Web会議システムおすすめ14選を徹底比較!無料で使えるサービスも紹介

Web会議システムは、遠方での打ち合わせや商談を可能にするオンラインでのコミュニケーションには欠かせないツールです。

Web会議システムを導入しようと検討するにあたって、種類が豊富なのでどのサービスにするか迷ってしまうでしょう。

そこで本記事では、Web会議システムの中からおすすめの14選を徹底比較してご紹介します。ツールの選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Web会議システムとは

Web会議システムとは、スクリーン越しにオンライン上で取引先や社員とコミュニケーションを可能にしたシステムのこと。まず、仕組みやテレビ会議システムとの違いについて紹介します。

Web会議システムの仕組み

Web会議は、インターネットを活用して、パソコンやスマートフォン端末に内蔵されたマイクやカメラを通じて相手に音声や映像を届ける仕組みで利用できます。

遅延が起こりにくく、遠方にいるにも関わらず、まるでその場にいるような臨場感を味わえます。

オンライン上でやり取りするものの、参加するには主催者が発行するURLがなければいけません。パスワードも設定できるので、安全性は担保されています。

Web会議システムとテレビ会議システムの違い

類似するシステムにテレビ会議システムがあります。しかし、両者には全く同じものではありません。

会議室に専用機材を設置し、部屋同士をつなぎ、映像や音声の送受信ができます。主に、社内におけるグループ同士の会議に最適でしょう。

一方、Web会議システムの場合、パソコンやスマートフォンで利用できるため、コストカットや高い利便性が期待できます

Web会議システムを選ぶ5つのポイント

次に、Web会議システムを選ぶ5つのポイントを紹介します。

  1. 同時接続可能なアカウント数はいくつか
  2. 映像や音声の品質・安定性に問題はないか
  3. ツールの操作性・ユーザビリティに優れているか
  4. 導入コストが予算内であるか
  5. クラウド型かオンプレミス型か

同時接続可能なアカウント数はいくつか

Web会議システムを選ぶ際には、同時接続可能なアカウント数の確認が重要です。

同時接続可能なアカウント数が少ないと、大事な会議に全員が参加できない事態も想定されるでしょう。

同時接続可能なアカウント数は、Web会議システムの利用目的や規模に合わせて選択しなければなりません。

実際の会議を想定した上で、余裕を持ったアカウント数で選びましょう。

映像や音声の品質・安定性に問題はないか

Web会議システムを利用する際には、映像や音声の品質・安定性に問題がないかを確認してください。

映像や音声の品質が低いと、伝えたい内容が正確に届けられません。会議や商談の進行に大きく影響するでしょう。

また、意思疎通が難しくなり、相手にストレスを与えかねません。大事な打ち合わせや商談を成功させるために、品質も確認しておきましょう。

ツールの操作性・ユーザビリティに優れているか

Web会議システムのツールの操作性・ユーザビリティが優れているかどうかもポイントの1つです。

ユーザビリティが低いと、参加者の操作に不慣れな人や初めての人は、使いこなせません。パニックに陥ることも想定されるでしょう。

直感的で操作で利用可能なWeb会議システムは、使い方に困らず、効率的な会議が実現できます。

導入コストが予算内であるか

Web会議システムを選ぶ際には、導入コストも重要なポイントです。

初期費用やランニングコストについても確認するほうが良いでしょう。

Web会議システムには、無料で利用できるサービスもありますが、有料プランを利用することで、より多くの機能を使えるようになります。

利用目的や規模に合わせて、適切なプランを選ぶことが大切です。

クラウド型かオンプレミス型か

Web会議システムを選ぶ際には、クラウド型かオンプレミス型か選択しなければなりません。

大きな違いについて、下記にまとめました。

クラウド型 オンプレミス型
アクセス方法 クラウド環境を利用 自社サーバーを使用
費用 初期費用が安価
月額料金は利用規模により変動
保守費用は不要
初期費用が高価
月額料金が固定
保守費用が発生
接続速度 インターネット環境により変動 高速

クラウド型とオンプレミス型それぞれに良い点はあるため、自社に合ったサービスを導入しましょう。

無料で使えるWeb会議システム4選

では、無料で利用できるWeb会議システムを4つご紹介します。

  1. Zoom
  2. Microsoft 365
  3. GoogleMeet
  4. Skype

Zoom

運営会社 ZVC JAPAN株式会社
機能 ・デスクトップやスマホの画面の共有
・動画や音声ファイルの共有
・ホワイトボードによる画面の共有など
最大接続数 300人

