オートコールシステムのおすすめ10選を比較!営業効率を格段にアップ!

コールセンターにおけるアウトバウンド業務は、1日の電話件数も多く手間がかかります。オートコールシステムは、業務効率化を図れるため、導入を検討する担当者も多いのではないでしょうか。

しかし、運営会社によって提供するサービス内容が異なるため、選ぶ際は自社が求めるサービスを提供しているかが大切です。

そこで本記事では、オートコールシステムの選び方やおすすめ10選と、利用するうえでの注意点やメリットについて解説していきます。

オートコールシステムとは?

オートコールシステムとは、録音した音声を利用し、自動で一斉発信するシステムのこと。設定した電話番号へ一斉発信ができるので、業務効率化やオペレーターの心理的負担を軽減する役割があります。

本来アウトバウンド業務では、ユーザーの属性や悩みにかかわらず1件ずつ手動で電話をかけます。そこで膨大な時間と手間を要し、クレームが発生すれば対応しなければなりません。

営業の成果は、オペレーターの対応力に左右されるだけでなく、心理的負担も大きくなります。

オートコールシステムは人件費を削減しながら、そうした課題感の解決につながるシステムとして活用されています。

オートコールシステムを選ぶうえでのポイント

では、オートコールシステムを選ぶポイントを3つ紹介します。

  1. システムが業務形態に合っているか
  2. 自社で使用しているシステムとの連携が可能であるか
  3. 予算と導入費用が合っているか

システムが業務形態に合っているか

オートコールシステムを選ぶ際は、自社の業務形態に合っているかが重要です。

コールセンターにおける業務内容は、アウトバウンドとインバウンドの2種類あり、業務内容が異なるため改善すべき課題や必要な機能も変わってきます。

【アウトバウンド業務】

オートコール 指定リストに一斉自動発信→各オペレーターに接続
プレディクティブコール オートコールでつながった電話のみオペレーターに転送
プレビューコール 発信前に顧客情報を確認しクリックで発信

【インバウンド業務】

IVR 着信に自動音声で対応
ポップアップ 着信をポップアップでオペレーターのPC画面に知らせる
ACD 着信時オペレーターに自動配分する
PBX 外線・内線の発着信や転送・保留などの代理応答
管理機能 通話履歴をモニタリングする

このように、業務形態によってオートコールシステムに求められる機能が変わるので、自社の業務形態に合うものを選びましょう。

自社で使用しているシステムとの連携が可能であるか

自社で使用しているシステムがある場合は、連携が可能であるかを確認しましょう。

既にIVRやCTIなどを導入しているなら、オートコールシステムとの連携により業務効率化を図れます。

既存システムとのAPI連携非対応の場合は、CSV形式で取り込めるものを選ぶと利便性利便性の向上が図れるでしょう。

予算と導入費用が合っているか

また、予算と導入費用が合っているかを確認しましょう。

オートコールシステムの料金は、月額制や通話料金制、1コールごとの課金制をはじめ、初期費用やオプション料金が発生するケースもあります。

できるだけコストをおさえたいなら、予算と導入費用が自社に適しているかを確認してください。

オートコールシステムのおすすめ10選を比較

それでは、オートコールシステムのおすすめ10選を紹介していきます。

システム名 料金 業務形態 無料トライアル
オートコールIVR 50,000円~ アウトバウンド デモ版あり
MEGA-CALL 要問い合わせ アウトバウンド デモ版あり
オートコールBB 40,000円~ アウトバウンド
Judge Navi 3,300円~ アウトバウンド
InfiniTalk 42,350円~ アウトバウンド
オートコール EXLINK CALL 33,000円~ アウトバウンド
CALLTREE 要問い合わせ インバウンド/

アウトバウンド

Ever Automation 80,000円~ アウトバウンド
楽テル 70,000円~ アウトバウンド
AmeyoJ 74,000円~ インバウンド/

アウトバウンド

オートコールIVR

運営会社 株式会社電話放送局
料金形態 初期費用:50,000円~
月額費用:50,000円~
ツール形態 アウトバウンド
主な機能 Web管理画面提供
レポート提出
複数通信キャリア対応
スマホ対応

