コールセンター外注を利用することで、企業は顧客サービスを効率的かつスムーズに提供できます。
しかし、適切なコールセンターを選ぶことは重要です。
本記事では、おすすめのコールセンター外注サービスを10選紹介し、選び方や利用時の注意点についても詳しく解説します。
コストパフォーマンスやサポート体制、セキュリティ対策など多面的に比較し、顧客に最適なサービスを提供します。
是非、この記事を参考にして、より良い顧客サービスを実現してください。
この記事の内容
コールセンター外注とは
コールセンター外注とは、商品やサービスの問い合わせ、相談などの顧客サポートを外部の専門業者に委託することを指します。
外注することで、企業はサポート業務を効率的に行うことができ、同時にコスト削減にもつながります。
コールセンターの主な業務
コールセンターの主な業務は、インバウンド業務とアウトバウンド業務、フルフィルメント業務の3つあります。それぞれの業務内容は下記の表にまとめました。
業務 | 特徴 |
---|---|
インバウンド業務 | 電話応対やメール対応、チャット対応など、顧客からの問い合わせ対応を中心に行う業務。 主な目的は、顧客満足度の向上や販売促進。 |
アウトバウンド業務 | 電話営業やメール営業、アポイント設定などの顧客への営業活動を中心に行う業務。 主な目的は、商品やサービスの販売促進。 |
フルフィルメント業務 | 通販やECサイトの受注処理や商品の配送、返品対応などを行う業務。 主な目的は、スムーズな処理から顧客満足度やリピート率の向上。 |
これらの業務は、企業の目的や戦略に応じて外部委託が可能であり、効率的かつコスト削減につながる場合があります。
企業が外部委託を検討する際には、各業務の特徴や委託先のサービス内容を比較し、最適な選択をすることが大切です。
コールセンター外注にかかる料金形態
コールセンター外注にかかる料金形態には、固定料金制と変動料金制があります。
固定料金制は、月額固定の利用料金を支払うことで、一定量のサポート業務を利用することができます。
一方、変動料金制は、実際の利用分だけ料金が発生する方式です。
利用量に応じて支払い額が変動するため、コールセンター外注の利用量が多い場合は、変動料金制が良いでしょう。
どちらの方式を選ぶかは、利用状況によって決定してください。
コールセンター外注サービスの選び方
では、コールセンター外注サービスの選び方について、以下の4つのポイントを紹介します。
- 導入コストは予算内か
- 対応のクオリティが高いか
- サポート体制が充実しているか
- セキュリティ対策は十分か
導入コストは予算内か
コールセンター外注サービスの導入コストは予算内かを確認しましょう。
一般的に、高品質で幅広いサービスになるほどコストが高くなります。予算オーバーしてしまうと、中長期的な利用は困難でしょう。
サービス利用には初期費用の他に月額費用がかかる場合がありますので、料金形態も踏まえて吟味してください。
ただし、コストばかり気にしていると、求めている機能が非搭載のケースも考えられるため注意しましょう。
対応のクオリティが高いか
コールセンターの業務は、直接顧客とのやり取りを行うため、対応のクオリティは特に重要です。
具体的には正確な情報提供や、迅速な対応などが求められます。
クオリティが低ければ、クレーム発生につながる恐れがあります。
外注先の過去の実績や評判を確認することで、そのサービスのクオリティを判断できるため事前に確認しましょう。
サポート体制が充実しているか
外注先とのやりとりやトラブル対応など、業務上の問題が発生した場合には、適切なサポート体制が整っていることが大切です。
複雑な設定や管理ができる人材がいない場合は、特にサポート体制が重要です。
事前にサポート体制を確認することで、外注先とのスムーズな業務遂行が期待できるでしょう。
セキュリティ対策は十分か
企業間では、顧客情報や企業秘密など機密性の高い情報がやり取りされることもあります。
外注先がセキュリティ対策を十分に行っているかを確認することで、情報漏洩や不正アクセスなどのリスクを軽減することができます。
PマークやISMS認証バッジの取得も一つの指標となります。顧客の個人情報を取り扱うため、情報の漏洩には細心の注意を払いましょう。
コールセンター外注のおすすめ10選
