案件管理システムのおすすめ12選!選び方や利用するメリットも解説

営業活動をするにあたって、1つの取引先にや1商品のみを取り扱うことはほとんどありません。

複数の案件を同時進行で取り組むことが多いため、それぞれを漏れなく正確に管理することが大切です。

とはいえ「複数の案件を効率良く管理する方法がわからない……」とお悩みの方もいるでしょう。

そんなお悩みを解消できるツールが、案件管理システムです。

本記事では、案件管理システムのおすすめ12選を紹介します。選び方や利用メリットも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

案件管理システムとは?

案件管理システムとは、案件にまつわる情報や営業活動の進捗状況を一元管理するためのツールです。

従来の案件管理は、Excelやスプレッドシートでまとめるのが一般的でした。

しかし、Excelやスプレッドシートの管理では、関数を利用する必要性が発生するなど、煩雑になりやすい傾向がみられます。

案件管理システムは、営業案件の管理に特化したツール。営業担当者の管理業務にかかる負担を削減でき、活動の効率化を期待できます。

案件管理システムの選び方6つ

では、案件管理システムの選び方を6つ紹介します。

  1. 予算に見合った料金であるか
  2. 必要な機能が搭載されているか
  3. マルチデバイスに対応しているか
  4. 外部ツールとの連携は可能か
  5. 操作性に優れているか
  6. 無料トライアル期間を設けているか

予算に見合った料金であるか

まず、予算に見合った料金か確認しましょう。

一口に案件管理システムと言っても、初期費用と月額費用がかかるもの、初期費用は無料のものなど、料金体系はさまざまです。

予算を明確にして、自社に適した案件管理システムを探していきましょう。

必要な機能が搭載されているか

自社にとって必要な機能が搭載されているかも重要です。

案件管理システムには、主に案件管理機能や顧客管理機能、他にも営業活動に便利な機能が搭載されています。

そこで、まず自社が必要とする機能を整理して必要最低限の機能を明確にしてください。

そこまで多くの機能を求めていないなら、必要最低限の機能を搭載したシステムを選びましょう。

マルチデバイスに対応しているか

マルチデバイスに対応しているかも、確認してください。

スマートフォンやタブレットにも対応している案件管理システムであれば、外勤時でも手軽に確認可能です。

また、案件管理システムを利用するために帰社する必要もなくなり、残業時間の削減にもつながります。

外部ツールとの連携は可能か

外部ツールとの連携は可能かも、確認しましょう。

連携可能な外部ツールの例としては、メールやチャットツール、請求管理システムなどが挙げられます。

案件管理システム単独ではなく、すでに自社が導入しているツールと連携できれば情報の移行もスムーズに実施できるでしょう。

操作性に優れているか

操作性に優れているかも、確認してください。

操作が複雑な案件管理システムでは、かえって営業担当者の負担を増やしかねません。

案件管理システムの導入目的はあくまでも「営業活動の効率化」であることを忘れないようにし、操作性をきちんとチェックしておきましょう。

無料トライアル期間を設けているか

無料のトライアル期間を設けているかも大切なポイントです。

案件管理システムの操作性を体感するには、実際に利用してみなければ掴みにくいでしょう。

基本的に案件管理システムは無料トライアルを実施しているので、ぜひ活用してください。

おすすめ案件管理システム12選

それでは、おすすめ案件管理システム12選を紹介します。

  1. Senses
  2. formrun
  3. Salesforce Sales Cloud
  4. Sales Force Assistant
  5. ネクストSFA
  6. Zoho CRM
  7. ホットプロファイル
  8. Knowledge Suite
  9. JUST.SFA
  10. eセールスマネージャー
  11. ジョブマネ
  12. kintone

Senses

運営会社 株式会社マツリカ
月額料金 Starterプラン:27,500円~
Growthプラン:110,000円~
Enterpriseプラン:330,000円~
機能 顧客管理
案件管理
行動管理
レポート機能など
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(チャットツール・請求管理システムなど)
無料トライアル 〇(期間は要問い合わせ)

Sensesは、視覚的にわかりやすいカード形式で対応の進捗状況を表示する、案件管理システムです。

AIが案件のリスク分析やアドバイスも行います。

またメールやチャットツール、請求管理ツールなどと連携させることで営業活動をいっそう効率化できるのが魅力です。

Sensesの公式サイトを見る

formrun

運営会社 株式会社ベーシック
月額料金(税込) FREEプラン:0円
BEGINNERプラン:4,268円
STARTERプラン:14,278円
PROFESSIONALプラン:28,380円
機能 案件管理
フォーム作成
問い合わせ対応
通知機能など
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(チャットツール・営業支援ツールなど)
無料トライアル 〇(期間は要問い合わせ)

formrunは、問い合わせ用フォーム作成や案件管理や顧客獲得などができるシステムです。

問い合わせが届いた際は、それをお知らせする通知機能もあります。そのため、見込み顧客にもすぐ対応できるでしょう。

無料プランも用意されているので、初めて案件管理システムを利用する方にも向いています。

formrunの公式サイトを見る

Salesforce Sales Cloud

運営会社 株式会社セールスフォース・ジャパン
月額料金(税込) Essentialsプラン:1ユーザー3,300円
Professionalプラン:1ユーザー9,900円
Enterpriseプラン:1ユーザー19,800円
Unlimitedプラン:1ユーザー39,600円
機能 案件管理
顧客管理
レポート
売上予測など
マルチデバイス対応
外部ツール連携
無料トライアル 〇(30日間)