オートコールIVRは、アウトバウンド業務をIVRで自動化するオートコールシステムです。

大量回線を使用した一斉自動架電により、顧客の在宅率が高い時間に電話をかけられます。

APIとの連携が可能なので、既存システムに自動架電機能を追加できるのもポイント。充実したオプションを使い分ければ、業務効率化を図れるでしょう。

提供しているサービスの一部は、デモ視聴や体験でお試しできます。

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MEGA-CALL

運営会社 株式会社アセンド
料金形態 要問い合わせ
ツール形態 アウトバウンド
主な機能 1日最大30万コール
CSVでのレポート出力
予約発信
スマホ対応

MEGA-CALLは、最短3営業日で導入できるオートコールシステムです。

コールセンター業務だけでなく、テレアポ業務からアンケート調査まで、1時間で最大30万コールの大量架電に対応しています。

オートコールシステムにより、業務水準を平準化できれば、虚偽やクレームといった人的リスクを軽減できるだけでなく、オペレーターの精神的負担も軽減できるでしょう。

また、必要に応じてシステムの規模の増減が可能。これにより社員教育や非効率な採用リスクを回避できます。

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オートコールBB

運営会社 株式会社フレンディット
料金形態 ライトプラン
初期費用:40,000円
月額費用:40,000円ミドルプラン
初期費用:60,000円
月額費用:60,000円ハイプラン
初期費用:80,000円
月額費用:80,000円通話料:1分3.8円~
ツール形態 アウトバウンド
主な機能 オートコール
テキスト音声化
スケジュール発信
簡易レポート
CRM
※ライトプラン(機能はプランによって異なる)
スマホ対応

オートコールBBは、1席から導入できるオートコールシステムです。

IVRとSMS連携によりコストと時間を省き、業務負担を軽減します。

企業の用途に合わせて3つの料金プランを提供。1席から導入できるので、小規模企業や導入コストをおさえたい企業にも利用しやすいでしょう。

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Judge Navi

運営会社 株式会社Scene Live
料金形態(税込) 初期費用:55,000円/式
月額制:3,300円~
※別途初期導入費用がかかる
ツール形態 アウトバウンド
主な機能 リスト作成
IVR
アンケート調査
大量発信
世論調査 など
スマホ対応

Judge Naviは、音声フローを自由に構築できるオートコールシステムです。

予めシナリオ設定しておけば、目的に合った音声フローを構築し、効果的なテレマーケティングを実現できるでしょう。

架電結果はリスト化してCSVとしてエクスポートも可能。コール設定では、日付・時間・曜日などを細かく設定できます。

また、必要に応じてスレッド追加や、IVR追加シナリオなどのオプションの追加も可能です。

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 InfiniTalk

運営会社 ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社
料金形態 クラウド型(基本プラン)
月額費用:39,380円~オンプレミス型
InfiniTalk PBX Edition:327,800円
InfiniTalk CallCenter Edition:767,800円
ツール形態 アウトバウンド
主な機能 CRM
SMS
チャットアプリ
IVR
通話録音
テキスト分析など
スマホ対応

InfiniTalkは、低コストで導入できるクラウド型のオートコールシステムです。

低コストで導入できるクラウド版と、自社運用に適したオンプレミス版に対応。オンプレミス版はクラウド版との併用もできます。

InfiniTalkは48業種、400社以上、10,000席以上のコールセンターやオフィスで導入されているので、実績のあるシステムを選びたい企業に向いているといえるでしょう。

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オートコール EXLINK CALL

運営会社 株式会社エクスリンク
料金形態 初期費用:66,000円

月額基本料
共有回線プラン:33,000円
占有回線プラン:3,300(1chあたり)