それでは、コールセンター外注のおすすめ10選を紹介します。下記の表もあわせて、ぜひ参考にしてください。
<tr”>バディネット要問い合わせ・24時間365日対応・専任担当者が常駐しカスタマーサポートから技術サポートまでサポート
サービス | 料金 | サポート体制 |
---|---|---|
ベルシステム24 | 要問い合わせ | ・24時間365日対応 ・プロジェクトに専任担当者を配置し、カスタマーサポートから技術サポートまで支援 |
JBサービス | 要問い合わせ | ・24時間365日対応 ・専任担当者が常駐しカスタマーサポートから技術サポートまでサポート ・全国40か所以上のサービス拠点 |
ビーウィズ | 要問い合わせ | ・24時間365日対応 ・プロジェクトに専任担当者を配置しカスタマーサポートから技術サポートまでサポート |
MIKAWAYA-DESK | 月額9,800円~+従量料金 | ・24時間365日対応 ・専任担当者が常駐しカスタマーサポートから技術サポートまでサポート ・メールやLINEなどでのサポート |
ウィルオブ・ワーク | 要問い合わせ | ・24時間365日対応 ・プロジェクトに専任担当者を配置し、カスタマーサポートから技術サポートまでサポート |
NTTマーケティングアクトProCX | 要問い合わせ | ・9:30~18:30対応 ・全国200拠点以上のサービス拠点 ・専任担当者が常駐しカスタマーサポートから技術サポートまでサポート |
トランスコスモス | 要問い合わせ | ・24時間365日対応 ・プロジェクトに専任担当者を配置し、カスタマーサポートから技術サポートをサポート |
ネオキャリアshokkou | 要問い合わせ | ・24時間365日対応 ・電話やメール、チェットでのサポート |
りらいあコミュニケーションズ | 要問い合わせ | ・24時間365日対応 ・電話やメール、チェットでのサポート |
ベルシステム24
運営会社 | 株式会社ベルシステム24ホールディングス |
---|---|
特徴 | ・マルチチャンネル対応 ・24時間365日対応 ・AI、自動応答など |
公式サイト | https://www.bell24.co.jp/ja/ |
業界大手のベルシステム24は、24時間体制での対応や多言語サポートなど、高品質なコールセンター業務を提供しているコールセンター会社です。
独自のAI技術を活用したサービスも充実しており、最新のテクノロジーを導入している点が魅力です。
業種業態を問わない業務支援でも実績があるため、他のコールセンターでは対応が難しい企業でも最適なサービスを受けられるでしょう。
JBサービス
運営会社 | JBサービス株式会社 |
---|---|
特徴 | ・24時間365日対応可能 ・顧客情報管理システムの充実など |
公式サイト | https://www.jbsvc.co.jp/ |
JBサービスは、企業の情報セキュリティ対策や最適なIT運用のための支援を行う会社です。
50年以上にわたり培ってきた豊富な知識と経験があるため、さまざまな企業のサポートができます。
高品質な専用のコールセンターを開設できるだけではなく、休日や営業時間外の依頼が可能であるため、突然のトラブルにも安心できるでしょう。
ビーウィズ
運営会社 | ビーウィズ株式会社 |
---|---|
特徴 | ・セキュリティ対策が充実 ・AI技術を活用した会話内容の自動解析が可能 ・多様なコンタクトチャネルに対応可能など |
公式サイト | https://www.bewith.net/service/ |
ビーウィズは、高品質なコールセンター業務を中心に、独自のオペレーションツールやCRMシステムなど、幅広いサービスを提供している会社です。
また、多言語対応も充実しており、グローバルなビジネス展開にも対応しています。
「顧客の声を分析したい」「業務の効率化を図りたい」「コストを削減したい」など、ニーズに適したサービスを提供しており、企業の要望に合うサービスを受けられるでしょう。
MIKAWAYA−DESK
運営会社 | 株式会社ジャストファイン |
---|---|
特徴 | ・企業代表電話代行サービス ・オペレーターの研修が充実 ・SlackやLINEなど多様な連絡ツールに対応 |
公式サイト | https://mikawaya-desk.com/ |
