「架電業務の自動化を図りたい」
「おすすめの自動架電システムを知りたい」
このように悩んでる方も多いのではないでしょうか。
テレアポやコールセンターにおいて、架電の業務には多くの時間と手間を要します。そうした架電業務の効率化を図るなら、システムの導入が欠かせません。
そこで本記事では、自動架電システム・サービスのおすすめ10選を紹介します。選び方や意味も紹介しますので、自動架電システムの導入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
自動架電システムとは?
自動架電システムとは、顧客への架電を自動で行うシステムです。
自動架電システムを導入することにより、架電業務の効率化が図れます。現代のビジネスシーンでのコミュニケーションにおいて重要な役割を担っています。
自動架電システムの機能は、主にCTIシステムやオートコールシステム、プレディクティブコール、IVRの4つです。具体的な機能については後述しますが、カスタマーサポートやマーケティング、調査、予約システムなど、様々なビジネス活動で活用され、業務の効率性と顧客満足度の向上を支援します。
また、自動架電システムの用途はさまざまです。
例えば、マーケティングキャンペーンにおいては、大規模なターゲットリストに対して企業や組織が効率的に大量の電話を処理し、顧客とのコミュニケーション強化に使用されます。
自動架電システム導入により架電業務が効率化され、顧客満足度の向上に期待できるため、導入を検討する価値は大いにあるでしょう。
自動架電における4つのシステム
では次に、自動架電におけるシステムを4つ紹介します。
- CTIシステム
- オートコールシステム
- プレディクティブコール
- IVR
CTIシステム
CTI(Computer Telephony Integration)システムは、コンピューターと電話を統合することで、顧客情報の通話表示や通話履歴の自動記録を実現するシステムです。
顧客の情報や履歴により、カスタマーエクスペリエンスが向上し、効率的なコミュニケーションが実現できます。また、CTI システムは通話の録音や分析、レポート生成なども支援し、適切な改善策の発見にも役立てられるでしょう。
企業はCTIシステムを活用することで、顧客満足度を高められ、効率的な顧客対応により、生産性を向上させられます。 CTIシステムは、現代のビジネスにおいて競争力を高めるうえで欠かせません。
オートコールシステム
オートコールシステムは、電話を自動的に発信する仕組みであり、音声ガイドによる案内やアンケートを実施するためのシステムです。
営業活動やマーケティングキャンペーン、リマインダー通知などで活用され、事前に録音されたメッセージを再生して、継続性のある情報提供ができます。
プレディクティブコール
プレディクティブ コールは、データ分析と予測アルゴリズムを組み合わせ、最適なタイミングで一斉架電できるシステムです。
最適なタイミングで電話をかけるため、顧客の行動や履歴傾向を分析し、コンタクトのタイミングを最適化できます。
顧客とのエンゲージメントを高め、コンバージョン率の向上も期待できるでしょう。
IVR
IVR (Interactive Voice Response)システムは、自動音声応答するシステムです。
顧客が電話をかける際にメニューを選択でき、音声コマンドやキーパッド入力を使用して、情報を取得したり特定の操作を実行したりできます。
IVRは、顧客のセルフサービスを向上させ、エージェントの負担を軽減するのに役立つでしょう。
これらの自動架電システムは、企業が顧客と効果的にコミュニケーションをとるために重要です。
4つのシステムはそれぞれ異なるニーズに対応しますので、マッチするシステムを導入してください。
自動架電システムを選ぶ5つの比較ポイント
では続いて、自動架電システムを選ぶ際の比較ポイントを5つ紹介します。
- 最大コール数で選ぶ
- 音声の品質やバリエーションで選ぶ
- 料金やコストパフォーマンスで選ぶ
- 機能性で選ぶ
- 設定が便利なサービスを選ぶ
最大コール数で選ぶ
自動架電システムを選ぶ際に、まず検討すべきポイントは最大コール数です。
スケールやキャンペーンの規模に合わせて、一度に処理できる通話数の確認が必要です。
システムが十分なコールキャパシティを提供できれば、効率的なコミュニケーションができるでしょう。
音声の品質やバリエーションで選ぶ
顧客とのコミュニケーションにおいて、音声の品質とバリエーションは重要な要素です。
クリアかつ適切な音声を提供できるかは、満足度に大きく関わるため事前に確認しなければいけません。
必要に応じて、多言語対応や元の声をカスタマイズできるかなど、バリエーションが豊富なシステムを選びましょう。
顧客にとって、快適さを提供できるかどうかも検討すべきです。
料金やコストパフォーマンスで選ぶ
料金とコストパフォーマンスも重要なポイントです。
システムの運用費用が予算内であるかどうかはもちろん、機能やサポートの品質も伴っていなければ費用対効果は低いでしょう。
単純な価格だけでなく、高パフォーマンスが出せそうなサービスかも確認してください。
機能性で選ぶ
自動架電システムの機能性は、ビジネスのニーズに合った選択をする上で重要です。
自動応答や通話録音、顧客データの統合など、どのような機能が提供されているかを確認しましょう。
設定が手軽なサービスを選ぶ
自動架電システムの導入と設定の手軽さも重要です。
使いやすいインターフェースやシンプルに設定できるシステムでなければ、車内で使いこなせません。使いやすければ、効率的な導入とスムーズな運用を実現できます。
社内で浸透しやすいシステムを導入し、最大限に活用しましょう。
自動架電システム・サービスおすすめ10選
それでは、自動架電システム・サービスのおすすめ10選を紹介します。
- ロボティックコール|株式会社アイティフォー
- オートコールIVR|株式会社電話放送局
- MEGA-CALL|株式会社アセンド
- BizBaseテレマーケティングオートコールBB|株式会社フレンディット
- ListNavigator|株式会社Scene Live
- InfiniTalk|ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社
- MediaVoice|メディアリンク株式会社
- Judge Navi|株式会社Scene Live
- オートコール EXLINK CALL|株式会社エクスリンク
- Ever Automation|EverBank Co. Ltd.