オートコール/従量費用
固定電話:9円/1分
携帯電話:28円/ 分

ツール形態 アウトバウンド
主な機能 多回線
予約発信
音声登録
音声フロー
LOG
留守電検知
スマホ対応

オートコール EXLINK CALLは、多回線で自動発信できるオートコールシステムです。

1ヶ月以内であれば、日時を指定した予約発信が可能。着信してからの音声フローは、ブラウザの管理画面から簡単に設定できます。

さらに、SMSとの連携で本人認証ができ、アンケート調査や会員登録などを活用したい企業にも適しているでしょう。

さらに、SMSとの連携により、本人認証での活用もできるので、会員登録や口座開設などに活用した企業にも適していると言えるでしょう。

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CALLTREE

運営会社 株式会社ジーシー
料金形態 要問い合わせ
ツール形態 インバウンド/アウトバウンド
主な機能 プレブユーダイヤル
プログレッシブダイヤル
見込/再コール機能
手動発信 など
スマホ対応

CALLTREE(コールツリー)は、コールセンター専用回線を使用したオートコールシステムです。

通話料が発生するのは通話時間のみ。未通話分の料金は発生しません。

また、株式会社ジーシーは、2022年度のIT導入支援事業者に認定されているので、IT導入補助金として最大150万円を受け取れる可能性があります。

1席からの利用も可能ですし、無料でお試しできるのもポイントです。詳細は問い合わせてみてください。

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Ever Automation

運営会社 株式会社Eバーバンク
料金形態 初期費用:0円
月額:80,000円~(チャンネル数10の場合)通話料
固定電話:8.0円/3分・0.07円/秒
携帯電話:15円/3分・0.32円/秒
ツール形態 アウトバウンド
主な機能 音声の再生
転送
SMS送信オプション
携帯電話名義判定オプション
欠番判定
リスト提供API連携
スマホ対応

Ever Automationは、AIが対応するオートコールシステムです。

最短3営業日で導入できるうえ、初期費用も解約金もかかりません。

着信処理や音声ガイダンスなどのカスタマイズができ、直感的な操作で設定の変更も手軽です。

独自回線を使用するため、業界最安値での提供が可能。オートコールシステムの導入コストを押さえたい企業に向いているといえるでしょう。

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楽テル

運営会社 株式会社ラクス
料金形態 初期費用:150,000円~
月額費用:70,000円~
ツール形態 インバウンド/アウトバウンド
主な機能 過去の対応履歴
入力画面のカスタマイズ
クリックだけで集計
アウトバウンド
他拠点との情報共有
入力しながらFAQ検索 など
スマホ対応

楽テルは、クラウド型のオートコールシステムです。

過去の着信履歴をポップアップ表示や、検索機能で応答対応が向上すれば、顧客満足度の向上が期待できます。

CSVでのインポートとエクスポートの他、WEB-APIでのデータ連携にも対応。カスタマイズの自由度も高く、販売や受発注業まで機能内での管理も可能です。

自社の用途に合わせてカスタマイズすれば、業務効率向上にも役立つでしょう。

過去の着信履歴をポップアップ表示や、検索機能で応答対応が向上すれば、顧客満足度も高まるでしょう。

CSVでのインポートとエクスポートの他、WEB-APIでのデータ連携にも対応します。

カスタマイズの自由度も高く、販売や受発注業まで機能内での管理も可能。自社の用途に合わせてカスタマイズすれば、業務効率向上にも役立つでしょう。

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AmeyoJ

運営会社 株式会社アイ・ピー・エス・プロ
料金形態(税込) 初期費用:330,000円
CRM開発費用:110,000円
ソフトフォン Zoiper Biz Classic:5,500円
電話回線初期費用:23,320円
AmeyoJ月額費用:74,800円
電話回線月額費用:14,743円
※定価
ツール形態 インバウンド/アウトバウンド
主な機能 通話録音
リスト登録
オートコール など
スマホ対応