MIKAWAYA-DESKは、最短で申込みの翌日から利用できる、固定電話の受電代行サービスを提供する会社です。
上場企業の受電も行っているオペレーターが、ハイレベルな電話応対を行ってくれるのが特徴です。
月額9800円から利用でき、さらに今ならキャンペーン期間中で契約初月は無料となっています。
また、MIKAWAYA-DESKを運営する株式会社ジャストファインでは、BPO事業部も用意されています。
BPO事業部の詳細について気になる方は、ぜひ下記のリンクからチェックしてください。
ウィルオブ・ワーク
運営会社 | 株式会社ウィルオブ・ワーク |
---|---|
特徴 | ・お問い合わせ対応のみならず、各種業務に対応可能 ・基本料金が低コスト ・シンプルで使いやすいシステムなど |
公式サイト | https://willof-work.co.jp/ |
ウィルオブ・ワークは、柔軟な料金プランや24時間対応、緊急時のアフターケアなど、高品質なサービスを提供する会社です。
また、コールセンター業務だけでなく、メール対応やチャットサポートなど、多様な対応も可能です。
高知や山形、郡山という立地を活かし、高品質なサービスをコストを抑えた上で提供できるため、コストを削減したい企業に適しているでしょう。
株式会社NTTマーケティングアクトProCX
運営会社 | 株式会社NTTマーケティングアクトProCX |
---|---|
特徴 | ・自然な音声合成技術を活用した音声応答 ・簡単な音声データの登録で音声応答をカスタマイズ可能 ・低コストでの導入など |
公式サイト | https://www.nttactprocx.com/solution/contact-center/ |
NTTマーケティングアクトProCXは、NTTグループが運営するコールセンターサービスを提供する会社です。
コンサルティングやDX支援などコールセンターを起点としたサービスを提供しています。
立ち上げ後も継続的な効率改善を繰り返し運営を最適化するサポートを行っているため、導入後も安心して利用できるでしょう。
バディネット
運営会社 | 株式会社バディネット |
---|---|
特徴 | ・オペレーション支援など多岐にわたる業務に対応 ・システムのカスタマイズが柔軟に可能 ・導入後も定期的なサポート体制が充実など |
公式サイト | https://www.buddynet.jp/ |
バディネットは、BtoB・BtoC、インバウンドコール・アウトバウンドコールなどの運営で培ったノウハウにより企業を支援するサービスを提供する会社です。
運用品質や接続品質、応対品質、処理品質などの4つの品質を軸に評価。いずれの項目でも高品質となるようにサービスを提供しています。
委託までスピーディーにで対応しているため、短期間での導入も実現できるでしょう。
トランスコスモス
運営会社 | トランスコスモス株式会社 |
---|---|
特徴 | ・約30カ国語に対応可能 ・多言語対応のコンタクトセンターシステムが充実 ・AI技術を活用した自動音声応答が可能など |
公式サイト | https://www.trans-cosmos.co.jp/callcenter/ |
トランスコスモスは、大手のアウトソーシング会社です。
業務の効率化や費用削減を目的としたBPOサービスを提供しており、コールセンターサービスも展開しています。
特に、海外に展開している独自のネットワークを活かして、多言語対応や24時間対応などが強味です。
グローバル対応を目的としている企業におすすめです。
ネオキャリアshokkou
運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
---|---|
特徴 | ・顧客データの分析・提供 ・クラウド型のシステムを利用 ・スマートフォンやPCからの監視など |
公式サイト | https://www.neo-career.co.jp/service/callcenter |
ネオキャリアshokkouは、3,000社以上の豊富な支援実績を誇る会社です。
特に、コンシェルジュサービスやバーチャルアシスタントなど、顧客対応において幅広いサポートを提供しています。また、導入前にヒアリングを行い、最適なプランを提案してくれる点も魅力的です。
無駄のないコールセンターでチームの構築により人件費を削減できているため、費用対効果も高いでしょう。