ロボティックコール|株式会社アイティフォー
主な機能 | 自動架電
自動応答 留守番電話への対応 オペレーターへの転送 交渉記録の結果入力 運用改善 |
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導入費用 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.itfor.co.jp/cti/robotic-call.html |
ロボティックコールは、株式会社アイティフォーが提供する自動架電システムです。
オンプレミス版・プライベートクラウド版とパブリッククラウド版をラインナップしています。クレジットカード会社や銀行などの金融系大規模コンタクトセンターや中小規模のコンタクトセンターなど、あらゆる規模や業種、業界のニーズに応えられます。
限られた人材とコストで高品質なサービスを提供できるでしょう。
オートコールIVR|株式会社電話放送局
主な機能 | Web管理画面提供
レポート提出 複数通信キャリア対応 |
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導入費用 | 初期費用:50,000円~
月額費用:50,000円~ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.dhk-net.co.jp/service/autocall-system/ |
オートコールIVRは、株式会社電話放送局が提供する自動架電システムです。
1時間で5,000件以上の自動架電ができ、かつ短時間での大量発信ができます。そのため、必要なときに必要な情報を顧客に伝えられます。
また、低コストであり導入実績が豊富であるため、企業にマッチした活用方法を提案できるでしょう。
MEGA-CALL|株式会社アセンド
主な機能 | 世論調査やアンケート調査 |
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導入費用 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://mega-call.net/ |
MEGA-CALLは、株式会社アセンドが提供する自動架電サービスです。
クラウド型のコールセンターシステムを最短3営業日で導入できます。コールセンター業務やアンケート調査、テレアポ業務などに対応しており、最大で1時間あたり30万コールの大量発信ができます。
国政選挙の世論調査やアンケートなどでも活用されているため、自動架電システムの導入実績がない企業でも安心して導入できるでしょう。
BizBaseテレマーケティングオートコールBB|株式会社フレンディット
主な機能 | テキスト音声化機能
スケジュール発信機能 オートコールBB集計レポート IVR機能 |
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導入費用 | ライトプラン 初期費用:40,000円~ 月額費用:40,000円~ミドルプラン 初期費用:60,000円~ 月額費用:60,000円~ハイプラン 初期費用:80,000円~ 月額費用:80,000円~ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.friendit.co.jp/product/bizbase/acbb/ |
https://www.friendit.co.jp/product/bizbase/acbb/
BizBaseテレマーケティングオートコールBBは、株式会社フレンディットが提供する自動架電システムです。
1席から導入可能であり、使い方に合ったプランでコストを削減できます。手間なく宛名ラベルシールを作成でき、帳票の出力も可能です。
BizBaseテレマーケティングと合わせて使用することで、より充実した顧客管理ができるでしょう。
主な機能 | 発信機能(プレディクティブ発信、オートコール、グループ発信など) 管理機能(複数プロジェクト管理、CRM連携、全通話録音など) オペレーター・発信リストの分析(音声解析、オペレーター分析、API連携など) |
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導入費用 | 初期費用:100,000円
月額費用:基本料金10,000円+月額料金5,000円 |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://scene-live.com/service/listnavigator/ |
ListNavigatorは、株式会社Scene Liveが提供するアウトバウンドコールシステムです。
他者からの乗り換えで89%が通話料金の削減に成功しました。また、発信効率の改善とデータ分析によりオペレーターの稼働率が4倍になった実績があります。
API/CRM連携でデータを一元化できるため、業務成績などを整理できます。あらゆる情報を管理できるため、営業チームの拡大に貢献できるでしょう。
InfiniTalk|ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社
主な機能 | ACD IVR 通話録音 レポート モニタリング |
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導入費用 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.jms-united.co.jp/infinitalk |
InfiniTalkは、ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供する自動架電システムです。
ACDやIVRなどコールセンターで必要な機能を搭載しています。顧客管理ツールやSNSサービスと連携できるため、業務の効率化を実現できます。
業務の規模拡縮に柔軟に対応できる拡張性を有しているため、座席数や期間、予算に合わせて利用できるでしょう。
MediaVoice|メディアリンク株式会社
主な機能 | あふれ呼IVR オートコール 自動受付IVR CSアンケートIVR |