AmeyoJは、通信キャリアが運営するオートコールシステムです。

電話番号の発行やCRM・CTIの選択、セキュリティ対策など、業務の課題をワンストップで解決につなげられます。

インバウンドとアウトバウンドの両機能を備えているので、幅広いニーズに対応できるのも強みの一つ。クラウド型なら導入コストもおさえられます。

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オートコールシステムを利用するうえでの注意点

オートコールは自動音声のため、すぐに電話を切られる恐れがあります。そこで、オートコールシステムを利用する際の注意点を2つ紹介します。

  1. 情報をコンパクトで簡潔にまとめる
  2. 分かりやすい表現や言葉を選ぶ

情報をコンパクトで簡潔にまとめる

オートコールで発信する情報は、コンパクトで簡潔にまとめましょう。

オートコールシステムでは、事前に録音した音声を自動で一斉発信するため、顧客ごとに使い分けができません。

顧客が不要な情報と感じれば、途中で電話を切られる恐れがあります。情報が最後まで伝わらなければ成果にも結びつきません。

顧客に電話を切られないために、わかりやすく簡潔に伝えましょう。

分かりやすい表現や言葉を選ぶ

また、分かりやすい表現や言葉選びにも注意してください。

オートコールでは、社員の声もしくは合成音声を使用します。

一般的に録音音声を使用するため、顧客によっては言葉が聞き取れない、意味を理解できない可能性もあるでしょう。

オートコールでの自動音声は、誰が聞いても分かりやすい表現や言葉を意識して選ぶことが大切です。

オートコールシステムのメリット4つ

 

では最後に、オートコールシステムを利用するメリットを4つ紹介します。

  1. アプローチの効率を高められる
  2. 顧客のストレスを軽減できる
  3. 人件費を削減して低コストで運用できる
  4. 対応品質を一定レベルに担保できる

アプローチの効率を高められる

オートコールシステムの最大のメリットは、アプローチの効率を高められること。オペレーターによる架電では、1日あたり200人程度とされています。

そこで、オートコールシステムを利用すれば、1日に数万件と大幅に架電数を増やせるので、アプローチ効率が高まるでしょう。

また、メールやSMSはいつ既読が付くか分かりませんが、電話なら顧客に素早くアプローチできるのもメリットです。

顧客のストレスを軽減できる

オートコールは、顧客のストレスを軽減できるメリットがあります。

オペレーターからの電話を受けた場合、顧客によってはすぐに切りづらく嫌々話を聞く方もいるでしょう。

しかし、自動音声のオートコールは、興味がない場合すぐに電話を切れます。

オートコールが相手を引き止めることもなく、顧客とのトラブルに発展しにくいのもメリットです。

人件費を削減して低コストで運用できる

オートコールシステムは、人件費削減になるのもメリットです。

オペレーターが1日に何万件もの架電を実現させるためには、多くの人材が必要になり人件費がかかります。

しかし、オートコールシステムの使用には、人件費がほとんどかかりません。人件費を削減して低コストでの運用を実現できます。

対応品質を一定レベルに担保できる

オートコールシステムは、予め録音した音声を使用するので、対応品質を一定レベルに担保できます。

オペレーターの場合は、コミュニケーションスキルに個人差があり、対応品質に差が生まれることもあります。しかし、オートコールシステムは、オペレーターのコミュニケーションスキルに依存しません。

誰に対しても、安定したアウトバウンド業務の遂行を実現するでしょう。

まとめ:オートコールシステムを導入して業務効率化を図ろう

オートコールシステムの導入により、1日に架電できる件数が大幅にアップするので顧客へのアプローチ効率が高められます。

また、自動音声は顧客のストレスを軽減したり、クレームによるオペレーターの心理的負担を軽減したりする効果も期待できます。

しかし、業務効率化の実現には、自社に合ったサービスを選ばなければなりません。

本記事で紹介した内容を参考に、ぜひ自社に合う最適なオートコールシステムを選び、業務効率化を図ってください。