Zoomは、最大300人までの同時接続が可能なWeb会議システムです。

音声や映像、チャット機能などが搭載されており、スクリーンシェアも可能です。

また、バーチャル背景機能も充実しており、参加者の自宅やオフィスを出さずに背景を設定できます。

無料プランでは、40分までの会議が可能ですが、有料プランにアップグレードすることでより長い時間の会議が可能になります。

Microsoft 365

運営会社 日本マイクロソフト株式会社
機能 ・チャット
・オンラインビデオ通話
・ファイルの共有など
最大接続数 300人

Microsoft 365は、企業向けの総合的なクラウドサービスですビジネス用途に特化したWeb会議システムを提供しています。

Teamsと呼ばれるアプリケーションを使用して、音声や映像、チャット機能、ドキュメント共有などが可能。そのうえ、テレビ会議用の専用機器も提供されています。

最大300人までの参加者を招待でき、セキュリティ対策も万全であるため、企業向けの利用におすすめです。

GoogleMeet

運営会社 グーグル合同会社
機能 ・音声や映像の共有
・チャット機能
・ドキュメントの共有など
最大接続数 100人

GoogleMeetは、Googleが提供するWeb会議システムです。

音声や映像、チャット機能、ドキュメント共有などが可能で、最大100人までの参加者を招待できます。また、バーチャル背景機能やリアルタイム字幕機能も充実しており、利便性の高さが評価されています。

Googleアカウントがあれば誰でも利用でき、会議の録画も手軽に行えます。

Skype

運営会社 日本マイクロソフト株式会社
機能 ・音声や映像の共有
・チャット機能
・ファイルの共有など
最大接続数 50人(音声通話は最大100人)

Skypeは、リモートワークやビデオ会議に向いたWeb会議システムの1つです。

Skype最大の特徴は、ノイズキャンセリング技術が採用されたクリアな音声通話を提供していること。最大50人までの参加者を招待できるうえ、音声や映像、チャット機能、ファイル共有機能なども搭載されています。

無料での利用も可能ですが、一部の機能は有料プランにアップグレードすることで、より充実した活用ができるでしょう。

有料のWeb会議システムおすすめ10選

それでは、有料のWeb会議システムのおすすめ10選を紹介します。下記の比較表とあわせてご覧ください。

システム 料金 同時接続数 サポート体制
LoopGate 要問い合わせ 200拠点など可能 電話
Fresh Voice 月額3,300円~ 最大250拠点(ASP版) 電話やメール、リモート、出張
jinjerミーティング 月額1,500円~ 120名 5部門のプロフェッショナルによるサポート
LiveOn 月額3,000円~ 通常の会議は20拠点まで メール、電話
ISL Online 月額55,000円~ 1ライセンスでPC10台まで メール、電話
RICOH Unified Communication System 月額3,300円~ 無制限 メール、電話
GoToMeeting 月額約2,000円〜(14ドル〜) 150~250名 メール、チャット
V-CUBEミーティング 要問い合わせ 50名 FAQやチャットボット、電話、メール(24時間365日)
BlueJeans 要問い合わせ 最大200名 お問い合わせフォーム
ビデオトーク 要問い合わせ 3名 メール、電話

LoopGate

運営会社 ギンガシステム株式会社
機能 ・ワンタッチで接続
・画面分割レイアウト
・フルHD対応など
無料トライアル

LoopGateは、2,700社以上の企業や官公庁への導入実績があるWeb会議システムです。

据え置きタイプの専用機が利用できるため、映像や音声が安定しています。PCやタブレットと専用機をを組み合わせて接続できます。

安定したサービスを受けたい方におすすめのサービスでしょう。

LoopGateの公式サイトを見る

Fresh Voice

 

運営会社 エイネット株式会社
機能 ・電話帳機能
・Web共有
・ファイル転送など
無料トライアル

Fresh Voiceは、専用機に匹敵する高画質・高音質を実現するWeb会議システムです。

PCやスマートフォンから接続可能であり、同時接続は250拠点に対応しています。簡単な接続が特徴であり、電話帳から参加メンバーを選ぶだけです。

機器に不慣れな方や初めて使う方も安心して利用できるでしょう。

Fresh Voiceの公式サイトを見る

jinjerミーティング

運営会社 jinjer株式会社
機能 ・アプリ対応
・画面、資料の共有
・録音、録画の共有など
無料トライアル ○(14日間)

jinjerミーティングは、jinjer株式会社が提供するWeb会議システムです。

上記の表の機能以外にも社内に散らばっている人事情報を一つに集約することができ、各種書類のペーパーレス化も可能です。

業務の負担を軽減し効率化を図りたい方に適しているでしょう。

jinjerミーティングの公式サイトを見る

LiveOn

運営会社 ジャパンメディアシステム株式会社
機能 ・動画配信機能
・画面、資料の共有
・録音、録画の共有など
無料トライアル ○(14日間)

LiveOnは、簡単でお手軽に始められるWeb会議システムです。

システムのすべてを日本国内で開発しているものだけを使用し、独自の技術により安定した品質と安全性を提供しています。

セキュリティの強化も期待できるでしょう。

Liveonの公式サイトを見る

ISLOnline

運営会社 株式会社オーシャンブリッジ
機能 ・ワンタイム接続
・常駐接続
・デスクトップ画面共有
無料トライアル ○(15日間)