Salesforce Sales Cloudは、組み込みの自動化機能やAIにより生産性アップを図れる案件管理システムです。

メールツールと連携させれば、システムへの入力負担を削減できます。

また、通話記録による情報や訪問先までのルート情報の更新・管理もできるため、営業活動中は本業に集中しやすい環境をつくれます。

Salesforce Sales Cloudの公式サイトを見る

Sales Force Assistant

運営会社 株式会社NIコンサルティング
料金 クラウド
3,500円/月~オンプレミス
667円(5年利用月額換算、サーバー代などは別途発生)
機能 AI秘書によるアシスタント
マルチデバイス対応
外部ツール連携
無料トライアル 〇(30日間)

Sales Force Assistantは、AI秘書がさまざまな営業支援を提供する案件管理システムです。

画面上にキャラクター(AI秘書)が表示されるのが大きな特徴。AI秘書が、365日24時間体制で訪問準備や対応漏れ予防を手助けします。

営業担当者が営業の行動履歴を入力すれば顧客管理や商談管理、営業日報にも内容が自動で反映されるため、業務の負担を大幅に減らせます。

Sales Force Assistantの公式サイトを見る

ネクストSFA

運営会社 株式会社ジオコード
料金(税込) 初期費用:0円
基本費用:55,000円(10ユーザー分を含む)
ユーザー利用料:4,400円(11ユーザー以降の1ユーザーあたり)
MA機能利用料:33,000円
機能 案件管理
顧客管理
受注管理
行動管理
日報・週報・月報
データ分析など
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(チャットツール・会計システムなど)
無料トライアル 〇(1週間)

ネクストSFAは、UIデザインにこだわりがみられる案件管理システムです。

例えば、直観的に操作方法がわかる設計、ユーザーが迷わないためのボタン配置設計などの工夫が施されています。

また、無料でのサポートも充実している点も魅力。
初期のデータ移行やマニュアル作成・説明会など、手厚いサポートを提供しているので利用時も安心です。

ネクストSFAの公式サイトを見る

Zoho CRM

運営会社 ゾーホージャパン株式会社
月額料金 スタンダードプラン:1ユーザー1,680円
プロフェッショナルプラン:1ユーザー2,760円
エンタープライズプラン:1ユーザー4,800円
アルティメットプラン:1ユーザー6,240円
機能 案件管理
顧客管理
分析レポートなど
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(タスク管理ツール・オンライン会議システムなど)
無料トライアル 〇(15日間)

Zoho CRMは、25万社の利用実績がある案件管理システムです。

カスタマイズの自由度が高いことが特徴で、文字の色や大きさはもちろん、画面デザインや情報配置を変更できます。
ドラッグ&ドロップのみで入力項目もすぐにカスタマイズできるため、自社が利用しやすいシステムを構築可能。

なお、定着を目的としたサポートも充実しています。

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ホットプロファイル

運営会社 株式会社ハンモック
料金 要問い合わせ
機能 顧客データベース自動作成
行動管理
名刺オンライン交換
Webフォーム作成など
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(チャットツール・営業支援ツールなど)
無料トライアル 〇(30日間)

ホットプロファイルは、ワンストップでの営業を支援する案件管理システムです。
営業支援、見込み客発掘、名刺管理の機能が統合されているため、複数のシステムを利用する場合のようにコストがかさみません。

機能を追加する際も、簡単な操作感で実行できるのが特徴。

サポート体制も手厚く、企業に合わせたプランを提供しています。

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Knowledge Suite

運営会社 ナレッジスイート株式会社
月額料金(税込) グループウエアプラン:11,000円
SFAスタンダードプラン:55,000円
SFAプロフェッショナルプラン:88,000円
機能 営業支援
名刺デジタル化サービス
Web名刺交換サービス
スケジュール・文書管理など
マルチデバイス対応
外部ツール連携
無料トライアル 〇(期間は要問い合わせ)

Knowledge Suiteは、ビジネスに必要な機能を兼ね備えた案件管理システムです。

追加料金なしで利用機能を段階的に増やすことも可能なため、低コストでの利用が可能。

ユーザー数が無制限である点も特徴です。

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JUST.SFA

運営会社 株式会社ジャストシステム
料金 要問い合わせ
機能 案件管理
顧客管理
行動管理
予実管理
集計レポートなど
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(自社開発システム・チャットツールなど)
無料トライアル 〇(期間は要問い合わせ)