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導入費用 | あふれ呼IVR 初期費用:50,000円~ 月額費用:30,000円~/1窓口オートコール 月額費用:50,000円~自動受付IVR 初期費用:100,000円~ 月額費用:50,000円~ CSアンケートIVR |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.medialink-ml.co.jp/products/mediavoice/ |
MediaVoiceは、メディアリンク株式会社が提供する自動架電システムです。
受注や解約などの各種業務や未入金の督促、アンケートなど大量発信を自動化したいとの要望に応えられる機能を有しています。あらゆる業種の課題をIVRで解決できるように、多彩なサービスをあらかじめメニュー化しています。
そのため、最小限のコストで業務の効率化を進められるでしょう。
主な機能 | シナリオ設定 架電結果リスト コール設定 |
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導入費用(税込) | 初期費用:55,000円(システム導入) 月額料金:33,000円(基本料金)+回線料金、通話料金 |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://scene-live.com/service/judgenavi/ |
Judge Naviは、株式会社Scene Liveが提供する自動架電システムです。
ジャッジナビは他回線同時配信ができるため、つながった顧客に自動音声を開始できます。そのため、自動で興味度に基づいたリストを作成できます。
また、不在リストに架電することがないため、生産性の高い稼働時間を実現できるでしょう。
オートコール EXLINK CALL|株式会社エクスリンク
主な機能 | 多回線自動発信 予約発信 音声登録 音声フロー LOG 留守電検知機能 |
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導入費用(税込) | 共有回線プラン 初期費用:66,000円~ 番号追加:3,300円/1番号 フリーダイヤル:3,300円/1番号 音声ガイダンス収録:44,000円~ 音声フロー設定:11,000円~ 月額費用:33,000円占有回線プラン 初期費用:66,000円~ 番号追加:3,300円/1番号 フリーダイヤル:3,300円/1番号 音声ガイダンス収録:44,000円~ 音声フロー設定:11,000円~ 月額費用:33,000円/ch(契約回線分必要) |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.ex-call.com/ |
オートコール EXLINK CALLは、株式会社エクスリンクが提供する自動架電システムです。
基本的な機能が充実しています。また、SNS連携機能や音声合成、音声認識などのオプション機能も付けられます。
アンケート調査や督促、見込み客の抽出など、さまざまなシーンで活用できるため、用途に合わせたプランを選択できるでしょう。
Ever Automation|EverBank Co. Ltd.
主な機能 | 音声再生 ボタン操作による設問回答 音声合成による個別変更 SMS送信 予約機能 |
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導入費用 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.ever-automation.com/ |
Ever Automationは、EverBank Co. Ltd.が提供する自動架電システムです。
現場の声から生まれたクラウド型のオンコールシステムであり、求められる多様な機能を搭載しています。
また、料金も安価であり、サポート体制も万全です。そのため、初めて導入する会社でも安心して導入できるでしょう。
自動架電システムを導入するメリット
では最後に、自動架電システムを導入する4つのメリットを紹介します。
- アウトバウンド業務を効率化できる
- オペレーターの負荷を軽減できる
- サービスの品質を確保できる
- 人件費やコスト削減ができる
アウトバウンド業務を効率化できる
自動架電システムの導入により、アウトバウンド業務の効率化ができます。
自動架電システムにより、自動的に電話をかけられるようになりました。そこで、従来の手動ダイヤルに比べると、オペレーターは効率良く顧客とのやり取りができます。
よってアポイントメントの設定や顧客へのリーチもスムーズになります。アウトバウンド業務の効率が向上し、営業活動の成果にも期待できるでしょう。
オペレーターの稼働負荷を軽減できる
自動架電システムによって、オペレーターの稼働負荷が軽減できるのもメリットの一つです。
繰り返し行う電話発信作業が自動化されるため、オペレーターはより戦略的なタスクに集中できます。
業務の効率性が向上するだけでなく、ストレスや疲労の軽減にもつながるでしょう。
サービスの品質を担保できる
自動架電システムの導入で、サービス品質の担保もできます。
オペレーターによるサービス品質は、スタッフの経験やスキルにより差が生じます。自動架電システムは、スクリプトや指示に基づくので変わりません。
自動架電システムが導入されれば、属人化を防いで顧客の質問にも正確に応えられるため、サービス品質の向上が期待できるでしょう。
人件費やコスト削減ができる
自動架電システムの導入により、人手による電話作業が削減されるため、人件費やコスト削減につながります。
長時間の作業や継続的な作業を行う必要がないため、人的リソースを有効に活用できます。
まとめ:自動架電を活用してセールス業務を効率化させよう
自動架電システムを導入することにより、スタッフの負担軽減につながります。サービスの品質を担保できるだけではなく、業務の効率化を図れます。
自動架電システムを導入するかしないかで、業務における満足度も大きく異なるでしょう。
5つの比較ポイントを参考に、自社の架電業務に適したシステムを導入して、セールス業務の効率化を図ってください。