ISLOnlineは世界100か国300,000社以上、国内2,500社以上の導入実績があるWeb会議システムです。

1ライセンスでワンタイム接続や常駐接続、Web会議、チャットの4製品をすべて利用でき、セキュリティポリシーに応じて、3つのライセンスから選択できます。

幅広い業務への対応を希望する方におすすめです。

ISLOnlineの公式サイトを見る

RICOH Unified Communication System

運営会社 リコージャパン株式会社
機能 ・多拠点接続機能
・資料、画面共有
・アプリ対応
無料トライアル ○(30日間)

RICOH Unified Communication Systemは、同時接続数は無制限、多拠点接続機能を有するWeb会議システムです。

アドレス帳から接続する相手を選ぶことで簡単に接続でき、コンタクトIDが一つあればデバイス関係なく利用できます。

使用頻度の高い慣れたデバイスでWeb会議システムを利用したい方にとって、嬉しいポイントでしょう。

RICOH Unified Communication Systemの公式サイトを見る

GoTo Meeting

運営会社 日本ログミーイン株式会社
機能 ・リモートアクセス
・エンドポイント管理
・パッチ管理など
無料トライアル ○(14日間)

GoTo Meetingは、日本ログミーイン株式会社が提供しているWeb会議システムです。

会議前から終了後まで、スムーズに情報共有が図れます。会議前にはチャット機能を使ったり、会議後はレポート機能を使ったりできます。

Web会議のパフォーマンスを分析したいと考えている方におすすめのサービスです。

GoToMeetingの公式サイトを見る

V-CUBEミーティング

株式会社 株式会社ブイキューブ
機能 ・資料やPC画面を共有
・マルチデバイス対応
・ブラウザで利用など
無料トライアル

V-CUBEミーティングは、鮮明な映像と音声で高い通信品質を誇るWeb会議システムです。

IPアドレス制限などの機能もありセキュリティが強化されています。また、参加者にアンケートを取ったり、指さし機能があったりなど便利な機能も充実しているのが特徴です。

十分なセキュリティ対策があるサービスを利用したい方も、ストレスなく利用できるでしょう。

V-CUBEの公式サイトを見る

BlueJeans

運営会社 株式会社ブリンストン
機能 ・多様なデバイスやシステムと連携
・ノイズリダクション
・資料やドキュメントの共有など
無料トライアル

BlueJeansは、多様なデバイスやシステムと連携を可能にしたWeb会議システムです。

スマートフォンやPCのみならず、H.323/SIPに準拠した従来の会議システムにも接続可能です。

他のシステムと連携し、Web会議システムの効果を高めたい方におすすめのサービスです。

BlueJeansの公式サイトを見る

ビデオトーク

運営会社 NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
機能 ・録画機能
・カメラ撮影送信
・テキストチャットなど
無料トライアル ○(2週間)

ビデオトークは、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が提供するWeb会議システムです。

Webブラウザでの使用が可能であるため、アプリやアカウントの登録が必要ありません。

機器の操作に慣れていない方も操作しやすく、利用しやすいでしょう。

ビデオトークの公式サイトを見る

Web会議システムのメリット

では最後に、WEB会議システムの以下の4つのメリットを紹介します。

  1. インターネットさえあればどこでも会議に参加できる
  2. 意思決定のスピードを加速させられる
  3. 低コストで運用できる
  4. 本体は10年の耐用年数があり経費計上できる

インターネットさえあればどこでも会議に参加できる

Web会議システムを利用することで、物理的な距離を超えてリアルタイムで会議に参加できます

特に相手が遠方にいる場合、どちらかが移動する必要もありません。自宅やオフィスなど、インターネットがある環境なら場所を選ばず会議に参加できます。

よって、会議の時間もより柔軟に設定できるでしょう。

意思決定のスピードを加速させられる

遠方の方同士でコミュニケーションが取れるため、意思決定のスピードを加速させられます

取引先との商談や上司と部下とミーティングなど、意識決定の迅速化が実現でき、情報共有もスムーズに行えます。

会社全体で見た時に、事業の成長速度もより加速するでしょう。

低コストで運用できる

システムの導入により、会議室の予約や交通費、宿泊費などのコストを抑えられます。

一度システムを導入すれば、長期的な運用が可能になります。

システム自体の初期費用やランニングコストはかかるものの、中長期的に見るとコスト削減に繋がるでしょう。

本体は10年の耐用年数があり経費計上できる

Web会議システムは、投資性向の高い資産のひとつです。

Web会議システムの利用にかかる回線や加入料は、無形固定資産として計上できます。本体の耐用年数は10年程度であり、長期的な経費計上が可能です。

そのため、将来的な予算計画も見据えたうえで検討できるでしょう。

まとめ:Web会議システムで快適な会議を実現させよう

Web会議システムなら、ブラウザや専用のアプリケーションを使用して、ユーザーがオンライン上で会議を実施できます。場所を選ばずに会議に参加可能なうえ、意思決定のスピードを加速させられます

しかし、自社に合わないシステムであれば効果的な活用はできません。

本記事で紹介したWeb会議システムを導入を参考にしながら、自社や取引先と共に快適なWeb会議を実現させましょう。