話に転送もできます。

  1. 設定→電話をタップする
  2. 不明な発信者を消音するに設定する
  3. 着信拒否設定と着信ID→「迷惑電話を消音」に設定する

不明な発信者を消音に設定した場合は、連絡先や発信履歴にある番号や、Siriからの提案で該当する電話の通知を受信できます。

着信拒否設定と着信ID設定では、使用している通信事業者がスパムと識別した通話を消音できますが、通信事業者によっては利用できないこともあるのが留意点です。

Android

Androidで迷惑電話を着信拒否する場合、特定の番号をブロックする方法と、非通知をブロックする方法の2通りあります。

特定の番号をブロック

  1. 電話アプリからその他のアイコン「︙」
  2. 通話履歴からブロックしたい番号をタップする
  3. ブロックして迷惑電話として報告を選択する
  4. ブロックをタップする

非通知をブロック

  1. 電話アプリからその他のアイコン「︙」
  2. 設定からブロック中の電話番号をタップ
  3. 不明な発信者をオンにする

非通知をブロックできるのは、連絡先に保存している番号のみです。連絡先に登録されていない番号は受信するので注意してください。

迷惑電話がかかってくる原因

?や!、吹き出しやiマークiのアイコンを持つ4人のイラスト

企業宛に迷惑電話がかけられる原因は、インターネットの普及により、検索すれば誰でも簡単に会社の電話番号を入手できるためです。

迷惑電話がかかってくる原因は、いたずら目的での無言電話やすぐに切るなど。悪質なクレーマーや私怨などもあります。

固定電話は、会社のホームページや広告から、携帯電話は、名刺や流出した社員リスト、メールの署名などから電話番号を入手するケースが多いようです。

迷惑電話防止対策に役立つサービス6選

オフィスで電話に対応している女性

それでは、迷惑電話防止対策に役立つサービス6選を紹介します。

  1. 通話録音・迷惑電話防止システム
  2. トビラフォンCloud
  3. NTT東日本 ひかりクラウドPBX
  4. モバビジ
  5. ミーテル
  6. モッテル

通話録音・迷惑電話防止システム

通話録音・迷惑電話防止システムの公式サイト画像

運営会社 オフィスコム株式会社
主な機能 迷惑電話防止機能
通話録音機能
迷惑電話フィルタ
集中型管理システム
料金(税込) 4,510円~(リース金額/月・5年)

通話録音・迷惑電話防止システムは、工事不要で設置するだけの迷惑電話防止サービスです。

約25,000件以上の迷惑電話リストを保有し、迷惑電話防止機能と通話録音機能などを搭載しています。

通話録音システムは、音声をMP3形式で保存するので、言った言わないのトラブル回避に役立つでしょう。

迷惑電話フィルタは、会社にかかってくる迷惑電話を強力にブロック。発着信履歴はクラウドサーバーに保存されるため、Web管理画面から一括管理できます。

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トビラフォンCloud

トビラフォンCloud公式サイトの画像

運営会社 トビラシステムズ株式会社
主な機能 迷惑電話番号フィルタ機能
非通知着信拒否
着信拒否番号指定
通話録音など
料金(税込) 2名で利用:初期費用33,000円/月額3,300円
20名で利用:初期費用88,000円/月額37,400円

トビラフォンCloudは、ビジネスフォンを便利で快適にするサービスです。

3,000件以上のデータを元に、フィルタリングで迷惑電話の可能性がある着信を事前に通知します。

さらに、50,000件以上の膨大な電話番号データベースから、該当する電話番号を自動で表示するので、発信元を特定できるのも注目したいポイントです。

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NTT東日本 ひかりクラウドPBX

NTT東日本 ひかりクラウドPBXの公式サイト画像

運営会社 東日本電信電話株式会社
主な機能 転送機能
留守番電話機能
発信規制など
料金(税込) 基本工事費:1,100円~
新設工事費:14,300円~
ID利用料:11,000円~
※「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光ライトプラス」「フレッツ 光ライト」いずれかの契約が必要
+プロバイダサービス月額料
※外線通話の利用には、「フレッツ 光ネクスト」及び「ひかり電話オフィスA(エース)」の契約が必要

NTT東日本ひかりクラウドPBXは、スマホでオフィス番号の発着信を実現したクラウド型の電話機システムサービスです。

1台のスマホで、「内線・代表・携帯番号」の使い分けが可能。迷惑電話には、転送機能や留守番話機能で対応できます。

スマホを内線代わりにすれば、外線通話にかかるコスト削減にも役立つでしょう。

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モバビジ

モバビジの公式サイト画像

運営会社 クラウドテレコム株式会社
主な機能 発着信
発着信番号選択
音声ガイダンスなど
料金 要問い合わせ

モバビジは、スマホを会社のビジネスフォンとして利用できるサービスです。

会社で受けた電話をスマホで受け取れるので、別途転送サービスに加入する必要はありません。

モバビジのみでは着信拒否できませんが、NTTの迷惑電話おことわりサービスを併用できます。音声ガイダンス機能は、迷惑電話防止対策にも役立つでしょう。

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ミーテル

ミーテルの公式サイト画像

運営会社 株式会社RevComm
主な機能 IP電話
自動録音
通話中のモニタリング
IVR(自動音声ガイダンス)など
料金 要問い合わせ

ミーテルは、業務効率向上機能やコールセンター機能などを搭載した、ビジネス向けスマート電話サービスです。

IP電話や自動録音機能、通話中のモニタリングを標準装備。対応履歴の自動登録や音声ガイダンスなど、迷惑電話防止対策に役立つ機能も搭載されています。

インターネット電話なので固定電話は必要ありません。パソコンがあれば工事やメンテナンス不要で、すぐに導入できます。

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モッテル

モッテルの公式サイト画像

運営会社 株式会社バルテック
主な機能 通話録音
音声案内(IVR)
着信拒否番号指定
着信時相手名称表示
留守番電話など
料金(税込) スタンダード:初期費用32,780円/月額費用4,378円
ミドル:初期費用43,780円/月額費用9,350円
プレミアムA:初期費用65,780円/月額費用16,500円
プレミアムB:初期費用98,670円/月額費用41,800円
プラチナ:初期費用164,450円/月額費用104,500円

モッテルは、どこでも会社番号で発着信ができる、クラウドPBXサービスです。

1台のスマホで、会社番号での発着信と個人番号での発着信を使い分けられます。

音声案内や着信拒否番号指定など、迷惑電話防止対策に活用できる機能も搭載。開発からサポートまで自社で行っているため、トラブルがあった場合のサポート体制も整っているので安心です。

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まとめ:会社への迷惑電話には適切な対処法を取り入れよう

スーツ姿の男性が人差し指を立てている

迷惑電話は、業種に関わらずどの企業で受ける可能性があります。

頻繁に迷惑電話がかかってくれば、対応する社員の精神的負担も計り知れません。業務への支障も懸念されるなら、早急に迷惑電話防止対策を取り入れる必要があります

迷惑電話防止対策には、さまざまな方法があるので、自社にとって適切な対処法を取り入れてください。