りらいあコミュニケーションズ
運営会社 | りらいあコミュニケーションズ株式会社 |
---|---|
特徴 | ・AI技術を活用した「りらいあAI」 ・チャネル間の連携を強化 ・グループ連携を活かしたサービスなど |
公式サイト | https://www.relia-group.com/ |
りらいあコミュニケーションズは、東証一部上場の大手コールセンターの会社です。
顧客満足度の向上や業務効率化を目的とした多様なサービスを提供しており、カスタマーサポートや受注・予約センター、WEB接客など、幅広いニーズに対応しています。
1987年の創業以来、長年の経験で培った確かな現場力でサポートできるため、高い確かな品質を維持できるでしょう。
コールセンター外注のメリット
ここでは、コールセンターを外注するメリットを3つ紹介します。
- 運営コストを削減できる
- コア業務に専念できる
- 顧客満足度の向上につながる
運営コストを削減できる
コールセンター外注を利用することで、企業はコールセンターの運営にかかるコストを削減できます。
自社内でコールセンターを運営する場合は、人件費や設備投資、システム開発など多くのコストが必要です。
また、人材育成も必要であり、人材を採用し一定期間教育しなければなりません。
外注すると、これらの費用を抑えることができます。また、外部の業者にアウトソーシングすることで、人員調整や技術の更新などの手間も省けるでしょう。
コア業務に専念できる
企業がコールセンター外注を利用することで、スタッフがコールセンター業務に追われることなく、本来のコア業務に専念できます。
外注先に業務を委託することで、企業内部の人員をコールセンター業務から解放でき、効率的な業務運営が可能です。
新規顧客へのアポイントや既存顧客への提案などに充てられるでしょう。
顧客満足度の向上につながる
企業は専門的な知識や技術を持ったプロフェッショナルなオペレーターを確保できます。
これにより、顧客の問い合わせに対して的確かつ迅速な対応が可能になり、顧客満足度の向上が期待できるでしょう。
コールセンターの請負サービスは、豊富な実績があるため、トラブル時もスムーズな解決が見込めます。その時々に応じた最適な対応をとってくれるため、安心してお任せできるでしょう。
コールセンター外注のデメリット・注意点
では最後に、コールセンターを外注するうえで、以下3つのデメリット・注意点を紹介します。
- 業務のノウハウが社内に蓄積しづらい
- コミュニケーションが取りにくい
- データの保護が難しい
業務のノウハウが社内に蓄積しづらい
コールセンター外注を利用することで、企業内部での業務のノウハウが蓄積しにくくなります。
安定した品質を担保できるものの、お任せし続けなければなりません。
将来的にコールセンター業務をインハウス化したいと思っても、ノウハウが蓄積されておらず、なかなか踏み切れないでしょう。
外注先に完全に任せるのではなく、企業側は業務マニュアルやトレーニングなどの教育プログラムを用意し、外注先との調整が大切です。
コミュニケーションが取りにくい
コールセンター外注を利用する場合、企業と外注先のコミュニケーションが取りにくくなることがあります。
オペレーターの技術や知識についての情報共有が十分にできていない場合もあります。トラブルが発生した場合にも介入しにくいでしょう。
そのため、外注先とのコミュニケーションやチームビルディングが大切です。
データの保護が難しい
コールセンター業務においては、個人情報などの重要なデータを扱う場合が多いです。
しかし、外注先との間でデータの取り扱いに関するルールが明確になっていない場合、情報漏えいのリスクが高まる恐れがあります。
外注先にデータを提供する前に、セキュリティの観点から契約内容や情報管理のプロセスを十分に検討し、セキュリティ強化に取り組みましょう。
まとめ:自社に合ったコールセンターに外注し顧客満足度の向上につなげよう
コールセンター外注の利用には、運営コスト削減やコア業務への専念、顧客満足度の向上などのメリットがあります。
しかし、業務のノウハウが社内に蓄積しづらく、データの保護が難しいというデメリットもあります。
そこで、コールセンター外注を利用する際には、利用目的や企業の状況に合わせた判断が欠かせません。自社に合ったコールセンターの外注サービスを活用し、顧客満足度の向上につなげましょう。