JUST.SFAは、ひとつの画面上で必要な情報を閲覧できる案件管理システムです。

マウス操作のみで入力項目の変更も可能なため、プログラミングの知識がなくても簡単にシステムをカスタマイズできるのが魅力。

また、システム導入後も社内に定着させるためのサポート体制も充実しています。

JUST.SFAの公式サイトを見る

eセールスマネージャー

運営会社 ソフトブレーン株式会社
月額料金 Remix MS(利用人数30名以下)
スタンダードプラン:3,500円
グループプラン:1,000円

Remix Cloud(利用人数31名以上)
スタンダードプラン:11,000円
ナレッジシェアプラン:6,000円
スケジュールプラン:3,000円

※1ユーザー

機能 案件管理
簡単商談報告
スケジュール管理
Web会議連携など
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(名刺管理ツール・福利厚生サービスなど)
無料トライアル 〇(30日間)

eセールスマネージャーは、導入実績5,500社超の案件管理システムです。

直感的な操作がしやすいダッシュボードを利用して、営業現場と円滑にコミュニケーションをとれます。

システム導入後は「サポートデスク」「集合型研修」「顧客アドバイザー」「活用支援サイト」の4つの体制により、手厚いサポートを受けられます。

eセールスマネージャーの公式サイトを見る

ジョブマネ

運営会社 ジョブマネ株式会社
月額料金(税込) グループウェアプラン(基本料金)
1~100人:1,100円
101~200人:2,200円
201~300人:3,300円
ビジネスプラン(オプション)
1人 3,300円
機能 案件管理
顧客管理
商談履歴
経費精算
TODO管理など
マルチデバイス対応
外部ツール連携
無料トライアル 〇(30日間)

ジョブマネは、中小企業向けの低価格な案件管理システムです。

高い操作性を備えているため、はじめてクラウドツールに触れる企業からも好評です。

スケジュール管理や経費精算、資料の共有など営業活動に必要最低限な機能が備わっています。

ジョブマネの公式サイトを見る

kintone

運営会社 サイボウズ株式会社
月額料金(税込) ライトコース:1ユーザー858円
スタンダードコース:1ユーザー1,650円
機能 案件管理
顧客管理
レポート機能
リマインド機能など
マルチデバイス対応
外部ツール連携 〇(ファイル管理サービス・電子契約サービスなど)
無料トライアル 〇(30日間)

kintoneは、さまざまな業務を効率化するためのビジネス向けシステムです。

営業支援の機能も充実しており、顧客や案件の情報はkintone上で一元管理できます。
案件の進捗状況もわかりやすく可視化でき、二重対応や対応漏れの予防も可能。

ライトプランなら、1ユーザー780円と比較的低価格で利用できるのも大きな魅力です。

kintoneの公式サイトを見る

案件管理システムを利用するメリット5つ

では最後に、案件管理システムを利用するメリットを5つ紹介します。

  1. 案件情報を漏れなく蓄積できる
  2. 案件情報を可視化できる
  3. 案件情報をリアルタイムで管理できる
  4. 案件情報をスムーズに共有できる
  5. 案件のデータ分析が手軽にできる

案件情報を漏れなく蓄積できる

まずは、案件情報を漏れなく蓄積できることで、具体的には「取引先とのメール内容の自動取り込み」「名刺情報をもとにした、顧客データ自動作成」などの機能も利用可能です。

このように、データを手入力する負担を軽減できるので、案件情報を蓄積しやすい環境がつくれます。

案件情報を可視化できる

次に、案件情報を可視化できることが挙げられます。

案件管理システムを利用すれば、案件情報や対応履歴をいつでもすぐに確認できます。

その結果、「いつ誰が対応したか」「対応に滞りが発生していないか」も見えやすくなり、常に営業活動全体を把握できます。

案件情報をリアルタイムで管理できる

続いて、案件情報をリアルタイムで管理できることです。

営業活動においては、素早い対応が大切です。
リアルタイムで案件情報を把握していれば、対応の優先順位も付けやすいでしょう。

アラート機能により対応の抜け漏れも防止可能。ミスも減らしながら円滑な営業活動が行えます。

案件情報をスムーズに共有できる

また、案件情報のスムーズな共有にもつながります。

従来は、口頭やメールで案件情報を共有することも多くみられました。しかし、毎回口頭やメール文による案件情報のやり取りは、効率的ではありません。

案件システムを利用すれば、各人が必要な時に各情報へアクセスでき、シームレスな情報共有を実現できます。

案件のデータ分析が手軽にできる

案件のデータ分析も、手軽に行えます。

案件管理システムを利用すれば、営業活動の行動パターンや売上実績などを分析して結果をレポート表示できます。

これにより営業活動の結果を客観的に確認できるため、改善点の洗い出しも難しくありません。また部下にフィードバックをする際も、根拠のあるアドバイスができます。

まとめ:案件管理システムを有効活用して業務を効率化しよう

営業管理システムの利用は、効率的な営業活動の実行に欠かせません。

営業活動における抜け漏れの防止や一体感ある組織作りには、仕組み化が重要です。現在では、そういった体制がシステムを用いて構築できます。

システムを導入する際は、予算と必要な機能を明確にし、可能なら無料トライアルを活用しながら操作感も確認しましょう。

案件管理システムを有効活用しながら、効率化と負担軽減を実現させてください。